生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

<汚れた想い>を消去する方法

2008年01月31日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
<考え方>は汚れる可能性がありますが<心と身体が病気になる事はあっても>決して汚れた存在ではありません。これが真実です。しかし<汚れている私>を消し去りたいと願う人も存在しています。<汚れた>と信じたように、別な信じ方もあります。人は魂、心、身体で構成されていますが、<魂は病むことのなく老いることもなく、永遠不変のもので、愛そのもの、清潔で美しいもの、臨終とともに身体から離脱する知的生命体>という古来からの哲学を信じてみましょう。信じて見えてくる世界、信じて見えなくなる世界、自分は今、何を信じ、見ているのかを再点検しつつ人間の美しいものを、あえて探し出す努力をしつつ生き抜いていきましょう。汚いものは努力しなくてもて見えてきます。:<愛とけがれ:115-3>:

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では、何が汚れているのか?

2008年01月30日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
自分は汚れた人間だからと自殺していく人の心理療法のポイントを解説してみます。心理療法で<汚いことですよ>と断言する内容は、その患者さんの<思考:考え方>については断固として話します。騙して<彼女を、地位を、お金を、名誉を>手に入れる、嘘を言って、人間の道を踏み外してでも願望を果たそうとする、そんな方策、思索を<汚いもの>と断言します。しかし心全部が汚いとか、身体が汚い、と考えることは非常に人間を冒とくするものです。<考え方>が汚いのです。考え方はいつでも反省できるし改めることも出来ます。心そのもの、身体そのものは決して汚れていません。:<愛とけがれ:115-2>:

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<愛>と<けがれ>の関係?

2008年01月29日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
古来から日本文化は意外と<汚れ>と<きよめ>を大事にしているせいか、若い男女が現代でも、自分は汚れた、汚されたと絶望して自殺する事例があります。今回から数回にわたり、この愛とけがれの治療について解説していきます。結論から言いますと、身体や心は病気になる事はあっても汚されることはありません。けがれときよめの観念論は大切ですが、この愛の領域での汚れの問題を心理療法ではどう解決しているかを解説していきます。:<愛とけがれ:115-1>:

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還暦を過ぎて感謝を知らない人の悲劇

2008年01月28日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
辛い話ですが、残された人生を幸せに生き抜く為に書いてみます。還暦を過ぎてまだ心底<日々がありがたいなあ>と感じていない人には自己愛パースナリテイー障害的な欠落がありそうです。今までの成育史を静かに黙想しつつ臨終にむけての修行をしないと息を引き取るときに見苦しい死に方をしそうです。末期癌患者でも恨みつらみで死ぬ人、生きていた喜びを感謝して死ぬ人、残された人々を思いやる余裕のある死に方、色々です。考え方(アイデンティティーの統合)、感じ方(防衛機制のあり方)を日々6割は感謝の心、残りの4割はそれぞれの個性ある感情生活で還暦以降を生きたいものです。:<自然治癒力:114-5>:

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自信の無い人と自然治癒力の関係式

2008年01月27日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人生の悩みと戦う場合の共通点は<自信喪失状態>なのは当然です。独断と偏見であろうが、堂々と戦う時は自信満々でなければ戦いはできません。自信から傲慢に移行してしまうと、自然治癒力は働いてはいますが、気がついた時は身体症状が超過労気味です。かたや自信が無い時は益々病気が深まります。自信喪失の場合は自然治癒力をもう一度意識し知覚して義務感よりも<何がしたいか?>をキチンと意識し知覚しながら、改めて自分に正直に生き抜く決意をすると、心と身体がイキイキしてきます。嘘偽りの生活は自然治癒力は働きません。:<自然治癒力:114-4>:

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どう生きたいか、それが分らない!

2008年01月26日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
政治家に、弁護士に、主婦として子育てに生きたい、と人々はそれなりに希望して生きています。何となく人生が虚しくなり、これでいいのか、と悩む時、初めて真面目に生き甲斐を思索します。どう生きたいか、それが分らなくなったときの解決方法は一人静かに部屋に座り、または森の散歩をしながら、自分に正直に、見栄、挫折感、劣等感を捨て去り、あるがままの自然体を保持する努力をすると、必ず心の奥底に、湧いてくるものがあります。<---がしたい>、この倫理道徳を超越した<---がしたい>という貴重な意欲こそが私を支え、天が私たちにささやく天命です。素直にそれに従って生きていきましょう。自分に正直に生きないと悔いを残します。:<自然治癒力:114-3>:

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正直に生きて愛される人、嫌われる人

2008年01月25日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
<意識と発する言葉>が<本心>と相当違うと人間は何となく病んでいきます。心理療法で大切にしている<アイデンティティーの統合>という概念は、どんな思想でもいいから、自分なりの考え方を整理統合して生きていけば心の病にはなりません、あれも、これもと錯乱的に追い求めると、変な心の状態になります。正直に本音で生き抜くと、それに協賛してくれる良き友人が何となく周囲に集まりだします。ただし<本音>と<真善美>を常に重ねる修行をしないと、本音を暴露するのを恐れる小心者、うそつき、裏のある人に成長していきます。:<自然治癒力:114-2>:

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人には、何故、病気を防ぐ力があるのか?

2008年01月24日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
自然治癒力、とかホメオスターシスと言う言葉があります。心と身体が病になつても自然に治癒する力があり、その力を補う意味で薬理学が発達しました。私たちは、この自然治癒力をさらに助長出来る力をもつています。それが生き甲斐の心理学で言うリラクゼーションと幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)の持つ力です。日々ストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱)を感じて生きていますが、出来るだけこの明るい感情の領域である幸福曲線で生き抜けるよう、数回にわたり思索していきます。:<自然治癒力:114-1>:

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個性の美の発見の仕方

2008年01月23日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人の欠点はどんな知恵の無い人でも、すぐ見つけますが、相手の個性の美を見つけるには、こちら側に相当の知恵と広い心が要求されます。さてここで問題なのが<欠点>という解釈の領域です。人は、ほぼ間違いなく<私とあなた>の関係性に於いて、自分にとつて具合の悪いものを<欠点>と断定しています。親から見た子供の欠点が一例です。自分の4番目の子が<変人>に見えたものの、個性の美と解釈したAさんは、そのまま暖かく見守り育てました。その子は今、某音楽大学の教授です。個性の美なのか、変人なのか、慎重さが要求されるところです。:<人の身体は神の神殿:113-5>:

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自分の良さに気がつかない人々

2008年01月22日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
両親から与えられた身体ですが、親が嫌いなために、自分の身体までも嫌う人々がいます。更に悪い事には自分の才能、よさ、美しさすら否定している人々を見ると私は何故か、涙が出てしまいます。残念無念、こんなに良い所を山ほどあるのになあ、と悔しくてたまりません。人間、厳しい人生を生き抜くためには、相当の<信念、くせ、思い込み、こだわり、気に入った習慣等>が必要なのですが、一度思い込んだ<自己否定フィルター>を消すには<自由で何物にもとらわれない喜び>を五感と体感で体得する必要があります。私の著書<生き甲斐の心理学>を学習して欲しいのです。このテキストは第1章から11章あり、愛の孤独感、心理療法の基本、病理論、傾聴方法、ストレス対応方法、心をのびのびさせながら生き抜く方法などが世界の学会レベルの内容で書かれています。生涯の愛読書として十分再読できる本です。:<人の身体は神の神殿:113-4>:

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自分の身体こそ最高の知恵袋!

2008年01月21日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
片思いの好きな女性の前に出ると純情な日本男児は案外、素直に物が言えないものです。また、感情的な緊張、憎悪、怒り、苦手な相手をする時も、平素の滑らかな自己表現は出来ないのが普通です。プツンした、と表現される大脳の停止も深い意味があり、また、逆に一度繋がると次から次へと良い知恵が湧き出してきます。このように一番必要とされる知恵は本人の一番リラックスした精神状態から生まれてきます。勉強と修行も必要ですが、明るく自然にのびのびとした精神状態から生まれる知恵や気づきを一番重視して生き抜きましょう。:<人の身体は神の神殿:113-3>:
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究極の愛の姿

2008年01月20日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
心理療法の過程で<愛って何だろう、どんな姿が愛なんだろう?>と大勢の人々から問われます。この問題は大問題です。世界の心理療法の学会、特に欧米の学会でのほぼ合意された結論は、旧約聖書の<雅歌>の世界を患者さんに愛読させながら<愛の治療>を進めます。この雅歌を思索しつつ、愛とは何かを総合的に考えさせていく過程の中から、それなりの愛のイメージを確立させ、それを中心に愛の価値観を身につけさせ、男女の間の愛の問題、神仏と人類の間の愛の問題を思索させ、愛の孤独感の意味を考え、安心して愛に生きていけるように努力しています。一度真剣にお読み下さい。:<人の身体は神の神殿:113-2>:

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人の身体は神の神殿!

2008年01月19日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
今日の首題は私の第1回の著作の題名ですが、新潟県長岡市にある長岡高校の時代にドイツの神父さんから教えていただいたパウロと言う人の言葉でもあります。この言葉は長い心理療法の仕事を大変助けてくれました。海外の研究室で深層心理の研究をするときも、大学病院で治療に当たるときも、私を助けてくれた思想です。厳しい人生を生き抜いていくときの知恵は他者の中にあるかもしれませんが、最終的にはその答えは必ず自分の身体の中に存在している、と言う哲学をこの言葉は示唆しています。患者さんの治療方法も、医者の中というようりも患者さんの身体の中に存在している、と言う考え方です。この言葉は生きる知恵と希望を私に与え続けています。<人の身体は神の神殿>、しばらくこの哲学について思索していきます。:<人の身体は神の神殿:113-1>:

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<自分を信じて生きる>って、どういう事?

2008年01月18日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
日々、色々の選択肢が迫ってきます。どれを食べようか、どの服を今日は着たらいいか、どの職業がいいか、どの彼女を嫁さんにしようか、色々の選択肢があります。その選択と言う現実吟味力で人生が決まってきます。自分を信じて生きるのが一番悔いがありません、自分が選んだ道だと思えば、悔いがありません。人の助言で選び悔いを残すのは馬鹿馬鹿しいことです。その為に平素から現実吟味力を養成する必要があり、その為には悔いの無い人生とは、どんな内容なのか、しっかりと内容を思索しておきましょう。<悔いの無い人生の内容>を決めてないと、現実吟味力は発揮出来ません。:<身体反応:112-5>:

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恋と身体反応について

2008年01月17日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
失恋の為に何故、人は自殺するのでしょう?精神病理学ではいかなる理由でも自殺する事自体を相当重症なもの、と考えています。健康体ならば自殺は考えません。さて予防医学と言う概念がありますが、生き甲斐の心理学でも、自殺のシグナルとして一番重視するのが初期段階である不安感です。恋の喜びは天をつく壮大な愛の喜びを伴いますが光と影が大きいだけに、初期不安を経過せずいきなり末期不安に突入します。色々の喜びや生き甲斐を感じながら生き抜くコツは恋愛感情を含めた平素の喜怒哀楽を<のんびりと楽しむ習慣>が必要なようです。・<身体反応:112-4>:

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