生まれて初めての経験!
MRI!
マグネティック・リゾナンス・イメイジングの略だそうです。
いやー、あれは拷問ですねぇ。。。疲れましたぁ。
先ず、あの狭い空間。
股関節周りを撮影したのですが、
仰向けに寝た骨盤を、バンドで固定して、
さらに、足の上に重りを乗せて固定して、
人ひとりが入れるだけの筒の中に入れられます・・・
身動きが取れないし、動いちゃダメって言われるっ!!!
そして、音による拷問が始まります・・・。
骨や体の内部組織に、何かを共鳴させて
画像を取るので、仕方ないのかもしれませんが、
いやあ、あれは拷問ですよ。
ガッガッガッ、と音楽とは対極にある音が響いた後、
アラームのような音がビービー鳴り響きます。
いつ止むのか予測できないほど長く。
何が起こるんだろう???否が応でも恐怖感が増します。
ましてや逃げられないし。
そして、ガンガンガンと、工事現場の騒音にも似た音が響きます。
工事現場の音の方が、まだ聴きやすいかなぁ・・・
同じ音が16分音符で繰り返されているようにも聞こえるので、
プレスティッシモの音楽と思えばいいし、
永遠に続くわけではなく、
1分もたたないうちに一度やみ、
また始まり、また止み・・・と小刻みに繰り返します。
いつになったら終わるんだろうという想像は
そのうちに終わりがあるという前提で行えます。
が、あれは拷問ですねぇ。
肯定のある二つの音が・・・しかも単音ではないので気持ち悪い音が、
ひっきりなしに繰り返されます。
ドカドカドカドカドカドカドカドカ・・・・
機械的に繰り返されるその音には、区切りがなく、
同じプレスティッシモでも、せかされる音楽のようです。
精神的に、急かされるというか、追いつめられるというか。
区切りがないので、いつ終わるか全く想像できません。
いつ終わるんだろうという想像は、これが30分も続くのかという恐怖に変わります。
15分から30分くらいかかります、と、最初に言われていたので。
30分って!メノッティのオペラなら終わっちゃいますよ!
あれは・・・拷問です。
頭の中で、別のことを考えることにしましたが、
音がうるさくて、集中できません。
耳栓をしているのにあれだけうるさいって・・・どれだけの騒音なんだろう。
対抗して叫んでみたくなりました。
高音で、フォルティッシモで張ったら、
かき消せるんじゃないか?・・・と淡い希望です。
騒音対ベルカントでは、どっちが勝つんでしょうねぇ・・・。
この騒音の中でも集中できる力を、自分に課す!と決めて、
今、暗譜中の曲を頭の中で再生することにしました。
予想外に現れるGP(総休符)とアラーム音に、集中力が途切れつつ・・・
そろそろ10分くらい経ったかな?
まだ20分もかかるのかな?
まだ半分もいってないのかな。
あたし、耐えられるのかな・・・
・・・と思った途端に、終了しました。
いやあ、あれは拷問でしたよ。