生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

何を信じたら癒やされるか?

2007年05月31日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
元気な時は感じませんが、ふと立ち止まり、何となく生き甲斐って何だろう、とか不安やいらいらで心が落ち着かない時、自分の心を暖かく、ほんわかと包み、勇気と元気と意欲を与えてくれるものを求めます。家族、友人、恋人が、そうしてくれれば問題はないのですが、そんな理想的な人はいるようで居ません。しかし、その限られた人間関係以外に道を求めると更に失望していきます。そこで、思い切って<信じる>訓練を積み重ねていくと、思わぬ暖かいものが見えてきます。<信じて見えてくるもの、信じない為に、見えていないもの>、この思索を身近で修行すると、世界最高のいやしが身近に存在している事が分かります。:<傾聴で癒やす:141-4>:

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無防備の快感

2007年05月30日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
傾聴しつつ相手を癒やしていく名医、戦わずして勝つ、この作戦を好み、意識すると、どんな人でも上手になるものです。その為の前提が今日のテーマ<無防備の快感>です。武道もそうですが、自然体が一番強い。世間を生き抜き成功する為には防衛が必要と思われていますが、24時間、防衛していたら、ゴムと同様、疲労していきます。交渉している時でも1分なら、神経の防衛を解除し、また神経を張り巡らせつつ難しい交渉をします。武道の試合の最中でも数秒間、気を緩め自然体を回復させ、次の技を仕掛けていきます。無防備の快感をもう一度、意識し、どんな状況においても数秒、数分、数時間の無防備の快感からの自然体を自覚したいものです。:<傾聴で癒やす:141-3>:

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核心をつく傾聴の秘訣

2007年05月29日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
悩んでいる人の大半は自分の悩みの核心が何か、不明な場合が多いようです。お金が100万円欲しい、と言う場合は悩みの核心が明確ですが、生き甲斐とは何か、と言う場合は、核心が明確ではありません。生き甲斐が欲しい、という場合の大半が<愛の孤独感>からくるものだからです。人はプライドがありますから、この自分が愛の孤独で苦しんでいる、などとは考えたくありません。しかし愛の孤独感が人を苦しめます。愛の孤独を解決する前提は、自分が不安で、孤独である事を勇気をもって認め、意識し、知覚すると、その後の対策が必ず心の奥から湧いてきます。愛の孤独感は人類の誕生以来の重要シグナルです。このシグナルから全ての知恵が誕生しています。傾聴の秘訣は恐れずにその人の愛の孤独感に焦点を絞り傾聴し、対策を共に練る以外、方法はありません。:<傾聴で癒す:141-2>:

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宮本武蔵と心理療法

2007年05月28日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
宮本武蔵の五輪の書が欧米語に翻訳され精神科医、サイコセラピストに愛読されています。その理由は自然体がいかに強いか、どんな心がけをしていたらセルフコントロールしやすいか、を学ぶ為です。人の心を上手に傾聴し、核心をついた相手の深層を読み取り自分が話さないで、相手に話させつつ治療してしまう、そのコツを五輪の書は実に明確に説明しています。傾聴しつつ相手を癒すコツを思索していきます。自然体が一番強いのですが、自分の自然体とはどんな状態なのか、修行しないと悟れません。:<傾聴で癒す:141-1>:

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愛の分岐点

2007年05月27日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
生涯をかけて心理療法をしてきた賜は、色々の人間の愛の世界を垣間見た事でしょう。美しいもの、醜いもの、色々ですが、いつも自分と比較していくので、疲れます。疲れてばかりいられないので、人間の裏と表、光と陰を愛するよう命がけで努力します。清濁併せのみながら愛を思索します。大きな原則に気づきました。<愛には分岐点がある>ことです。愛する人の嫌な面に遭遇した時、その人をあるがままに愛する修行が生まれてきます。批判をすると人は必ず去っていきます。あるがままを、すつぽりと、そのまま愛する修行です。愛する方の側での忍耐の限界を超えるその瞬間から、何故か愛される方の側の人が<或分岐点>から100パーセントに近い精神状態で愛に酬い出す精神力動が誕生します。この武道の秘伝のような瞬間から生涯<愛と許しの生活>が理想的に開始されます。神仏に対しても、恋人にたいしても同じ作用が始まります・人間の、自分にとっての愛の分岐点の効用を生涯思索する事は深い意味があります。:<忍耐か、喜びか:140-5>:

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天才なのか、お馬鹿ちゃんなのか?

2007年05月26日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<宇宙の成立はいつなのでしょうね?>と知らない人から質問されました。私はいづれも返事はしませんでした。時と場所ですが、一つはオックスフォード大学学会休憩時間のトイレの中、もう一つは東京の山手線の中、この二人は案外、天才か、お馬鹿ちゃんだろうなあ、と思いました。山手線の方は正体不明ですが、オックスフォード大学はカナダの天才的精神科医でした。大小の違いはありますが、現実吟味力(時と場所とタイミング)を間違うといくら天才でも相手にされません。:<忍耐か、喜びか:140-4>:

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人の話で胃を痛める人、元気を貰う人の違い!

2007年05月25日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
同じ人の話を聞いて、かたや胃を痛める人、かたや元気をもらう人、この違いはどこからくるのでしょうか?人間修行が出来ているから、などと考えてはならず、あくまでも心理学的に考えてみましょう。嫌な話だなあ、と感じたら、そのまま正直に意識し知覚して生きていかないと無意識の世界がだんだんと犯されていき病気の遠因を作ります。ですから、好き、嫌いをいつも正直に意識する必要があります。面白い勉強の仕方ですが、嫌な話だ、と感じた時、その人に何故ですか、と正直に傾聴すると、その人の物悲しい人生の裏と表が小説以上の迫力で見えてきます。愛の物語、何故嫌な人間になつてきたかが手にとるように見えてきますと、何となくジーンとしてきます。沈黙の内に治療に成功するコツを同時に悟ります。:<忍耐か、喜びか:140-3>:

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<直感>という落とし穴

2007年05月24日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
ジョン・コートルが書いた<記憶は嘘をつく>という本は大脳の直感が時々嘘をつく話です。相手がお馬鹿さんに見える理由は、あまりにも違う価値観と遭遇した時、何故か大脳は相手を、とりあえずお馬鹿さんにしたてて、自分の心を安定させます。文化の違う外国を旅する時、日本で出会う変な外人、すべて驚きの対象です。そんな時は善意、好意は通じません。会話は殆ど直感で成立していますので、次回相手が<お馬鹿さんだなあ>と感じた時、自分の価値観と相手の価値観を冷静に比較してみると、思わぬ大発見をして、自分の器がどーんと大きくなる喜びを感じる事があります。:<忍耐か、喜びか:140-2>:

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この方、何というお馬鹿さん!

2007年05月23日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日々出会う人の中に、何とも信じられないお馬鹿さんに会います。あーあ、と驚き<お馬鹿さん>で納めてしまいました。後日、私の方がお馬鹿さんだった、と気づきますが、もう遅すぎました。何故、このような現象が起きるのでしょうか?その理由は傾聴方法を熟知していなかったからです。今日から5回にわたり、相手が馬鹿者に見えた時の傾聴方法について思索します。何て馬鹿な男、何て馬鹿な女、と感じた時、私達は大きな試練に遭遇しているのですが、そこをどう考えるべきか、暫く楽しく思索してみましょう:<忍耐か、喜びか:140-1>:

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魂の恋人

2007年05月22日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<出合いの神秘>、この言葉は思索を楽しむ場合の一番面白い課題として有名です。今から5,000年前の<ギルガメシュ叙事詩>にも書かれています。めったにない出合いの一つに<魂の恋人>との出合いもありますが、何故出会えたかは神秘です。古代の人々も、バイロンやハイネもその神秘に感動します。心と体は変化しますが、魂は永遠不変、愛そのもの、病むこともなく、老いる事もない、そんな魂同志の愛が男女の愛と言う形で再現されるので、この世の愛とは思えない程の深い美しい普遍の愛が生涯続くようです。その二人は若い時も激しく愛しあうが、歳をとっても慈しみと静けさの中で愛し合う、そんな美しく激しく永遠に続く愛が、この地球にも、たまにあるようです。:<嬉々論:139-5>:

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恋人の話は何故心地良いか!

2007年05月21日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<心地が良い>と感じるのは身体としての自律神経だけの領域でなく、心と魂の領域でもある事を意識する必要があります。身体だけの心地よさを追求する人は不幸です。若さ、健康を喪失すれば、そこで終わります。心(赤ちゃん時代から今日までに大脳にインプットされた情報、価値観による思索の事)だけの心地良さは案外長持ちしますが、年齢、老化、環境の変化で終わります。しかし魂(臨終の時、身体から離脱していく知的生命体の事で、魂は愛そのもの、永遠に死ぬ事もなく、老いる事もなく、病む事もない知的生命体と言われています)の領域が優先された居心地の良さは本物で、裏切られる事の無い居心地の良さを与えます。魂のレベルの恋人は宝物です。身体だけを求める恋人には、早々と<さようなら>を言いましょう:<嬉々論:139-4>:

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自分の本音を知る!

2007年05月20日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<心理療法での治療の答えは常に患者さんの中に在る>というのは真理ですが、いざ自分で答え、道を探そうとすると、中々、悔いのない道に気づく、悟るのは難しいものです。AかBか、長い人生ではいつも迷います。学生時代の就職先、結婚する時の相手、いつも迷います。体の中に答えが幾つもある理由は<自己実現への道>が明確でないときです。悔いのない人生とは、という哲学があれば、迷う事なく選択出来ます。迷う事なく、いつも選びながら堂々と生きている範囲、自分もいるからです。学生が都会に居たい(もっと世界を見たい、経験したい)という選択肢、価値観から選ぶ道も悔いのない立派な理由です。:<嬉々論:139-3>:

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愛する人の話、嫌な人の話、どこが違うか?

2007年05月19日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人の心を病ませる原因の第一が、心の奥深くで嫌いなのに、理性優先主義の為に、敢えて好き、愛していると強引に思わせる偽善者主義です。研究室に居る頃、大脳は初対面の人を3秒で好き嫌いを判断していると恩師に習いました。<生理的な相性>が種の保存の関連で厳然として存在しているのです。<好き、嫌い、愛する、愛せない>は本能なので、口にする必要も無く、倫理道徳を超えて、心の奥では、正直に、偽善的にではなく、きちんと好きか、嫌いか、を明確にしつつ、生きていかないと心の病気になりやすいばかりでなく、人格の成熟度が低下します。内容がどんなに立派でも、嫌いな人の話を傾聴するのは難しく、どんなつまらない内容でも愛する人の話は心地よいのです。こんな自分を自虐する所から病気が始まります。好き、嫌いは、口にしないで、まず心の中で明確にして生きていきましょう:<嬉々論:139-2>:

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美人のお話、不美人のお話

2007年05月18日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
色々支障がありますので、あなたにとっての美人、あなたにとって不美人と感じる人、と限定してお話いたします。驚いたのですが、全部門ブログの全国トップに、綺麗で、可愛い女優さんが居ます。内容を見たら、今日は何時にお風呂に入りました、と言う記事だけでした。私は学問の情熱をかけて書いているのになあ、と思いました。どうして可愛くて綺麗な若いお嬢様に関心があるでしょう?これから5回にわたり<どんな人の話を人は喜んで聴くか>と言うテーマで傾聴に於ける自己分析を楽しみます。:<嬉々論:139-1>:

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人生の旅を<傾聴さん>と歩く

2007年05月17日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
長い人生の旅には友人が必要ですが、案外面白い友人が<傾聴さん>です。傾聴の喜びを知ると、この友人無くして、生きていけません。丁度、素敵な恋人が人生の途上で現れると喜びが倍加するようなものです。さらにそれぞれが社会に入り、生き抜く方法、方針、自己実現への道が決まると、益々<傾聴さん>の存在が大きくなりだします。賢い友人<傾聴さん>は知恵の宝です。この傾聴さんは、不思議な友人で、こちらの心がけが良いと、益々知恵を授けてくれる友人です。この第4章では、その傾聴さんとの友情の深め方を解説していきます。:<外国人:138-5>:

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