生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

誇り高き女性

2006年08月31日 | 第1章:愛の領域
<凜として美しく清楚で愛らしい、謙遜で貞操を尊び、情が深い>、こんな女性に逢うと、もうどうしようもない感動と魅力にうろたえます。<誇り高いけれども教養と愛情が無く、厳しい批判をする>女性に逢うと逃げ出します。さて、なぜ私はそうなのかを分析すると、自分の中に同じものを重ねて見るからでしょう。心理療法をしていると、どうも人類全てがそう感じているようなのです。その理由を研究すると古代文明の中にも、神話の中にも同じ感情が潜在しているのも分かります。<理想的な異性への憧れ>が古代も現代も変わらない理由は宗教心(専門用語ではデジデリウム:見神欲:ケンシンヨク)が原因だと言われています。誇り高き女性はいつも沢山の思索を男達に与え続けています。:<プライド論:12-1>:

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愛の不安は知恵の源!

2006年08月30日 | 第1章:愛の領域
良い出合いがあったにもかかわらず<愛は訓練、愛は努力>を必要とする事を意識しなかったばかりに破局する二人がいます。子供から高齢者まで、この教育が浸透していないようです。訓練、努力といいましても楽しいものです。のんびりと、自然体でいると、或る日、何となく大丈夫かなあ、この素敵な人が、自分を見捨てて、どこかに行ってしまうのでは、と不安感を感じるのが本物の愛です。大切な人に愛想を尽かされないように、互いの尊敬と誠実さを失わないように、と自分の成長に向かい努力と訓練を密かにするものです。<健全な不安感>は<健全な人間>の特権。不安感を楽しく利用しましょう。<愛の発育:11-5>:

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万物流転と普遍的な愛

2006年08月29日 | 第1章:愛の領域
心理療法学の修士号や博士号を所持していても<愛についての思索>が出来ていない心理療法家は役に立ちません。<人類や国家>を愛しても隣のおばさんや可愛い子供を一番大切にしない心理療法家も駄目です。これは私の反省ですが。さて<あなたとわたし>の関係の中での愛情の深さを観察していると、面白い事に気づきます。深い愛情に生きている場合でも、人の世の儚さ、自然の移り変わり、宇宙全体の歴史から感じる万物流転の哀しさを十分に知れば知る程、二人の愛情は一段と深まります。互いに滅び行く人間の宿命を意識し、知覚すると益々二人の愛情は永遠不変のものに変質していく姿は何を悟らせようとしているのでしょう。:<愛の発育:11-4>:

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愛の刺激剤

2006年08月28日 | 第1章:愛の領域
恋人への愛、神仏への愛、この二つは心理学的には類似しています。互いに愛を感じ合う、この愛を感じる世界が地上での一番の幸せですが、その愛を深める為の刺激剤が<不安感>である事を知る人、意識出来る人は少ないようです。平安感はこの地上では一種の恵み・恩寵に属します。宇宙も人の世も、安定しているものは一つもありません。不安が宇宙の本質ですが、この真理を知らないと身近な人の小さな親切心を当たり前、と勘違いして感謝をしない人が増えているようです。身辺に起きる小さな親切、愛情を何よりも大切にしたいもの。小さな親切を感じたら、その百倍も相手の愛を信じてみましょう。愛の世界での<不安感>は愛を深める為の刺激剤だと、更に意識すると新しい新鮮な愛が訪れます。:<愛の発育:11-3>:

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不安感をどう発展させるか?

2006年08月27日 | 第1章:愛の領域
心理療法上の<不安感>とは、その人の<理想と現実のギャップ>を言います。不安感を消滅させるには<理想>を一時中断するか、<現実>をあるがままに、一旦受け入れてしまうか、その中間で妥協するかです。ここではこの人間の心の仕組みを理解した上で、理想をどう発展するかを思索します。健全で意欲的な人間は敢えて自分を叱咤激励する手法として人前で少々大きなホラを宣伝し、信用を保持する為に、必死で理想の実現に向かって血の出るような努力をする人が居ます。人生での、ここ一番という大勝負の折には、誰でもそうする事が必要なようです。一種の居直りで人生に勝負を賭けます。不安感に負けずに不安感を理想の実現へのエネルギーにしている人々の心理状態です。:<愛の発育:11-2>:

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不安は進歩へのエネルギー

2006年08月26日 | 第1章:愛の領域
人間は本来、幸せに生きていけるように設計されています。しかし自由意志の乱用や地球上の天変地異から沢山の悲劇が歴史の流れの中に生まれてきます。宇宙から巨大な隕石が飛来し、おしつぶされた生命もあるでしょう。この事実から生まれてくる色々の哲学を見ると、悲観論、楽観論、性悪説、性善説、と解釈も沢山あります。どの解釈をとるかは、人の自由です。しかも数千年、どちらが正しいか、いまだ議論しています。人生何年生きられるかは人により違います。生き甲斐の心理学での結論は<宇宙は不安が本質である>ですが、さらに一歩進めて<不安感は進歩のエネルギー>と解釈して、人生を明るく自然に元気に生き抜く知恵を模索させます。今回から5回かけて不安の意味を思索していきます。:<愛の発育:11-1>:

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愛の孤独を満たす道筋

2006年08月25日 | 第1章:愛の領域
愛の孤独を感じた時、それを満たす道筋を間違うと更に孤独感が混乱します。愛の孤独は3つの遠因があります。その3つとは<魂からくるもの、心からくるもの、身体からくるもの>です。魂の孤独は伝統ある宗教を学ぶ事、心の孤独は生き甲斐の心理学を学ぶ事、身体は男女の誠実な愛から学ぶ事。この3つの原因を識別するだけで、カオスの世界からは脱却出来ます。このブログを最初から時々再読・愛読して下さい。私のブログは専門機関等での長い経験に基づいて書かれたものです。さて愛の孤独感は人生でとても大切なシグナルなので、孤独感を感じたら人間として一回り大きくなるチャンスだ、と楽しく余裕をもって思索しましょう。:<愛の孤独:10-5>:

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魂の叫び!

2006年08月24日 | 第1章:愛の領域
日常生活で感じるふとした<不安感>の中には貴重なシグナルが時々出現します。<不安感>は沢山ある感情の中でも一番重要なもので、その取り扱いの方法で、素晴らしい人生の成功者になったり、暗い人生のままで終わってしまいます。何の為に生きているのかなあ、と言う不安感が<魂の叫び>です。人間全てに存在している魂が時々、持ち主である<あなた>に私の存在を忘れないでね、と叫んでいる状態がこの<何の為に生きているのか>という自問自答です。何の為に生きているのか?この自問自答は哲学史で有名な<メメントモリ:自分の死を回想する>の精神状態を人々にもたらし、生きている間に、神仏の存在を知らしめる貴重なシグナルと言われています。人類発生以来の貴重な問いかけの<不安感>で、この不安感が心に発生するので、神話や宗教や哲学が生まれ、科学が発達しました。:<愛の孤独:10-4>:

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愛の地獄

2006年08月23日 | 第1章:愛の領域
<わたしとあなた>の関係性に於いて、もしあなたが不安、怒り、鬱を感じていたら、その感情を相手に正確に伝達していかないと<愛の地獄>と心理療法が定義する辛い心の世界に陥りだします。恋愛結婚した人、お見合い結婚した人に拘わらず生の感情を表出する事を恐れる日本人にかえつて大きな不幸を齎します。愛だと思って感情を犠牲にすると本当の幸福は訪れません。ヤカンの蒸気は小さな穴から少しづつ放出しないと大爆発を齎します。ヤカンの蒸気爆発と愛の地獄は類似した世界です。:<愛の孤独:10-3>:

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もっと愛して!

2006年08月22日 | 第1章:愛の領域
もっと愛して!と女性に言われた男性はその対応は二種類に分類できます。怒りだす男性、愛が足りなかったと考える男性。人間の、生物としての女性は男性の愛を十分感じ取った後、初めて男性を愛するように設計されています。このホモサピエンスの大脳システムを知らないと女性も男性も倫理道徳上、無駄なエネルギーを使ってしまいます。男性は女性を何倍も深く愛さないと本当の愛を女性から得られません。:<愛の孤独:10-2>:

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愛の孤独を知る

2006年08月21日 | 第1章:愛の領域
心理療法では愛の孤独を3つに分類しつつ対応していくと成功します。一つは魂からくる孤独、二つは身体からのもの、三つは本音を語り合える相手がいない場合の心の孤独です。今、感じている孤独がこの3つの内のどれから生まれた孤独かを認識出来る人は確実に幸せを掴めます。孤独感を認めるには相当の勇気が必要ですし更にこの3つに分けて考えだすと深い智恵に遭遇します。この3つについて5回に分けて思索していきます。:<愛の孤独:10-1>:

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美に触れた時の心境は!

2006年08月20日 | 第1章:愛の領域
美しいものに人は感動します。地球で出会う全ての<美しいもの>、森や花や大自然の美も素晴らしいけれども、生きている人間の美さに直接触れて感動した人は幸せです。本物の美しさに触れると人の心と身体と魂は乱舞します。心の世界は何とも言えない安らぎに満たされ、周囲の人々が好きになり、爽やかな気分、幸福感、生き甲斐を感じだします。この状態をもたらす<美しさ>を心理学では<美の極致>と呼びます。美しさを感じ取るには平素、五感と体感の訓練をする必要があります。<美の極致>を意識させ知覚するには、日常生活でいつも<真善美>を意識する必要があります。美しいものが何処に存在しているかと言いますと、遠い山のかなたにではなく身近にこそ沢山存在しています。気づかないだけです。身近な人の心から感じる美しいもの、それが一番人を幸せにしてくれます。:<人間論:9-5>:

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花嫁の魅力

2006年08月19日 | 第1章:愛の領域
<花嫁の魅力>を語る内容で、その心理療法家の実力が分かります。つまり人間とは何か、と言う基本的な哲学を暴露するわけですが、非常に厳しい試験でした。イギリスでの心理療法の面接試験で問われた最初の質問が<花嫁の魅力>を語りなさい、でした。心理療法家は人間性の光と陰、美しい領域と何となく汚く恐ろしい領域をわきまえて仕事をしますが、真善美の領域を五感と体感と哲理で、きちんと受けとめていける識別力が無いと、良い仕事が出来ません。この写真を眺めながらあなたは何を感じますか?その感じた想いをノートに書いてみましょう。地球上で見る森羅万象をどう素直に、あるがままに五感で感じるか、その内容が心理療法家の質を決めます。美しいもの、善なるもの、真理とは何か、この真善美の哲学の勉強は心理学を学ぶ人々には一番重要です。:<人間論:9-4>:

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異性に憧れる意味

2006年08月18日 | 第1章:愛の領域
文化人類学の教科書の最初のページに必ず女性と男性をそれぞれ崇拝したり畏敬の念を表現した彫像のようなものが出てきます。赤ちゃんの誕生と親の死は古代の人々の神話誕生のエネルギーだったのでしょう。さて、私も子供の頃から美しい女性や優しい女性に憧れて、子供なりに神秘的な憧憬、胸騒ぎ、ボーッとした恋の病のような経験をしてきました。異性に憧れ、その追求の在り方は育った環境、教養、知識、品位によって違います。犯罪者から芸術家まで恋の追求は色々です。長い歴史を観察すると異性に憧れる、そのエネルギーは神話・宗教・哲学の大きな発展に繋がっています。異性に憧れるその力は最終的には神仏の愛、永遠の生命にまで人類を導いていく力があります。愛し合う男女の魂は神の世界でもある事を意識する必要があります。男女の愛は神聖で力あふれる美の世界です。:<人間論:9-3>:

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幸福の源

2006年08月17日 | 第1章:愛の領域
<わたしとあなた>の関係性でお話致します。大きな仕事をする場合でも、繊細な五感の日々である家庭生活の中で生きる場合でも、異性は幸福のみなもとです。私は男嫌い、私は女嫌い、と冗談で言い合う場合は別ですが、異性が幸福のみなもとで無い場合は、心理療法の対象となります。これほど重要な存在が異性です。私の存在は数百万年前からの男女のお陰で存在しています。祖父母達が居なければ私は存在していません。異性とは<不安と平安感、怒りと友好的感情、身体症状と健康観、鬱と幸福感、統合と錯乱>の原因です。今、大切な存在の異性はどちらの存在ですか?平安感より不安を生む相手なら、今の内に、何故か、その理由を冷静に観察しましょう。:<人間論:9-2>:

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