生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

この世から鬱が消滅する日

2008年08月31日 | 第5章:暗い感情の領域
世界から憂鬱な事が消滅する時が人類滅亡の日でしょう。と言う事は生きている限り憂鬱な事柄からは解放されない、という事なので、鬱の取扱方法を自分流に決めておく必要があります。鬱は理想と現実のギャップから生まれます。理想(病的な理想を含む)と現実(病的な解釈を含む)をどう取り扱うかにかかわってきます。結論は<鬱>の存在理由を考えていくことから自分流の解決方法が見つかりますので鬱の存在理由についてしばらく思索していきます。:<鬱の存在理由:193-1>:
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氷のような表情を防ぐ方法

2008年08月30日 | 第5章:暗い感情の領域
五感と体感の喜びを感じ、意識出来る人にはありえない表情なのですが、自分の表情が氷のようだ、と悩む人は案外多いのです。色々の治療をしていきますが、何といっても一番重要な治療が、心の底から<ありがとうございます>と感じうる治療が必要です。<親が勝手に産んだ>と大人になっても思っている人は、間違いなく、どこか心の病に冒されていきます。どんな人生事情があっても人間、一人で生まれ、一人で死んでいかねばなりません。何でも一人でするべきなのに、身近な友達、知人、親戚、見知らぬ人が助けてくれます。そんなとき、心の底から<ありがとう>と思わぬ人がおかしな人生を歩みだすものです。豊かな表情の前提がこの感謝心です。:<能面の美:192-5>:
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仏像と心理療法

2008年08月29日 | 第5章:暗い感情の領域
日本人は信仰があるなし、に関係なく仏像を愛している人が沢山います。さて自分の心は何故か氷のように冷たい、感情も貧しく、あらゆることに無関心なので、何とか豊かな人間になりたい、と訴える方がおられます。豊かな五感を育てたい、と願う人はすでに成功したようなものですが、日本人の場合は昔から人々に愛されてきた各地の仏像を、ぼーっとして眺める方法が一番効果があるようです。その仏像の歴史、由来を知れば、いろいろと役には立ちますが、気楽に、その仏像の前で自然に浮かんでくる自分の感情を静かに眺めると豊かな自分に気づきます。古い仏像ほどその効果があるのは沢山の人々が昔からその仏像にささげた祈りのエネルギーが蓄積されているからでしょう。:<能面の美:192-4>:
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百鬼夜行の世界か?

2008年08月28日 | 第5章:暗い感情の領域
終戦直後、越後の山奥に疎開した時、座敷牢を見たことがあります。江戸時代らの大きな屋敷で、その頃は心を病んだ人が入れられていました。噂によれば屋敷牢に入る前はその人自身が妖怪のようであったが、入れられた後は夜な夜な、その人の心を表す百鬼夜行が出るようになった、と言う噂でした。心理療法の知識がないと心を病んだ人を百鬼夜行と同様に理解した土地柄と環境もあったようです。今でもこのように患者さんを理解している人が沢山います。人間の心の病理現象は神聖な領域ですので解釈は慎重さが必要ですし、その現象を幸福への道標、正確な治療方法を示唆する有り難い現象と捉える必要があります。:〈能面の美:192ー3〉:
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笑いたがらない美女

2008年08月27日 | 第5章:暗い感情の領域
テレビを見ていましたら、綺麗な女優さんが顔のシワが出ないように笑わないようにしています、とのお話、思わず大笑いしてしまい、そばの鏡を見ましたら私の顔にはシワが沢山見えました。さて人を大切にしたい、人は何故狂うか、微笑みは人生のオアシス、なんて講義しながら生きてきた私はシワを恐れて笑わない女優さんが入院してきたら、どんな治療をするのだろう、と思いました。現役の女優さんの体験はありませんが晩年の方は数名います。いずれも感情移入障害症(人の気持ちを推測出来ない病気)からくる人間関係が遠因のノイローゼです。人生はシワが沢山あっても大いに笑いながら生きたい、と思います。:〈能面の美:192ー2〉:
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薪能の美しさ

2008年08月26日 | 第5章:暗い感情の領域
能面のような冷たい表情をどうしたら治療出来ますか?との相談は意外と沢山あります。ひとつの問題意識に固執すると治療は出来ませんので、別な方向へ意識を向けさせますと早く問題が解決します。別な方向をどれにするかが、上手な治療の決め手です。この場合は薪能を楽しませました。能面の美しさに気づき、鑑賞しだした患者さんは以来、豊かな感情の重要性に気づき、数年でお顔の表情も温かい表情豊かな女性に変身しています。:<能面の美:192-1>:
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<鬱>は<最大の幸福感>に変換出来る!

2008年08月25日 | 第5章:暗い感情の領域
人間が暗い感情への道を歩み出す第一感情が<不安感>である事を再三述べてきました。どんな人間でも憂鬱な感情を持つものですが、憂鬱な感情の深い人は、それだけ<幸福感>に敏感なので、森羅万象の解釈を明るい方向へ、楽天的に解釈する訓練さえすれば人一倍幸福感を味わう能力のある人です。どんな解釈をしてしまうと自分が暗くなるか、自己分析しながら<明るい感情生活を願い>努力すると、必ず幸福な自分を発見します。:<鬱と幸福感:191-5>:
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五感に響く愛に生きている男女の幸福感

2008年08月24日 | 第5章:暗い感情の領域
入院してくる患者さんを分析していくと一概には言えませんが<思い込み>の強い人が多いようです。五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を無視する人が心を病みやすい傾向にあります。身体や心で感じている事と意識、口に出す言葉があべこべの場合、とかく偽善に繋がり、身体症状になりやすい。意識、言葉、身体、心が統合されていると、内容がどうあれ、実に清々しい健康的な精神状態が保持されます。更に言えば、いつも、出来るだけ、心の中では隠し事も無く、<真善美>を楽しむ思索をしていると一段と平安感が保持されます。心から愛しあっている男女の世界には表と裏はありません。:<鬱と幸福感:191-4>:
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俳優の墓

2008年08月23日 | 第5章:暗い感情の領域
面白いホームページ:俳優の墓 :
http://kajipon.sakura.ne.jp/haka/h-haiyuu.htm
を偶然知りました。私の大好きなオードリーヘップバーン、グレースケリー、その他大好きだった俳優さんのお墓を訪問出来ました。このHPの作者に感謝いたします。日々憂鬱なことに遭遇したとき大好きだった俳優さんのお墓を訪問し<メメント・モリ:自分の死を想え>と言う言葉を味わううちに元気が出てくるのです。今の悩みなどは自分の死の前に空しい、さあ、元気で生き抜いていこう、と幸福感と勇気が出てくるのはなぜでしょう?祈りの効果かなあ。<鬱と幸福感:191-3>:
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生きる意味

2008年08月22日 | 第5章:暗い感情の領域
大学病院のトイレは色々危険な病原菌が存在しています。その掃除をして下さる方にこんなおばちゃんがいました。嫌な仕事だと心底思っていますが、それでも自分の考え方を明るく修正しようと<この仕事は誰かがしなければならない、どうせやるなら徹底して綺麗にして人々が気持よく過ごせるように>と考えていました。<生きる意味を真善美に解釈>しようと努力された人でした。表情は明るく爽やかなおばさんでした。人々に愛され、おばちゃん、おばちゃんと学会の帰路、お土産を買ってくるスタッフも沢山いました。どんな環境でも働く意味を探究しつつ生き抜いていきたいものです。このおばちゃんの沢山の子供の一人は今、有名なお医者さんです。:<鬱と幸福感:191-2>:
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明日では遅すぎる?

2008年08月21日 | 第5章:暗い感情の領域
躁鬱病の原因のうち、心因性病理の場合の対応の話です。時間はかかりますが、必ず治りますから希望をもって根気よく対応する必要があります。種から芽が出て大木となるように不安感(種)を放置しておくと、怒りの段階になり、それを放置しておくと身体症状、そして鬱、最終は錯乱(大木)となります。人生のどの段階にいようとも、また、ストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5段階)の鬱の段階にいようと、明日では遅すぎる、と言う事はありません。まずは自分を支配している最初の段階である<不安>がどんな理想と現実のギャップから生まれているのか、その不安感を掴むま事が大事です。:<鬱と幸福感:191-1>:
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心許した人

2008年08月20日 | 第5章:暗い感情の領域
人には、どうしても好き嫌いが生まれてしまいます。この好き嫌いの傾向について色々批判はありますが、互いの成長の為にも必要な現象かもしれません。人類全員が互いに大好き、の関係になると、どんなことになるでしょうか?光と影、陰と陽、表と裏の無い人生はつまらないような気がします。しかし心許した人のおかげで、人は魂と心と身体が解放され、癒され、元気を貰えます。何を話しても厳しく批判されず、安心して存在出来る友人、恋人、親族を持てた人は最高に幸せ。そこには爆発も暴走もありません。:<爆発と暴走:190-5>:
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解釈いかんで発病していく!

2008年08月19日 | 第5章:暗い感情の領域
森羅万象をどう解釈していくかは、人の自由ですが、解釈を間違えると他者を攻撃したり、被害妄想に陥ったり、色々です。自由意思を持つ人間は、この点、苦労する人も出てきます。特に学生時代も終わり、いよいよ社会に突入した場合、職場、色々の人間関係の中で、どう解釈すべきか、悩むところです。人は非常に弱い存在なので、自分を不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱に追い込むような解釈をしないように気をつけて生きていきましょう。自分の解釈の問題ではなく、何か具体的な他者からの嫌がらせが明確にある場合は親友や知人と相談し、それでもうまくいかないときは気楽に警察と相談する習慣をつけた方がいいでしょう。身近には意外とカルト的人物がいて怖いものです。<爆発と暴走:190-4>:
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<怒りを昇華する方法>を意識すると!

2008年08月18日 | 第5章:暗い感情の領域
身近には、ただただ怒りまくる人もいれば、怒りのエネルギーを別なものに転換させている知恵者もいます。怒りを昇華する方法を知らない人々を見ると切なくなります。<怒りのエネルギー>を<愛のエネルギー>に昇華した天才がマザーテレサですがインドでの貧困政治への怒りを政治運動に昇華せず道端で死にゆく人々の救済と愛に昇華していったあの知恵は多くの人々を幸せにしてくれています。自然に湧いてくる怒りのエネルギーは生き抜く力とも言われています。:<爆発と暴走:190-3>:
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アメリカの某死刑囚の話

2008年08月17日 | 第5章:暗い感情の領域
サンフランシスコ湾に浮かぶ刑務所で最後を迎えた某死刑囚(100人以上を殺害した人)が絞首台に向かう時<世の中の為に生きたのに、なぜ、自分が絞首台にむかうのか?>と話した記録があります。心理療法を学ぶ学徒は生涯この事例を考えさせられます。人間が魂、心、身体で構成されている場合、魂は愛そのものだとして、心と身体が何らかの理由で暴走したのでしょう。案外、死ぬ瞬間は魂が心と身体に打ち勝ち、愛の想いが勝ち、別な優しい思いと反省のうちに神様のもとに召されたかもしれません。マザーテレサのような人も居れば、この死刑囚もいる人類社会、改めて愛に生き抜くことを真剣に考えたい:<爆発と暴走:190-2>:
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