生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

不安感の解消方法

2011年12月31日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
心理療法で一番大事な感情が「不安感」なのですが、この不安感の解消も慣れてくると案外楽に解消出来ます。先ず、不安感とは何か、ということですが、生育史上生まれてきた「こうありたい、こうあらねばならない」という理想上の願いと「現実」のギャップが不安感の実体です。ですからこの理想像を勇気をもって冷静に分析する必要があります。案外、現実離れした理想を描いていて、その実現化を狙っているとすると不可能です。この理想像を冷静に把握する作業が案外難しいようです。次に現実の解釈がまた難しい。あるがままの現実をそのまま受容出来る人はそう沢山居ません。理想と現実のギャップを狭める手法は人により違います。不安感の簡単な処理は理想を諦めるか、現実をそのまま受理するか、その中間の収めどころを、どこにするかは本人が決めないと解決しません。しかし早急に対処すべきところです。:<治療目標の立て方:436-3>:

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傾聴のあり方

2011年12月30日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
カウンセラーが無防備でないと来談者は緊張するそうです。来談者から見て何となくほのぼのとした感じのカウンセラーには何でも安心して話し出します。何を話しても説教はなし、倫理道徳面から厳しい説教もなさそう、こんな感じでないと心の奥深い悩みを人に言う気もなくなります。自分の悩みを共感して傾聴してもらえるカウンセラー、受容性があり、間をおいて、かつ熱心に傾聴してくれる、しかも理解力もありそう、こんなカウンセラーなら安心して何でも自己開示する気になるのでしょう。この来談者のストレス曲線を正確に洞察出来たカウンセラーは次回から対応策をきちんと樹立していくでしょう。来談者のストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、欝、錯乱)の原因をきちんと把握出来るカウンセラーを訪問しましょう。:<治療目標の立て方:436-2>:

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役に立たないカウンセラー

2011年12月29日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
恥ずかしく辛い想いを乗り越えて何とかたどり着いたカウンセラーから、さんざん嫌な想いをさせられて帰宅した話は沢山あります。私もその失敗は山ほどあります。その評判を聞いたカウンセラーが「いやいや自分としては誠実に対応したので悔いはない」と自己診断するのは自由なのですが、この場合は成功例とは言えません。来談者は心の病があるか、人生で弱り果てて今、辛い立場の人なのです。さて暫く治療目標の立て方について思索していきます。ストレス曲線を幸福曲線へ、プロセススケールの低い人を高いほうへ、思考感情行動の異状を正常の方向へ、この作業のコツについて思索していきます。全ては傾聴から始まるのです。:<治療目標の立て方:436-1>:

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本音と建前、五感と体感、この大事なルールを無視すると?

2011年12月28日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
何故、欝になるかと言うと本音に忠実でないからですし、五感と体感を無視するからです。人は思い通りにならないと全て憂鬱になるものです。難しい事ですが、この厳しい社会の中とは申せ出来るだけ知恵を働かせて何とか本音を大事にして、かつ、五感と体感を無視することのないような生活をしていきたいものです。この戦いが人生ですから。:<健全な理想、病的な理想:435-5>:

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幸福を二つに分類すると人生が変わる?

2011年12月27日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
心理療法の世界では幸福という言葉に触れた時、必ず二つに分類して考えてもらいます。幸福の条件と幸福感の二つです。幸福の条件とは結婚の相手は美人、金持ち、年齢などの条件提示、幸福感とは金持ちでも貧しくても病気でも、とにかく感情的に幸福を感じる事例をいいます。この二つは心理療法の場合は必ずきちんと分類して意識化させないと成功しません。まして健全な理想とか病的な理想という領域で治療目標を立てる場合はこの二つを厳重に分析していく必要があります。何が健全か、病理かという基準は患者さんが身体症状にでるような理想の追求の仕方を病的、と判断します。自分を身体症状が出るまで追い込む事に病理を感じるからです。理想を追う活動はあくまでも幸福感を感じる範囲が大事です。:<健全な理想、病的な理想:435-4>:

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錯乱と統御感はどこが違うか?

2011年12月26日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
精神病棟の錯乱の患者ばかりでなく日常生活でも何だか訳が分からない精神状態の人をも心理療法の世界では錯乱という言葉を平気で使用するので人によっては怒ります。慌てる、みさかえなく暴れる酒飲みも錯乱扱いです。分かりやすい言葉・概念なので気分を害さないで読んで下さい。乱れる自分を錯乱した、と考えたほうがより冷静になれます。統御感とは逆にきちんと心が統合されている状態を言います。錯乱と統御は表と裏の関係ですのでこの心の仕組みを意識化しておくと社会生活で役立ちます。錯乱と統御という言葉を意識化するだけで人の信用感が激増していきます。特に仕事で成功したいと思う人はこの関係を大事にして下さい。:<健全な理想、病的な理想:435-3>:

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欝と幸福感は同じ、というと驚きますが!

2011年12月25日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
心理療法の世界では欝と幸福感を同じレヴェルと捉えていて欝の反対の概念が幸福感だと理解していないと大きな間違いを犯していきます。変だなあ、と思うでしょうが実は人は最初に不安感を感じ、未処理だと怒りの感情に展開し更に未処理だと身体症状が出はじめ、第4段階で欝となり最後に錯乱していきます。この心の仕組みはとても大事な知識なのです。逆に平安感から有効的な感情が生まれ健康感となり第4段階で幸福感となり最後に統御感が出てきます。このように平安感と不安感、怒りと有効的な感情、身体症状と健康感、幸福感と欝、統御感と錯乱は表と裏の関係にあることを精神病理学者が見つけたのです。この仕組みから欝の人ほど幸福感を感じます。欝の酷い人ほど、回復した時の幸福感は非常に高いのでそれだけに上手く行かない時、つまり欝状態の時は非常に慌てます。欝は幸福感の前兆だある場合もあるのです。:<健全な理想、病的な理想:435-2>:

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夢のない人生はつまらない

2011年12月24日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
人生に理想や夢があれば人はいきいきと生きていけますが夢がないと何となくションボリしているようです。大震災を経験しても立ち上がる人、色々の事情から、いまだ立ち上がれない人と様々です。この違いはどこから生まれてくるのでしょう?昔南米で軍隊の暴動に巻き込まれ先輩が機関銃の流れ弾にあたり即死した場面に立会い私は相当の衝撃を受けました。その後生きる勇気を所持するのに相当の月日が必要でしたが私の場合は信仰の力でした。しかし信仰の力に気づくまで相当の月日が流れひたすら衝撃的な場面からの神経麻痺に苦しみます。時間が必要でした。さてこの夢が得たくても得られない事例について思索していきます。:<健全な理想、病的な理想:435-1>:

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人の世話をする年代とは?

2011年12月23日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
よくしたもので大人になり色々と経験を積むと先が少し見えるようになります。そうすると何となくダラーっとした感じの時期がきます。何となく色気も喪失、恋の感動もなく、マンネリズム、いきいきとしない停滞感、そんな35-60年代には男女ともあやうい時期となります。ここで人を上手に世話する生き甲斐が生まれますが、この上手に世話をするという意味をきちんと思索していないと、陰口「余計なお世話、でしゃばり、説教じいさん、ばあさんなどなど」と哀しい想いをしてしまい、あの人は私の愛が分からないなどと叫びます。さり気なく気づかれないように本当の親切をするには相当修行していないと出来ないものです。:<生育史の解釈方法:434-5>:

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「愛の原型」は幸せへの道ともなり逆に不幸への道ともなりうる!

2011年12月22日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
生育史、とくに母親からの愛情が普通、子供の「愛の原型」となると言われています。私の場合は母親から怒鳴られたり感情的に怒られた記憶が全くないので成人となり初めて女性を恋の対象として意識するとき、良い意味でも悪い意味でも、この母親の愛情の形が私を支配していたようです。ですから時々、女性に私は聖母マリア様とは違います、とか、そんなに優しい女性ではありません、と相手に哀しい想いをさせたようです。今から想うと馬鹿な思想をもっていたものだ、と反省しています。この愛の原型に気づけば救われるのですが、幼児時代の愛の原型のような愛し方をしてくれるような異性は一人もいません。愛の原型で、そのような形で愛してくれる人が現れないなどと言うのは変です。愛の原型を求め続ける大人はやはり「自己愛パースナリテイ障害」という心の病気になりやすい傾向があるようです。:<生育史の解釈方法:434-4>:

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小学生時代の教育は恐ろしい

2011年12月21日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
小学生時代は学校で盛んに兵隊さんになるように教育されました。兵隊さんを志さないと何だか罪悪感を感じたものです。教育は本当に恐ろしい。自分から兵隊さんになろうとすると心が元気になるのですが今から思うとぞーっとします。時代の影響を生育史はふるに受けていますが、その影響は意識化しないかぎり生涯を支配していることでしょう。終戦後、神奈川県葉山町から新潟県栃尾市の山奥に疎開しますが、そこでの異文化に馴染むのに苦労したようです。子供ですからその違いが分かりません。変だなあ、と毎日何かを悩んでいました。そこで何とか考えたのが将来、政治家になろう、と思ったようです。この貧しい環境を葉山の様な環境にしたいと志を立てたのでしょう。政治家のタイプでない自分に気づくことなく、変な自分の心を納める為の子供心でした。当時の思い出はとにかく変な自分の感情の処理に苦しんでいたようですが、その解釈は大人になり心理学の勉強をしたあと、気づいた自己分析です。自分が変なのでなく環境の変化からの当然の混乱感だったという解釈が出来た次第です。:<生育史の解釈方法:434-3>:

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希望力と意思力が何故貧しいのか?

2011年12月20日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
どんな人生に遭遇しても、いつも元気に乗り越えていく人がいますが、その人は何故か、希望力と意思力がありそうです。逆に、どんなにお金に恵まれていても、直ぐクタクタして、希望力も意志力もない人もいます。この違いは全て、それぞれの生育史に関係しているようです。この希望力と意志力は幼児時代に原型が形成されていると言われていますが自分にはこの二つが欠落していると気づけば、もう解決も同然です。欠落している現実に気づかずに生きている人が大半なので、自分の欠落に気づき、この力を育てようと決意すれば段々と解決していきます。間違いありません。欠落を意識化するともう大丈夫、こらからの人生の夢を再確認したあと、その夢さえあれば、人の身体は自動的に動き出します。:<生育史の解釈方法:434-2>:

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自分の生育史を大事にするとは?

2011年12月19日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
いつごろ、何処で生まれ、どんな環境で育ち、今まで何をしてきたのか、そんな記録を生育史と呼んでいますが、この生育史には良い思い出、嫌な思い出等色々です。この過去の記憶から心を病んでいく人がいるのは哀しいことで、出来れば解釈を変えて、かえって逞しい人生に踏み出していただければ、と願います。人間は自分から好んで生まれてきたわけではないので、生涯を全うするのは案外大変です。しかし生まれた以上はどんな事件に遭遇しても明るく元気に逞しく生き抜いていきたいもの、その為の「生き甲斐の心理学」なので是非、ご一緒にこの生育史の取り扱い方を思索して下さい。「生育史を大事にする」とは、どういう事なのでしょうか?高齢者施設を訪問し70~80代の方々でもまだ自分の生育史を否定している人に遭遇すると哀しくなります。解釈を変えると自分のどんな生育史も、それは深い意味が存在していたことに気づきます。自分の生育史の解釈について思索していきます。:<生育史の解釈方法:434-1>:

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何故、同じ類の悩みが発生するか?

2011年12月18日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
悔しいほど人は同じ過ちを繰り返し同じ傾向の悩みに振り回されます。その理由は過去の類似問題を本質的に解決していないからだ、と言われています。70億の人類はひとりひとり、何故かその傾向がありますが、この傾向は悪ではなく長所だと解釈したほうが良さそうです。つまり平素、人は無意識に居心地のよい流れを自分から創造していく能力を所持していますので本能的に生き抜こうとする潜在能力を持っている証です。自分の傾向を勇気をもって意識化すると大きな過ちはなくなります。意識化していないと気づいた時には後戻り出来ない現象に悩まされます。私の場合は賑やかなことが好きですが孤独になりたい傾向があり突然湧き出す孤独への道が親友を悲しませる傾向にあるようです。悔いのない人生を歩む為に点検すべきポイントは、希望力を自分から喪失させる傾向、意志力を弱めさせる傾向、愛を気付かせない鈍感性、知恵を身につける努力の欠落傾向をあぶりだしていくと、何となく悟りをえていくようです。:<悩みの対応は正しいか?:433-5>:

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湧き出した思考を大事にしよう!

2011年12月17日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
日々、次から次へと色々の問題、課題に直面します。感情の処理の方法がわかりますと、次は考え方ですが、この考え方も色々の内容が湧いてきます。この湧き出す思考も深い意味があるようです。現実吟味力があれば的確な思考を選択出来ますが、人は毎回、そんなに上手く処理できません。長い人生体験がその人に知恵を与えてくれますが、どうも成功するパターンが人生にはあるようです。「他者否定の思考」は駄目なようで「自己肯定,他者肯定」の思考が結局は生き残りの原点のようです。例えば事故にあい怪我をします。相手を憎む思考は当然ですが過剰に憎むと益々当人が不幸になるのは何故でしょうか?加害者への憎しみもある程度「自己肯定、他者肯定」の範囲での憎悪でないと共倒れになりそうです。:<悩みの対応は正しいか?:433-4>:

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