天は二物を与えず、とは良く表現されています。誰が、いつ頃、言い出したのか私は知りませんが実に言い得て妙です。しかし世間では二物どころか、同時に3つも4つも求める強欲な人間が増えました。心は明るく自然にのびのびとしたい、この想いは良いのですが、親から褒められたい一念で勉強する子、上司から褒められたくて仕事をする人、この人情はわかりますが、この想いが在ると、将来、必ず心を病んでいきます。本音、五感と体感がだんだんと分からなくなる遠因が、この人から褒められたいという本能です。褒められたい、これは本能ですから、扱いが難しいのです。健全な褒められたい本能、病的な褒められたい本能の二つに注目しましょう。生涯、無心で事を行う、自己実現への道として、本気でやりたい道を歩むと心の自由が得られます。:<NPD5:礼譲論:42-4>:
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