生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

暗い感情は人生の宝物

2008年10月09日 | 第5章:暗い感情の領域
人生から暗い感情を取りだし排除したら本物の生き甲斐には到達出来ません。暗い感情はその人の理想と現実のギャップを浮き彫りにさせ、生き抜きたい方向を明示し、現実の解釈に反省を与える貴重なシグナルです。明るく元気に爽やかに生き抜きたいと思う人、そう思わずに、ひたすら暗く生きている人々が、この原理に気づけば幸せになります。また神経症的に暗い感情を恐れる人がいますが、この暗い感情にこそ人生の宝物が山のように潜在しています。:<明暗の感情:200-5>:
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<暗い感情>を20個、書き出して下さいという試験問題!

2008年10月08日 | 第5章:暗い感情の領域
海外の某大学研究室での心理療法の試験問題です。真面目に書き出しておいて下さい。赤ちゃん時代から今日まで自分を苦しめた暗い感情の言葉、心理学用語ではなく、自分の日常生活で自問自答する時の感情の言葉、例えば、ああ嫌だ、死にたい、生きていてもしょうがない等を全部書き出す作業です。20個の言葉を書き出すのは楽なほうで、普通は50個を書き出すのが常識です。ノートに書いたあと、しみじみとその言葉を見るうちに、こんな言葉に支配されている自分がバカバカしくなり、明るい生活へと飛び出そうとするのが人間です。:<明暗の感情:200-4>:
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乱れ髪

2008年10月07日 | 第5章:暗い感情の領域
源氏物語の世界にも現代社会の男女の世界にも美しい愛の世界があります。結婚した男女が何故か性の世界を異常に排斥するケースが増えてきたのは何故でしよう?本来、性の世界は神の世界、生命を誕生させる神聖な世界です。成育史上での何かの体験が性を汚いものと思わせているのでしよう。性の世界は旧約聖書の〈雅歌〉が賛美しているように清潔で美しい愛の世界です。明るい世界であつて暗い世界ではありません。花嫁と花婿の世界はこの世で一番美しい世界です。:〈明暗の感情:200ー3〉:
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<明から暗へ、暗から明へ>の感情の変化

2008年10月06日 | 第5章:暗い感情の領域
いつ会っても暗い気分の人、どんな環境でも明るく元気な人、この違いの原因はどこから来るのでしょう?解釈のパターン、傾向もありますが、自分の感情の流れの傾向を考えた事のない人が大半です。健全な人ほど、一日の感情の流れが激流のように流れるものです。心の病気になると感情が固定化してしまいます。明るい気分、暗い気分、この変化があるのが、健全な人間の証である事を意識し始めると、自分にとって歓迎しない変な感情にも驚かなくなり、これが普通なんだと意識出来た事で、自分への不安感が半減します。:<明暗の感情:200-2>:
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感情を楽しむと、どうなる?

2008年10月05日 | 第5章:暗い感情の領域
晩年に心が動かなくなる病気は色々あります。目が虚ろになり感動もせず、反応もない、ご飯をいただいてもすぐ欲しがる、相手が誰か、理解出来ない。器質障害は医者の仕事ですが、心因性障害はセラピストの仕事です。若い頃から喜怒哀楽の意味を考えていないと、大変悲劇的な晩年を迎えます。喜怒哀楽を直接表現すると社会生活に支障が出ますので、それをジョークで発散しながら感情の変化を楽しみましょう。感情の抑圧は生命を短くします。:<明暗の感情:200-1>:
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自分の生育史は宝物

2008年10月04日 | 第5章:暗い感情の領域
サイコセラピストでも自分が嫌いな人がいますが、この場合は仕事が上手く流れないようです。人間大好きなセラピストに合うと患者さんも、段々と人間大好きになり人生に希望を感じだします。不幸な星のもとに生まれたと嘆く人々、その気持ちを大切にしたいとは思いますが、どんな生育史でも解釈を正しくすると、その生育史は世界に一つしかない宝物、財産になります。解釈は世界を明るくする唯一の手法です。自己否定から幸福は生まれません。自分の流れ、傾向を知らないと生き甲斐選択で大きな過ちを犯し折角の幸福への機会を掴めません。:<生き甲斐の選択基準:199-5>:
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生き甲斐を意識する上での重要な基準とは?

2008年10月03日 | 第5章:暗い感情の領域
悔いのない人生を送る為には日々の生き甲斐とは何だろうと言う自覚が必要ですが、日々の趣味、仕事、使命感だけでは無理があります。魂を満足させる領域は古今東西の先人の著作を読むと、やはり<メメントモリ:自分の死を意識すること>を意識する事が必要なようです。特に愛の領域(友情、人を大切にする、自分を大切にする、人々に役立ちたい意識)を中心にした人生を最優先する人は悔いのない人生を一直線に歩いているようです。自分の事だけを考えている人はいつも孤独で寂しい人生を送っています。:<生き甲斐の選択基準:199-4>:
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虚しい生き甲斐

2008年10月02日 | 第5章:暗い感情の領域
自分の生き甲斐を意識する重要性に気づいたAさんですが、数か月振りでお会いするたびに、その生き甲斐が替っています。これはこれで試行錯誤で挑戦し、悔いのない人生確立上、素晴らしいことです。人は魂、心、身体で成立しています。心と身体を満たすのも生き甲斐ですが、魂を満たす生き甲斐を最重要な生き甲斐として確保していないと、Aさんのようになります。魂を満たす生き甲斐とは何でしょう?これだけは人に言われてわかるものではなく、自分で探すべきものです。;<生き甲斐の選択基準:199-3>:
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<今日が勝負だ>と言う基準

2008年10月01日 | 第5章:暗い感情の領域
生き抜く姿勢は2種類のタイプに分類出来ます。今日が人生の勝負、と明るく爽やかに努力して生きているタイプと、ぶつぶつ言いながら悩んでばかりいるタイプ、その人生の結果は歴然としています。どんな環境、どの時代に生まれても、この二つのタイプは同じようです。昨日までの自分はもう過去の問題なので過去に固執しない人、明日はどうなるか分からない領域なので、余計な不安を排除するタイプ、そして<今>を大切にしつつ今日に勝負をかける、この生き方は結果がどうあれ悔いはありません。今日何をしたいかが明確でないと、この生き方は難しい。<生き甲斐の選択基準:199-2>:
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<生き甲斐>の選択基準

2008年09月30日 | 第5章:暗い感情の領域
恋人を選ぶ、結婚相手を選ぶ、いずれも人生の大切な場面です。口の悪いフランスの某作家は<悪女と住むよりはマムシと住む方がいい>とは有名ですが、女性の立場からも同じことが言えるでしょう。日々、いろいろの種類の選択肢に直面し、その選択で晩年の幸不幸が決まります。人が日々生き甲斐を感じて充実して生きていくには<これが我が生き甲斐>と、5つくらい意識し、言葉にすらすら言う必要があります。どんな基準で生き甲斐を選んでいるのかを思索してみましょう。:<生き甲斐の選択基準:199-1>:
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66億種類の愛の原型

2008年09月29日 | 第5章:暗い感情の領域
愛を感じるパターンは人により相当違います。その遠因は生育史が違い、かつ愛の原型(幼い頃の愛され方の違い)が違うからです。どんなに誠実に愛しても、相手の愛の原型に触れない限り、相手は愛を感じません。相手がどんな時に、愛を感じるかを話し合い、確認しあわないと、愛は伝達できません。ウマが合う、気持ちがぴたりと合う相手と愛し合えば幸せな人生を送れるでしょう。愛の原型は全人類の数だけ存在していますので、大切な人と時々、どんな時に愛を感じるか確認しあいながら生きていく必要があります。しかし不思議な現象ですが、類似した愛の原型の男女の結婚よりも微妙に違う愛の原型を持つ者の結婚の方が変化があり、新鮮な生活が永続するようでもあります。:<絶妙な自然のバランス:198-5>:
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愛のない世界

2008年09月28日 | 第5章:暗い感情の領域
大自然の前に、神仏の前に、頭を垂れていても、何故か傲慢で謙遜を感じさせない人がいます。傲慢になるように訓練して退院していく人、謙遜を気にして入院してくる人、不思議な現象です。謙遜という解釈の相違で何故人はこうまで人生模様が影響されるのでしょうか?それは人生で一番重要なものが愛の世界だからでしょう。本当の愛の世界には傲慢も謙遜もありません。ストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱)も無くなります。愛とは何かを思索すると、とても人生が楽しくなります。その思索から平和、自然環境問題、政治問題、倫理問題が解決していきます。愛とは何かを結論する必要はありません。自分の愛の世界、愛の原型を思索していくと面白い生き甲斐現象が生まれてきます。:<絶妙な自然のバランス:198-4>:
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魂と心と身体のバランス

2008年09月27日 | 第5章:暗い感情の領域
宇宙での引力のバランス、空気での酸素、窒素等の含有率のバランス、血液分析での健常者バランスがあるように、魂と心と身体のバランス哲学も存在していて、それを意識出来る人は、健全な人生を歩みます。魂と心と身体のバランスが健全ですと自己肯定、他者肯定のバランス度が健全なので、人々を愛し、人々から愛される人生を歩んでいます。魂とはもともと愛そのもの、永遠不変なもの、病むこともなく、老いることもないもの、臨終とともに身体から離脱する知的生命体のことです。この哲学はカトリツク神学として有名なものですので一度、勉強してみてください。厳しい人生に大きな希望を与えてくれます。宗教の押し売りではありません、世界の哲学学会の重要な課題です。:<絶妙な自然のバランス:198-3>:
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美人から癒される人、狂わせられる人

2008年09月26日 | 第5章:暗い感情の領域
自然治癒力とかホメオスターシスと言われる回復力を人は自然に与えられています。その自然治癒力を利用するのは簡単なようで難しい。自分のあるがままの感情や冷酷な社会の現実を一旦受け入れる哲学を持っている人は簡単ですが、現実が自分の理想とおり、願った通りでないという理由だけで受容できない人には無理です。受け入れるという意味は賛成する、ということではありません。現実を認める、だけの話。あるがままを一旦、受け入れる習慣をつけ、自分の感情を素直に受け入れる習慣ができてくると、知らない美人を見ただけで癒されますが、あの子を何しようと不埒なことを考える人は癒されません。自然治癒力は物凄い力を持っています。:<絶妙な自然のバランス:198-2>:
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大自然の前にこうべを垂れる人、垂れない人

2008年09月25日 | 第5章:暗い感情の領域
殆どの人は自分の至らなさに気づき、謙遜に生きていますが、某政治家のようにマスコミの前で<私はあなたとは違い、分かっている>と暴言を吐いて消えていった人もいます。暴風、地震、雷、自然災害の前に人はおろおろするばかりです。絶妙なバランスを持つ大自然の原理を学びながら哲学も科学も発展してきました。傲慢と謙遜は難しい領域ですが、心の病に深く関係しているので、謙遜とは何か、考えていきます。<謙遜>は恐ろしい領域です。謙遜で病気になる人、謙遜で健康になる人、同じ謙遜なのに、どこが違うのでしょうか?:<絶妙な自然のバランス:198-1>:
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