いよいよ幸福曲線の意味について解説します。良い学者は苦労して人々をどうしたら幸福になれるか、その原理みたいなものを臨床学的に見出そうと考察しつつ、生涯を終わります。生涯をかけて努力した結果の原理、原則、理論が、本当かどうか、なかなか難しいのですが、私は或学者の説を日本語として考える場合、ピンときますので、この説を採用しています。欧米の大学でも幸福曲線という概念は当然な理論、学説として存在はしていますが、文化の背景が違いますので、心の流れの表現は国により違いますが、本質は同じです。ここでは幸福の第一感情を平安感として理解します。心の安らぎのことです。安らぎのない幸福感は偽物が多い事を学者は洞察した上で、この第一感情として心の安らぎである「平安感」を重視したわけです。この平安感があると、周囲の人に本気で愛情をもちながら「おはよう」と明るく元気に声をかける余裕があります。これが友好的感情と呼ばれる大事な感情です。平安で友好的ですと、多少、持病がありましても、爽やか気分、つまり健康感が生まれてきます。平安で友好的で爽やかであれば、周囲の人も自分も幸福になります。つまり幸福感が第四感情と呼ばれている感情です。平安感に満たされ周囲を愛し爽やかで幸福を感じている時、その人は多分、何かに向かって堂々と生きている事でしょう、つまり統合されているのです。このように幸福曲線とは平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つをとても大事にしている、というわけです。この流れはとても重要で、この流れを意識していないセラピストは人を幸福に導くことは先ずは不可能でしょう。幸福になりたい場合は先ず、平安感があるかないか、友好的な感情があるか、爽やか感があるか、を検証していかないと、いきなり幸福感を獲得しようと思っても無理だ、という原理を理解しておく必要があります。自己実現への道を見出し、それに向かうとストレス曲線が半減する、と言われている意味はこういう事です。
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