さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

コンコーネ

2008-02-11 | 日記・エッセイ・コラム

声楽を志す人が必ず勉強する教則本の一つに

“コンコーネ”というものがあります。

中学校や高校で合唱部だった方はご存知かも。

G.コンコーネさんが作曲した、ヴォカリーゼの練習曲集ですが、

最近、毎日歌っています。

  

私はもともと、高音は持っていたのですが、

大学生の頃は、中低音が充実しないことが悩みでした。

逆に、クラスターと言って、高音を専門に出す歌い手として

重宝されたこともあったのですが、

魔笛のパミーナなど、オペラの人物を歌う場合には、

どうしても中低音が必要です。

歌曲などは、中低音ばかりですし。

ですので、中低音が充実していないことが、長年の悩みでした。

その中低音を充実させるために、適した練習が、

コンコーネなんですね~。

  

パミーナという役は、お姫様ですが、

それだけではありません。

高音や、流れるようなフレーズをキレイに歌って、

彼女の繊細さや上品さ、高貴な雰囲気を出す以外に、

中低音で、彼女の本質や、彼女の不安、

死を決意し、またそれを乗り越える強さなどを表現したいと考えています。

高音もキレイだけど、中低音も充実していて、

繊細で上品だけど、確固とした強さも持っている人物にしたいのです。

そのために、最近は毎日コンコーネ!!!

  

お隣さんにとっては、いい迷惑かもしれませんね・・・(^^;

コメント (3)
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