な~んにもない

もう、わけわからんわ。

終わらない風

2020-05-22 07:51:44 | 日記



夜風は冷たく、何かを静かに見つめ直すにはちょうどいい。

そして夜が明けて晴天の空を見上げると、日差しはもう夏の顔をしている。

この寒暖差に耐えて、人知れず背を伸ばす草木の色も濃くなり始めている。




夜風の仕業か、黒川検事長と新聞記者たちによる賭けマージャンに強く風が吹き出した。

マージャン経験者ならわかることだけれど、この遊びはパチンコの常習性とゴルフの社交性を兼ね備えたゲームだ。

どういった事情で、主人公の黒川さんを囲む面子という名のネットワークができたのか、そしてその範囲は触れてはならない騒動の外へ。




多くの情報が集まる人達の集まりは、きっといろんな人との接触も絶えない人たちの集まりだ、
というところに日が当たらない様に垣根は伸ばされる。

決して組織ぐるみではなく、スタンドプレーが起こした不祥事だという垣根が見える。

緊急事態宣言中の最中、彼らが集近閉を気にせずマージャンに興じる程度の事かと考えると、
コロナ騒動の自粛要請も、権力者たちへ責任が及ばない為の予防線演出の一つかと思えてくる。





「命の為」「科学的根拠」「周りの人たちの為」

そんな言葉が響くことなく、空しく遠くの空へと吸収されていく。

やがて強い日差しを受けて、ウィルス騒動もいったん棚上げとなるだろう。

次に雲一つない空を見つけた時、心に浮かぶものはなんだろうか。



コメント
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