母の命日

もうすぐ母の命日です。この世を去って７年になります。１１年前に父、８年前に祖母を亡くしましたが、父の場合は会社、家、親戚を圧倒的力で束ねてきた人間だったので、正直『どうしよう？』という不安やプレッシャーが強く、悲しんでいる間もなかったというのが実感でした。母は亡くなる１ヶ月前まで店に出て接客もしていて、ちょっと体調がおかしいなと気付いたら手の施しようもない程の癌が進行していました。父、祖父を癌で亡くしていたので、癌で亡くなる過程はよく知っていたので、その時の母の姿からはおよそ
想像もできない事でした。医者から１ヶ月はもたないと宣告され、正に天地が引っくり返る思いでした。優しく暖かい、嫌味もなく誰にも愛される自慢の母でした。天上天下唯我独尊的な父の元、母のサポート、愛情があって家族のバランスが保たれていました。母が助からないとわかり数週間、いったいこれほどの涙はどこからあふれ出てくるのか？という程泣きました。小学校１年の頃、家では泣き虫だった自分に、父から『男はめったな事で泣くものではない』と胸倉をつかまれて言い聞かされ、以来人前はもちろん、隠れて泣く事もほとんどなかったのですが、仕事をしていても、飯を食っていても、何をしていても涙が止まらなかったのを覚えています。今、社長をしている叔父から『事情はわかるが、１日中目を腫らしているのはいかん』と怒られました。花粉の時期という事もあったので、社員の方やお客様にはマスクをして『今年の花粉は特にすごいですねぇ』とごまかしていました。それ以来、本当に涙もろくなってしまいました。今年は感動の涙を流させてくれないかなぁ？我が子よ。スポーツで勝って、負けての涙ってイイですよねぇ、、、、
画像の商品は新品アウトレット品のＴＶボードです。質感のあるアルミボディーがとってもクールです。