生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

あることを言うと、何故、私は侮蔑されるのだろう?

2011年01月31日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
時々、友人から<何の為に生きているのだろう?>と相談され、その真剣な会話の中で、或、話題になると急に白けてしまい、逆に馬鹿にされたり侮蔑的な視線に遭遇する場面があります。それは死んだ後の世界の話題の時、死後の世界までは侮蔑されませんが、生きている間の厳しい人生談義の折などに、神様の愛の話題が出る時、この何とも言えない侮蔑の視線に遭遇するのです。ギリシャ時代からこの神の摂理という話題はあらゆる時代、民族の間でも、いつも議論の集まる議題でした。カトリツク神学は<神の愛>が柱になっていて、この宇宙、人間の世界への神様の愛の働きかけが哲学の根幹をなしています。その愛について語りだすと、何故、人々は白けるのでしょう?神の愛を信じない理由はとても重要で、(1)現代の宗教戦争、(2)テロの背景にある宗教、(3)神様が目に見えないこと、(4)自殺、悲劇、戦争、歴史に見られる宗教界の呆れる姿、(5)信徒の姿から異常を感じること、(6)勉強不足による偏見と思いこみと知識不足、(7)自分の成育史の解釈を信仰から解釈出来ないこと、(8)倫理道徳に縛られるのではないか、という不安、(9)宗教がなくても生きていける、という思い込み、(10)<信じて見えてくるもの>という学問の話に触れた経験が無い事からくる感情、想い、経験不足が侮蔑へと押しやる、その他、沢山あります。この侮蔑の想いは悪い事ではなく当たり前の現象ですが、現代に生きる宗教界の大きな課題でしょう。人々の疑問を大事にしつつ信仰問題と取り組みたいものです。ここで明確に断言出来る事は健全な信仰生活は人を幸福感に導き厳しい現実を堂々と生き抜けさせる事実です。<生きる楽しみ:369-4>:

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<楽しいなあ>と感じる為の条件について

2011年01月30日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
生身の人間が五感と体感で<楽しい>と感じ取るためには条件が必要です。五感を意識する事、この五感を意識しないかぎり楽しみは永遠にありません。例えば味覚ですが、以前、<バベットの晩餐会>という映画がありました。フランス革命の頃のお話です。パリで一流のレストランを経営していた腕の良いシェフが北欧の貧しい漁村に亡命します。漁村の人々の不幸で冷たい感情や、とげとげしい感情や争いが、美味しい料理の体験がないからだ、とそのシェフが気付きます。そこで、そのシェフは漁村の人が今まで食べた事もない美味な料理を作り、ふるまいます。美味しい料理を頂く事で、人々が段々と幸せ感を感じだす、という映画です。味覚上、美味しいものをいただき、耳には心地よい音楽を聴き、薔薇の香りを味わい、優しい恋人の愛撫を受ける、そんな五感と体感を意識して生活すると、人は自然に気持ち良くなります。この五感と体感の気持ちよさを神様と人々に心から有難うございます、と言わない限り人は楽しいなあ、と感じません。<生きる楽しみ:369-3>:

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この世は地獄か天国か?

2011年01月29日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
肉弾戦という戦場や殺人現場は地獄だと思います。人により終末治療の現場も地獄だ、と解釈している人もいます。天国か地獄か、という解釈は難しいのですが、結論を出さないで、しばらく思索してみましょう。愛の無い世界を地獄と定義する人もいれば、死んでしまえば、それっきりだから、生きている内が華だ、と言う人もいます。幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)は幸福感の世界ですし、この代表的な5の感情があれば、その人は幸福な領域で生きている人と言えるかもしれません。<幸福の条件>と<幸福感>は似ているようですが、まったく違う世界の話です。幸福の条件は金持ちの奥さんが欲しい、外交官の女房になりたい、豪邸に住みたい、億万長者と結婚したい、などの条件を言いますが、幸福感は病気であろうが、貧乏であろうが、感情的に幸福である事を意味しています。日本の26聖人という歴史があり、そのキリシタンの中に少年が居ました。長崎の刑場まで裸足で歩いていてもその内に天国(パライソ)に行けると信じていたので、いつも幸福感に満たされていた役人の記録があります。他人には理解できませんが厳しい現実を地獄と解釈するか、天国と解釈するかは深層心理学の世界では両方とも成立する理論ですので詳細を考えてみます。<生きる楽しみ:369-2>:

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生き抜く楽しみ

2011年01月28日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
心理療法とう勉強で一番考えさせられるのが<生き抜いていく楽しみ>という考え方が案外、人々には無い、という現実です。元気で明るい人々は<生き抜く>という概念を必要としていません。日々色々あっても人生に大きな価値と喜びを見出しているからです。しかし毎日鉄道の人身事故のニュースに触れていくと、とても考えさせられます。この楽しい人生に何故、或人は気付き、或人は気付かないのだろうか、と。暫く<生きる楽しみ><生き抜いていく醍醐味><日々の喜び>について思索していきます。この問題は全て<病的な理想像>と<病的な現実の解釈>の関わってきていますので、案外難しい領域です。:<生きる楽しみ:369-1>:

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毎日が天国

2011年01月27日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
今回のパリへの旅は毎日が天国でした。若いころから海外に住み、公務でもロシア、南米、欧米、東南アジアなど出かけましたが、楽しいこともありましたが、暴動、革命、飛行機事故に遭遇し、思い出としては余り良くありません。今回の海外旅行は人生でも最高に楽しい旅でした。このような人生もあるんだなあ、と四人の旅仲間と神様に感謝しています。この毎日が天国だ、というイメージを人生の宝物として生涯大事にしたいと思いました。この幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)があればこれからの人生での大きな希望に繋がると思いました。この明るい思い出はこれからの私の生き抜く勇気ともなっています。<免疫力:368-5>:

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パリへのフライトの中での太極拳

2011年01月26日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
エコノミー症候群、という事故が一時、報道されていましたので久しぶりのフライトでは飛行機の後部で太極拳を演舞していました。八段錦、という短い演舞ですが、それでも気分爽快でした。パリのシテ島という古い公園でも早朝誰も居ないので知人と24式を演舞しました。不思議な現象なのですが上流に向かって演舞すると何となく圧迫感を感じるのですが、下流に向かって演舞すると、旅の疲れ、ストレスの蓄積が見事に流出し身体と心が軽くなりました。このセーヌ河の気は何だったのだろう?川で演舞する時は、どうも下流に向かった演舞のほうがストレス曲線の放逐にはいいようです。海で演舞する時も砂浜で海に向かうよりも岩の上で海を背中にして、岩にぶつかり、その砕かれた波が背中から自分を通り過ぎていく流れを見たほうが気分が良いのと同じかもしれません。流れに抵抗するよりも流れに乗る自然原理が働くようです。<免疫力:368-4>:

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太極拳と免疫力

2011年01月25日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
親しい医者が時々変な事を言います。もしあなたが太極拳をしていなければ今の健康は維持出来ないと思いますよ、ですって。嫌味だなあ、と思いつつまんざらでない自分も居ます。例えば書斎で一日勉強をしたりラジオの原稿を書いていると身体も心も何となくだらーっとした気分になりますが、そんな時、大好きな太極拳を20分ほど、演舞すると、気分爽快となり、意欲が湧いてくる体験が毎回なので、その効果を熟知しているだけに、医者の嫌味も却って幸福感に連動してしまいます。太極拳は神仙思想ともつながっていて何とか長生きしたい仙人が編み出した術とも言われているだけに、その身体と心に与える健康感は確実です。と言う事は免疫力が自然に備わり、分泌も順調で自律神経も爽やかになるのが当然だ、と思います。<免疫力:368-3>:

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自律神経と平素の考え方

2011年01月24日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
人は6つの要素で発病していきます。身体と心の病気でも、この6つの組み合わせを平素、考えていると、とても発病率が低下すると言われています。その6つとは、遺伝、環境、老化、自律神経、分泌、免疫です。環境には家の建物、周囲を含めますが、主に、その環境の中での<心の環境>を意味します。さて自律神経はその人の遺伝に影響を受けていて神経質のタイプもいれば、鈍感でおおらかな人もいますが、遺伝を考えても自分ではどうにもなりませんので、心構えで勝負します。この自律神経は、不思議な生き物で、意識して心をおおらかに保持すべく努力すると、案外、その通りになるのが特徴です。くよくよしたり、暗い解釈をしたり、挫折感や劣等感をいつまでも保持していると確実に自律神経は弱まり免疫力が低下、激減していきます。心を明るくのんびりと保持し明るい解釈を努力して保持すると、自律神経は強化されます。<免疫力:368-2>:

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免疫力

2011年01月23日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
赤ちゃんから老人まで免疫力いかんで発病の契機が違ってきます。臨床心理学系の人々は人生の最後まで臨床に徹したほうが成功するのに、なぜか、医者気取りのカウンセラーに出会います。お医者さんは医学の専門家、臨床心理学の人は臨床心理の専門家なので、もっとプライドを持って欲しいのです。日本には心理療法の国家試験制度が無い為に、何故か医師法が優先されるせいか、カウンセラーは肩身が狭いようです。精神科医の治療をそばで拝見すると随分と無謀な会話をしています。精神科医が臨床心理学の知識を多少は知る必要があるように、臨床心理学系の人も程々の医学知識は必要ですが医師がつける病名に振り回されてはいけません。このあたりの微妙な領域について暫く思索します。その領域の代表が免疫力です。この免疫力について思索します。:<免疫力:368-1>:

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独立自尊と傲慢の違い

2011年01月22日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
時々、自分一人で生きているような人に出会いますが、とんでもない勘違いをしています。赤ちゃんを観察していると、とても一人では生きていけません。幼児虐待と言われるような両親のもとで育ったとしても、この親のお陰で生き抜けたわけで、決して一人で生きてこれたわけではありません。独立自尊の思想は重要ですが、周囲の人々のお陰で今日に至った事だけは確かです。人間の身体の仕組み、心の仕組みを勉強していくと、いかに人間の本質そのものが<不安感>を中心としていて、<平安感>を獲得する為には、相当、心の仕組みを勉強していかないと<平安感>を得る事が出来ないかが分かります。不安が本来の人間の姿であって平安は恩寵に近いものだ、と、段々と理解してくるようになります。どんなに強い人間でも一人では生きていけません。直接、間接に人々のお陰で生きている現実を知らないで、あたかも自分一人で生きているような人間にだけはなりたくありません。愛と感謝と祈りの生活が人類の理想的生き方と言われていますが、時々立ち止まり、独立自尊と傲慢の関係を思索してみましょう。<依存:367-5>:

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神仏に依存する健康度とは?

2011年01月21日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
神仏に依存する、とはどういう事なのだろうか?マザーテレサは健全な信仰の指針のような気がします。日々、あらゆる面で全力を尽くしてはいるものの、時々は神様に文句や苦情をぶつぶつ言いながら明るく元気に路上の行き倒れの人々を勇気づけながら臨終を見守る姿に涙しない人はいないでしょう。中々このような境地には普通の人々は達せられませんが、それでも生きる希望をマザーテレサは私たちに与えてくれます。神仏に依存する、祈る、求める、希望を託する、このような健全な依存は生身の人間をとても勇気づけてくれるものです。健全な信仰生活を求めて生き抜きたいものです。
<依存:367-4>:

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<有難う>と感謝しない人に依存すると?

2011年01月20日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
愛の関係は平等な依存関係が原則です。愛は案外厳しい世界で愛は訓練だ、と心理療法の学問は教えてくれています。だらだらと、だらしない二人は永遠に幸福にはなれないでしょう。愛する人に益々愛されるように学問に励んだり人格修行に励むものです。経済力にも励み人情を深める人生修行にも励みます。この励みが楽しければ本物の愛でしょうし励みが苦痛なら案外愛していないのかもしれません。相手の思いやりや励みを心から有難う、と言わない人、感じない人を愛さぬようにしないと弱い人間は案外、短期間のうちに愛の世界から離脱していくようです。無償の愛、という言葉は人生修行の目標ではありますが、日常の生身の人間の世界では通用しません。あからさまの感謝の要求は厭らしものですが、不満を感じている場合は、さりげなくその不満を相手にぶつけるのが案外必要なようです。<依存:367-3>:

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大いに依存して生きていこう!

2011年01月19日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
愛している人から適度に甘えられるのは幸せです。どの程度、甘えると相手が幸せを感じるかは、その都度、状況により違いますので、愛の訓練の中で悟る以外、方法はありません。馬鹿みたいに、年がら年中、甘えっぱなしでは、どんな人間関係でも、すこしづつ破たんしていきます。この程度甘えたら相手は幸せそうだった、と認識出来ても、次回は、相手が少々、機嫌が悪ければ、程々にしないと嫌われます。その折々の人間の感情の曼荼羅を楽しむ余裕がないと二人の関係は親子であれ恋人同士であえれ楽しく成立しません。現実吟味力の修行を楽しみましょう。<依存:367-2>:

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健全な依存と不健全な依存は、どこが違うか?

2011年01月18日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
親と子、師弟、上司と部下、人間関係は健全なもたれあいで成立しています。ですから離別した夫婦、突然の死によって引き裂かれた男女は、当然、しばらくは愛の孤独感にさいなまれるのは当然でしょう。必要な期間は健全な人間には必要となります。ここでは発病のメカニズムとしての依存症について思索していきます。まずは何が健全な依存症か、何が病的な依存症かを考えてみて下さい。そうしないと自分の成育史に相応しい依存が何かが、分かりません。愛し愛される二人が依存症、だなどと言い出したら人間世界の美しい愛の世界は消滅します。<依存:367-1>:

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どんな問題も、いつも成育史における理想と現実のギャップを解明しよう!

2011年01月17日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
適応不能障害の一番早道の対処方法は患者さんの成育史における<理想像>の把握と<現実の解釈の内容理解>が先決だと言われています。理想が高すぎると現実とのギャップが大きすぎて日々、欲求不満の塊のような人間生活をしているからです。自分の理想から人と社会を裁き、不満を言い続けます。そのギャップが高いと、どんな元気な人でもストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ>から、いつも緊張状態へと追いやられていきます。心が休まる暇もありません。環境が激変すると普通の人は必ず適応障害現象が出てきますが、新しい環境に慣れてくると自然に解消していきます。理想が高い人の場合はなかなか断念出来ないので、いつまでも、その不適応現象に苛まれることになります。その人の貴重な理想を減らすか、現実をあるがままに受容していくか、その解決はこの点にかかっています。<厳しい現実とは?:366-5>:

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