さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

オペラとミュージカルの関係

2014-04-07 | 日記・エッセイ・コラム

「オペラとミュージカルって、何が違うんですか?」

・・・と聞かれたので。

 

 

オペラもミュージカルも、どちらもシアターアクトの代表です。
つまり、劇場で公演されることがほとんどです。
・・・映画になっているものもありますね。
どちらも演劇と音楽の融合であり、物語が音楽によって進行していきます。

セリフを歌うことでシーンが進んでいきますし、
感情を音楽が表現してくれることもあります。

 

 

では、オペラとミュージカルの決定的な違いは?

 

 

簡単に言ってしまえば、

【オペラはマイクを使わず、ミュージカルはマイクを使います】

 

簡単に、というか、ある意味では乱暴に一刀両断にしますが、
そんな認識で間違っていないんじゃないかなぁと思います。

そんなに簡単じゃないだろーとか、
マイクを使うオペラもあるだろーとか、
やんややんやといろいろ言われそうですが、
そんなことお構いなしに今回は言い切ってしまいましょう。

 

歴史的に言えば、オペラの作曲家が活躍した時代があり、
やがてミュージカルが誕生しました。

電子音楽の誕生は、劇場文化の可能性を大きく広げたのです。

 

 

 

 

さて。

 

オペラではマイクを使いません。

・・・もちろん、使う時もあります。
例えば野外劇場で開催されるオペラではマイクを使います。
例外は他にもありますが、99%のオペラは、生音で演奏されると言えるでしょう。

伴奏はオーケストラ、歌い手は劇場の端っこにいる人にまで
マイクを使わずに声を届けます。・・・叫び声ではない歌声を。

 

ミュージカルはマイクを使います。

目立たないようにピンマイクをつけ、
セリフも歌も、マイクを通して客席に届けます。

伴奏はバンド・・・電子楽器にドラムの大音響。
どんなに伴奏が大きくても、演者の声は客席に聞こえます。
ささやき声でさえ、客席の端っこにいる人にも届きます。

 

 

 

どちらも音楽がストーリーを紡いでくれます。
バレエやダンス・・・どちらにも踊りがあったりします。
違うのは、マイクやスピーカーや電子楽器を使っている否かだけ。

 

【ミュージカルはデジタル、オペラはアナログ】

・・・それがオペラとミュージカルの違いだと言い切っちゃってもいいんじゃないかな。


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