生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

崇徳天皇の和歌

2012年06月30日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
感情が乱れた時、その沸き立つ激しい感情の取り扱いを過つと自分の人生がどんどん変な方向へ流れ出します。厳しい現実は歴史に翻弄されますので、せめて沸き立つ感情の処理、つまりセルフコントロールの訓練だけは平素から修行したいものです。讃岐で憤死したと言われる崇徳天皇はその後、中世紀の天変地異、戦乱の遠因として伝説化されていきますが、この歴史はとても哀しいけれども現代に生き抜く智恵に大きな示唆を与えてくれています。有名な一句「瀬をややみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思う」。:<心の世界を飛び回る:85>

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「思考の病理学」か見た源義朝

2012年06月29日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
清和源氏だと自慢する現代の誇り高き末裔の皆様、怒らないで下さいね。私が独断と偏見で楽しんでいる大河ドラマの話です。「思考の病理学」と言う視点で何となく気になるのが源頼朝のお父さん・義朝です。青年期の或時点では平清盛の上を行く思考がありましたが、沢山の試練を味わう内に、僻み、恨み、劣等感の上で、少々病的な思考(自己否定他者否定という破壊的な思考のこと)の陥り出します。現代でも困難を乗り越えて明るく逞しく生き抜く人は他者、社会のせいにしないで、自分の問題として正面から取り組み解決していきます。思考の病理学では、どんな思考をすると病理になり破滅していくかを勉強していきます。:<心の世界を飛び回る:84>

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プロセススケールで見る海賊の親分・兎丸

2012年06月28日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
プロセススケールといいますのは一人の人間が今、精神的に健康な方向へ向かっているのか、精神病的な心の世界にむかっているのかを識別する世界的に有名な考え方を表示した表です。大河ドラマでは架空の人物ですが、私の大好きな海賊の親分「兎丸」です。酷い生活ですが精神的には常にプロセススケールの高辺を生きています。このプロセススケールという表は正確には7段階に分類していますが、簡単に使用する為に、3段階、つまり、底辺、中辺、高辺に分けています。監督さんは意識していないでしょうがこの兎丸は海賊ですが、実に精神的には健康です。何が良くて何が悪いか、この平安時代末期に生き抜く人を現代の道徳で評価すると貴重な智恵を取り逃がすでしょう。:<心の世界を飛び回る:83>

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幸福曲線を選ぶ平安時代末期の人々とは誰?

2012年06月27日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
大河ドラマ「平清盛」の中で「幸福曲線:平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感の5つ」を大事にして生き抜いた人は誰でしょう?自分の心の中の世界を何よりも大事にする人々は見ていてこちらも幸福曲線を歩きだします。西行はその一人、もう一人檀れいさんが演じた待賢門院璋子、二人の男(白河法皇と鳥羽天皇)を同時に愛していく気の毒な?人生に見えますが、案外、心の平安に満たされて死んでいきますが、その平安な死に嫉妬する松雪泰子さんが演じる美福門院得子も中々の女だなあ、と思いました。美福門院は平治の乱でも逞しい。どの時代も幸福曲線を選ぶ人々が長生きしています。:<心の世界を飛び回る:82>

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滅びゆく人々の特長

2012年06月26日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
「生き甲斐の心理学」テキストを愛読している人々には直ぐ分かる原理原則ですが、大河ドラマの登場人物で滅びゆく人々の特長が教科書通りだ、と気づいていると思います。今回はストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、欝、錯乱の5つ)を処理する場合、つまりセルフコントロールの方法を的確にする場合、感情の抑圧、抑制、感情転移、合理化、逃避等14の防衛機制に著しい問題を抱えている事例の人物が該当します。感情の処理に失敗すると無意識の世界は相当、混乱してきます。そして自滅じていきます。さて誰が、この原理に該当するか、どうか再度、洞察し、事例研究の対象にしてみて下さい。ギリシャ神話、日本神話、その他の有名な神話を勉強すると、現代の学問上の言葉は当然、出てきませんが、まさに、ピッタリの防衛機制上の事例が山程、出てきます。古代の人々は何が人を狂わせるか、ちゃんと洞察しているのです。:<心の世界を飛び回る:81>

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松山の波に流れて浦舟のやがてむなしくなりにけるかな:西行さん

2012年06月25日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
大河ドラマでは崇徳天皇が流される場面とかで草葉の陰で読経する西行さんが登場し私を泣かせるのですが、憎たらしいくらい上手に演出されています。崇徳は籠の中で西行の声を聞きながら讃岐に行くわけですが実際に西行は流刑地にも訪問したようです。今、西行と清盛、という本を読んでいますが、この西行法師について調べれば調べるほど、なんとも魅力ある人物です。:<心の世界を飛び回る:80>

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池禅尼の人生は?

2012年06月24日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
飛鳥・奈良時代の話ですが、藤原家の祖・中臣鎌足の子・不比等の子供たちが藤原4家(北家、南家、式家、京家)を創り日本を牛耳っていくわけですが、この池禅尼はその北家の流れに生まれた娘なのです。藤原宗子という名前でした。色々と限られた時間と私の書斎の書物で調べたのですが、どんな最後を迎えて死んでいったか分からないのでご存知の方は教えて下さい。この池禅尼を描いた小説を読んでみたいものです。この池禅尼の息子・平頼盛は生き残り頼朝にも歓迎されますが1185年に出家していますが、その後の人生はどうなったのか、書物で調べても明確でないので、これまた物知りの皆様に教えていただきたいものです。<心の世界を飛び回る:79>

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池禅尼

2012年06月23日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
大河ドラマでも歴史でも、この池禅尼は何とも魅力のある女性です。演じる女優さんは「和久井映見」さんですが、この演技は非常に難しいと思います。しかしセリフが無い場面でも、実に見事に演技されていて女優さんの根性を見直しています。さてこの池禅尼は実子・家盛の面影を平治の乱でとらえられた頼朝に見出し清盛に助命嘆願、成功するのですが、この頼朝が平家を滅ぼすとは!当時は想像もつかなかったのでしょう。歴史は面白いなあ?何が自分を滅ぼし、何が自分を救うか、その現実吟味力はどうしたら磨く事が出来るのでしょうね?:<心の世界を飛び回る:78>

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萌え出づるも枯るるも同じ野辺の草いづれか秋にあはではつべき

2012年06月22日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
祇王の和歌と言われています。清盛が愛した祇王が、いよいよ何かを感じて、別れを哀しんで詠んだもの。その後、祇王寺で人生を送るわけですが、私たちは平家物語を既に知っているので、大河ドラマを楽しんでいても、何となくもののあわれを感じてしまいます。その平家物語原本?は、清盛と祇王の物語を美しく哀しく描いています。和歌がのこっているので祇王の気持ちが切なく迫ります。
:<心の世界を飛び回る:76>

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藤原信頼の没落をどう描くのか?

2012年06月21日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
いよいよ平治の乱で清盛が勝ちますが、その作戦はそろそろ青年期を乗り越えて老獪な香りがしだします。熊野詣は反信西派をあぶり出す演出でしたし、熊野から京へ戻った清盛は、あたかも反信西派の親分・信頼に臣下の礼をとったかのように振る舞いながら、策略を弄して、この信頼を打ち取るあたりは、段々と政治にたけてきた証かもしれません。青年らしい清盛の姿からこの平治の乱あたりから、すこしづつ変貌してくるようです。生き残る智恵を暫く現実吟味力という視点で楽しみます。
:<心の世界を飛び回る:75>

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二条天皇

2012年06月20日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
大河ドラマ「平清盛」の話が続きます。二条天皇は後白河天皇の第1皇子。16才で即位し23才で死亡。天皇即位の翌年に「平治の乱」が起きますが、この二条天皇即位後、内紛が表面化してきます。この流れの中で誰が生き残り、誰が滅びていくか「生き甲斐の心理学」の現実吟味力という視点でドラマを見ていくと良い悪いの視点以上に人生での何が大事で何が愚かがの視点が養成されてきます。俳優さんたちの苦労が偲ばれます。。:<心の世界を飛び回る:74>

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平治の乱にご注目を!

2012年06月19日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
大河ドラマはある程度、歴史を知らないと面白くありません。そんなに難しい歴史ではないので、とりあえず信西を注目していると楽しいと思います。保元の乱で清盛は少し地位を確保しますが、まだまだ武家政治は確立しません。次なる平治の乱を清盛が生き抜いて初めて地位を確保しだします。今、信西とそれを取ります藤原一族を注目していると、いかに生き抜いていく現実吟味力が大事か、が分かります。14の防衛機制を発揮出来ず抑圧気味の人々は案外、現実吟味力に欠落しているのが分かります。アイデンティティの統合の内容が身を滅ぼす事を知りつつ死にゆく人々は悔いがないでしょうが、滅びゆく事が嫌なのに統合度に気づかずに死なざるを得ない人々が怨霊となる場面も出てくるようです。平治の乱の人間関係図を片手に大河ドラマを楽しむと「生き甲斐の心理学」5頁の心理療法の系統図がいかに正確なものか、改めてフロイドやユングその他の天才に乾杯です。:<心の世界を飛び回る:73>

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「愛の無い世界は地獄」、さてさてどうしましょう?

2012年06月18日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
気障なようですが私は「愛の無い世界を地獄」と定義して仕事をしてきました。この定義ほど残酷なことはありません。何故かと言いますと、日常生活は、そんなに愛で溢れているわけでもなく、愛が欲しいと叫んでも、期待通りの愛を自分に注いてくれる人は、そう居ません。ここで愛を感じる内容が問題になってきます。愛がないと思って生きてきた人がふと愛だらけの周囲に気づいて幸福感を感じ出した事例も沢山あります。道端ですれ違う知らない子供と視線が合う、すると、その子供が何気なく微笑んでくれる、その笑顔に大きな愛を感じる人もいれば、どんなに愛されても愛を感じない人もいます。好むと好まざるとにかかわらず周囲には色々の宗教,信仰談義があり、それぞれがあの世の話を勝手にしています。特に奈良、京都の神社仏閣を訪ねると地獄絵が出てきます。考えたくなくても地獄という概念に触れていきます。この際、ちゃんとした定義を決めておきませんと死ぬまでいい加減な概念に振り回されます。ですから「地獄とは愛の無い世界」を言う、と定義しておくと不思議な精神現象が起きてきます。愛があるところが天国だ、と想うようになります。これが生き甲斐の心理学の楽しいところです。宇宙、大自然、知らない人々で込み合う電車の中、沢山の愛が見つかります。愛があるところ天国なのですが、そうこうする内に、この世は案外、愛に満ち溢れた天国でもあるのかなあ、と思い出します。:<心の世界を飛び回る:72>

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由良御前

2012年06月17日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
源頼朝の実母で尾張熱田大宮司・藤原季範の娘・演ずる女優さんは田中麗奈さんですが、少々きつい表情をしながら熱演されています。この女性の生き方は色々感じる所はありますが、実に当時としては正直に生き抜いているなあ、と思います。泣き寝入りもやむをえない当時の女性ですが、偽りの自分、本物の自分、を常に比較考察する「生き甲斐の心理学」では、とても参考になる女性の生き方です。悔いのない人生を送る為にも「偽りの自分、本物の自分」という視点から時々、今の生き方を立ち止まって思索すると、短い人生を悔いなく生きていけるような気がします。この由良御前はどんな人生を送ったのか調べたくなりました。:<心の世界を飛び回る:71>

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藤原忠通か、西行さんか!

2012年06月16日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
NHK大河ドラマの話ですが、保元の乱の一因を作った藤原忠通、この役者も中々面白い。女性のような?嫉妬心を上手に演じていて皆様本当にお上手です。弟の頼長は矢に首を射抜かれて遂に死んでしまいますが、この兄である忠通は案外逞しく生き抜きます。武力を持たない貴族が崩壊していく姿も哀れですが飛鳥、奈良時代に練り上げた智恵も武力政治の前にはかなく消えていきます。何が良くて悪いかの視点では体験の解釈は貧しくなりますが生き抜く智恵と努力という視点で歴史を見ると、案外、何が真理なのか見えてくるようです。西行さんは武道の巧みな人のようでしたが何故に出家したのでしょう?高野山を中心に生き抜いていたようですが魅力のある生き方でもあります。:<心の世界を飛び回る:70>

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