生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

同じお坊様でも

2010年06月30日 | 第8章:心をのびやかにする方法
お盆が近付くと何となく日本人は郷里の菩提寺を思い出すようです。東京で生活していると自分の菩提寺の宗派を知らない人が増えてきましたが、せめて自分の祖先の菩提寺は大切にしておいたほうがいいようです。魂は確かに人間にあるようですがその自分の魂に対して何をしたらいいかは少し勉強しないと分からないようです。オカルトや奇妙な占いは人々を破壊していきますが祖先の菩提寺のお坊様とは縁を結んでいたほうが健康的です。そのお坊様も時代の流れに振り回されて吝嗇のお坊様と心の広い良いお坊様とに分かれ出したようですので本当のお坊様かどうか識別する必要があるようです。慈悲に富んだお坊様かどうかが一番重要な識別方法ですが祖先の菩提寺をまずは調べてみましょう。その上で吝嗇のお坊様なら新しい道を探すのも自分の魂の安寧の為にも必要な努力でしょう。人は魂と心(自分の成育史)と身体で構成されていますがお盆の季節くらい素直に祖先の魂に想いを馳せると良い知恵が湧いてくるものです。:<吝嗇家:326-4>:

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不思議な人

2010年06月29日 | 第8章:心をのびやかにする方法
Aさんとお話していると色々の知恵が私に湧いてきます。Aさんは私に知恵の源泉を与える不思議な人です。また私から知恵をしぼりとるBさんは私の会話からいつも特許申請をしています。そのBさんは或日、私との会話から、昼寝をしている時に扇子を自動的に動かす装置を実験中、失敗して顔に怪我をして大騒ぎしていました。私は何だか責任を感じましたが相手が勝手に思いついてする行動なので無視することにしました。ところでAさんの話ですが誰と会話している時もその相手は何となく満足し感謝して別れるようです。Aさんには本質的な豊かなやさしさと知恵と愛情が身に備わっているようです。いつも静かに読書し旅を楽しみ講演をして歩いている人です。:<吝嗇家:326-3>:

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あなたは何と冷たい人

2010年06月28日 | 第8章:心をのびやかにする方法
誰が見ても冷たい人なのにその人から<あなたは何と冷たい人>と言われると平素暖かい人と評判の人間は大きなショックを受けます。冷たい人ほど平然と周囲に人に対してこのような言葉を吐くものです。自分の内心では案外自分が冷たい人間だという意識はないのでしょう。何が冷たいのか暖かいのか一概に言えませんが愛の無い人はこの世にいませんので<私とあなた>の関係の中で思い通りにいかないと<冷たい>を互いに言い合うのでしょう。人間は誰でも<愛の孤独感>に苦しみ寂しいものです。更に人間は不安の動物と言われているように本質が不安と言う人間なので余程意識してこの不安感と愛の孤独感を取り扱わないと、どんどん変になつていきます。この複雑な人間の感情を安定させる為に防衛機制という作用を神様はおつくりになつたようです。14の防衛機制に気づいたフロイドは偉大な病理学者ですが、抑圧、感情転移、昇華、逃避、投影、といつた作用を意識すると、人は何となく安心します。あまり道徳倫理で自分を虐めないように注意したいものです。今回思索している<投影>という作用も心を安定させる為の本能的な作用なので、この働きが人間にはあるんだなあ、と理解するだけで心が安定していきます。:<吝嗇家:326-2>:

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吝嗇家と投影現象

2010年06月27日 | 第8章:心をのびやかにする方法
けちん坊の事を吝嗇家(りんしょくか)と言いますが、誰が見てもけちん坊の人から<君は吝嗇家だねえ>と言われた友人が少々怒って私に哀しそうに苦情を言いました。自分から他人を御馳走したこともなく、何とか人にたかろうとする人から、君は吝嗇だ、と言われたので大変、驚き、かつ嫌気がさしたのです。自分がけちん坊なのに平然と、けちん坊でない他者をけちん坊、だと批判したのです。この現象を投影現象といいますが、この投影について暫く思索します。:<吝嗇家:326-1>:

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暗い感情とは何だろう?

2010年06月26日 | 第8章:心をのびやかにする方法
暗い感情とは何ですか?といきなり聞かれても普通はなかなか分かりません。心理療法の世界では暗い感情とは<不安感>ですと答えます。暗い感情としてほかに怒り、身体症状、鬱、錯乱がありますが人間で一番重要な暗い感情として<不安感>だと言い切れるようになるとその手当は意外と簡単なのです。不安感だと認識するまで人はプライドが邪魔をしたり恐ろしいものを意識化したくない心理が働いて、なかなかその不安感を受け入れようとしないのが人間です。自分を暗くしていく実体が自分自身の<不安感>だと分かると解決としてその不安感を生んでいる<理想と現実>を調べます。理想を低くするか、現実をあるがままに一旦受け入れるか、その落とし所を模索するうちに何となく答えが見えてくるものです。暗い感情の実体が<不安感>だと認識してみましょう、おのずから光が見えてきます。:<自己犠牲:325-5>:

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不安感を楽しむ人々

2010年06月25日 | 第8章:心をのびやかにする方法
日々身辺に生じるストレスを一括するとそれは<不安感>でしょう。お金が無い、健康をそこねた、女房に逃げられた、会社が倒産した、友達に裏切られた等等です。健康で元気が良いときはこれらの不安は喜んで受け入れその解決に向かって激闘します。元気が無い時はしょんぼりして途方にくれています。健康で逞しい人々はあえて大きな不安感をねじり出しその達成にむけて努力しています。自分の不安感を楽しめれば人生恐れる事なしです。その気になれば誰でもなれます。夢を達成する為の不安感を楽しみながら自分の夢を実現するのが自分の生き甲斐だ、と言える人間になりたいものです。:<自己犠牲:325-4>:

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愛の証として犠牲を求める恋人

2010年06月24日 | 第8章:心をのびやかにする方法
愛し愛される関係は美しいものですが或日恋人が<自分を愛しているのなら証して!>と迫ってきます。これは自己愛パースナリテイ障害の前兆だと推察して間違いないでしょう。自己犠牲というものは相手に要求するものではありません。愛の証に相手の犠牲を要求するのは愛ではありません。健全な自己犠牲はさりげなく自然に明るく美しく行われるものだからです。:<自己犠牲:325-3>:

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優しいお母さんの思い出

2010年06月23日 | 第8章:心をのびやかにする方法
母親から優しくしてもらった思い出は生き抜くエネルギーですがこの思い出には想像を超えた大きな意味と力があります。教育者となっても政治家になっても、あるいは社会に出て部下を一人でも持つとこの思い出が人々を大事にするノウハウの基礎を構成しているのに気付きます。子供時代両親から適正な愛を受けていないと人を大事にするノウハウに揺らぎがありますが素敵な恋人をもったりすると自分の愛の揺らめきが修正されていきます。意識、無意識に子供時代の母親の暖かい愛が人生を左右しますがこの愛の領域をきちんと説明した人がエリクソンという学者です。人生はいつでも修正できますし問題意識を持つ事が出来れば必ず真実の愛と遭遇出来ます。真実の愛の姿とは何でしょう?この自問自答をしていかないと本当の愛に出合えません。:<自己犠牲:325-2>:

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自己犠牲を勘違いした人々

2010年06月22日 | 第8章:心をのびやかにする方法
信仰を持つ人にとかくありがちな悲劇があります。それは自己犠牲が神様のおぼしめしに合うと勘違いしている人々です。自己犠牲は安っぽいものではなく神聖な領域なのですが思慮の浅い人々は何故かこの自己犠牲にこだわります。神様から与えられた自分の生命、身体、心(成育史)は何よりも大事にしていく必要があるのに、いとも簡単に自分を犠牲にして人を愛したかのような、または神様の教えに従ったかのような錯覚を持ちます。挙句の果てには相当無理しているので不安神経症を呈し始めます。その人が愛だと信じ自己犠牲にしている実情は実は人迷惑なおせっかいであったりします。この自己犠牲について暫く思索します。:<自己犠牲:325-1>:

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新太平記

2010年06月21日 | 第8章:心をのびやかにする方法
山岡荘八の新太平記は何とも面白い小説です。生き甲斐の心理学の勉強会では時々、源氏物語の勉強をしたりギリシャ神話や日本神話を楽しく学びながら日本人独特のアイデンティティーを思索しつつ心理療法の力を養成していきます。現代日本人の深層心理を良く理解する為には日本独自の古典に親しむ必要があります。この小説を読むと日本人独特の美学を深く認識し改めて日本人の死生観に気づき感動します。古層の文化を現代人はしっかりと継承しているのです。それを知らないと健全なAを病理と思ってしまったり、異常なBを健全と解釈したりしてしまいます。知らないばかりに沢山の人々が自分を変だ、と誤解しているのは正面から堂々と見ないからでしょう。堂々と見る為にはこのような知識が必要ですし吸収することである種の平安感を獲得出来ます。:<正面作戦:324-5>:

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自分の中の怨霊と戦う

2010年06月20日 | 第8章:心をのびやかにする方法
どんな人にも気付かぬうちに変な怨霊が心の中に住み着いています。うわー気味が悪い、と思わないで、楽しみながら思索してみて下さい。例えば朝、最寄の駅に向かう路上にカラスの遺体を見ると何となくぎょっとして、あーあ、今日は縁起が悪いなあと思います。生活習慣か文化か、縁起が悪いと感じるのは国により文化により違います。日本では<あの娘は太陽のようだ>と言えば良い娘の例えですがインドでは悪い意地悪な娘という暗示です。縁起が良い、悪いの根拠はまさに人により違います。この遠因は人により表と裏、陰と陽、光と影の関係にあるので、何とも判断出来ませんが、それぞれの人が自分の心に取り込んでいる<怨霊のイメージ>が違うからでしよう。日本文化で生きている以上、自分に限り怨霊は関係がない、と言わないで、一度、どんな怨霊が住み込んでいるのか比較文化論の立場から楽しみながら自己分析すると面白い事が見えてきます。:<正面作戦:324-4>:

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職業は何の為に存在しているのだろう?

2010年06月19日 | 第8章:心をのびやかにする方法
この世とあの世という言葉があります。あの世は死んだあとの世界だと世間では思うようですが神学者の中には<今ここ>が天国だ、と言う人もいます。天国は普通は二度と死ぬ必要のない世界と考えられていますので<今ここ>が天国という学者は<今ここ>の雰囲気、例えば幸せで感謝と愛が満ち溢れている雰囲気を天国と言うのでしょう。さて天国は食べる為のお金を得る為の職業はないようです。地上では殆どの人々は食べる為のお金を得る為にやむをえず働く、というところがあります。どんな職業でも人々を幸せにする職業でないとそれに携わる人々も周囲の人々も幸せになれません。詐欺、暴力団、霊感商売、いずれも人々の幸せには連動しません。人々を幸せに出来る職業を厳選する必要があります。共存共栄の職業が永続しています。:<正面作戦:324-3>:

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実力もないのに戦争を仕掛ける人々

2010年06月18日 | 第8章:心をのびやかにする方法
人生、いつも逃避ばかりではつまらない、と決断し正面作戦に出たばかりに人生を駄目にした人々も沢山います。勝ち目のない正面作戦は悲劇です。勝負に出たけれども恥をかき財産を無くした定年退職者の株式売買での挫折は沢山あります。現実吟味力の欠如が原因です。理想を高く掲げるのは重要ですが勝負に出るタイミングは平素の修行いかんです。経験を積み知恵を蓄積しないで正面作戦に出るのは愚かです。色々の正面作戦がありますが愛の領域での正面作戦が人生で一番大切かもしれません。ここ一番と言う時に自分の本音を言えない若い人々は可哀そうです。人生で一番大切な正面作戦は愛する人を獲得できるかどうかの勝負かもしれません。愛し愛される友達、夫婦、恋人、親友、仕事上のパートナーを獲得する正面作戦が人生で一番重要なようです。本物の愛を得る為に平素愛とは何か、何の為に生きていくのか、自分の生き甲斐は何か、この思索をしていると楽しい正面作戦に出合えます。
:<正面作戦:324-2>:

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正面作戦は勇気の象徴?

2010年06月17日 | 第8章:心をのびやかにする方法
いつでも逃避ばかりしている人生もつまらないし、いつも正面作戦ばかりしていても疲労困憊して面白くない、さてさて、というところです。しかしたまには正面作戦を展開して男の意地、女の意地を通すのも何か楽しい人生かもしれません。堂々と正面から戦いを挑む楽しさ、この正面作戦について暫く思索します。考え方として、どんな考え方を摂取するかで運命が決まります。:<正面作戦:324-1>:

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何が見えてくれば良いのか?

2010年06月16日 | 第8章:心をのびやかにする方法
答えは本物の<不安感>でしょう。人間は複雑な動物で<こうありたい>という願望が強いので嫌らしく恥ずべき自分の姿は見たくないので、本物の不安感は案外見えないものです。本物の幸福感を獲得する為には、本物の不安感におびえる必要があるようです。嘘の不安感と戦うと、いつまでも本物の幸福感は得られません。癌の告知をキチンと受けたうえでこれからの人生計画を立てないと死に際にだまされた、と怨まれます。現実を見据えるには相当の勇気と覚悟が必要ですが砂の上の豪華な幸福は虚しいものです。現実を大事にしないと何をしても虚しいものです。本物の不安感とは何でしょう?それは本物の幸福感を得る為の前提条件としての不安感です。:<現実の面白さ:323-5>:

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