さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

あなたの咳、本当にカゼですか?

2012-01-10 | 歌い手奮闘記

2012年、最初の三連休のお仕事は、ボイストレーナーのレッスン!!!

 

 

・・・のはずが。

 

 

スケジュールを勘違いなさっていた生徒さんもいらっしゃったのですが、
風邪を引いてしまった生徒さんもいらっしゃって、
レッスンがキャンセルになりました。

 

 

それでも、今年最初のレッスンだから、顔だけ出しに・・・とおっしゃって、
レッスン場所にいらっしゃった生徒さんもいたのですが、

 

 

結構です~~~。

 

 

人でなしと言われそうですが、早々に退散いたしました。

 

うつりたくない~~~。

 

 

 

 

 

 

咳が出る、洟が出る、クシャミが出る。

熱が出てしまったら、体がだるくて動けないこともあり、
会社も学校も、もちろんレッスンもお休みするのでしょうが、
熱が出ない限り、(特に日本人は)仕事や授業に出かけてしまいますよね。

いや、37度しか熱がないとか、
38度以上あったけど、薬を飲みましたーなどと言って、
会社や学校に出かける人もいると思います。

 

ただの風邪です、あとでうがいしてください、うつらないと思います・・・などと言い訳をして。

 

 

 

でもちょっと待って、本当にその咳、うつらない?

 

 

 

どうにも咳が治まらないので、違う病院に行ってみたら、
マイコプラズマだと診断されました、なんて話も聞きます。

病気の専門家である医者ですら診断を間違うことがあるのに、
専門家ではない人が、どうして風邪だと判断できるのでしょう。

 

 

それは、判断したのではなく、
実は本人の希望でしかないと思うんですよね。

 

この咳は、重篤な病気ではなく、ただの風邪であって欲しい・・・という希望。

 

 

 

その気持ちはわからないではないのですが、
きちんと病気の実態を把握せずに放置することは、
はたして良いことでしょうか。

病院に行かないのも、自己判断で済ませてしまうのも、
市販の薬や家にあった薬で済ませてしまうのも、
無責任な行為ではないでしょうか。

自分の体が今、どういう状態にあるのかを知ろうとしないことは罪ではないでしょうか。

 

 

どこぞの逃走犯が出頭してきたのに、きちんと調べることをせずに、
いたずらだと判断しておざなりな処置をする・・・のと一緒かもしれないじゃん!

な~んて、一緒にしちゃいけないか

 

 

 

 

 

さて。

咳が出る、という症状があって医者に行った場合、先ず咳止めの薬を処方されると思います。
医者に行かなかった場合でも、咳が出るという症状があるので、
咳止めの薬を飲んでみようという判断を、先ずはすると思います。

その薬を飲み続けても症状が改善されなければ、ほかの薬を試したり、
ほかの重篤な病気を疑ってみたりする訳ですが、
この、“先ず咳止め”という判断に至る道筋が問題です。

 

結果が良ければ万事オッケーなのですが、
もしも治らなかったら???

 

 

 オーマイガッ!

 

 

などと大げさに言っている私ですが、実は医者に行かない派。
特に今の季節は、医者に行ったことで、伝染する別の病気をもらいたくないのです。

咳が出るくらい体が弱っている時に、病原菌がウヨウヨいる場所に出かけるなんて・・・

 

 

 オーマイガッ!

 

 

 

すみません、人でなし発言ですね、コレ。

 

 

でもコレ、音大時代からの環境によるものです。

 

 

満員電車で、咳をしている人と隣り合わせになりたくないので、
登校時間をずらす、電車を1本遅らせる、マスクとうがい薬が手放せない、
つり革に触らない、ハンカチで口を覆わずにクシャミをする人を睨み付ける・・・

 

 

 

人でなしです。

 

 

 

 

咳という症状だけでは、その原因が何かはわかりません。

伝染する可能性のある病気なのか、アレルギーによるものなのか、
うつらないものなのか、うつるウィルス性のものなのか・・・

 

 

うつりたくないので、うつらないための努力をするわけです。

 

うつらないために、回避したり予防したり殺菌したりします。

 

 

 

人様から、人でなしと言われようが、うつらないための努力はかかせませんっ!

 

 

 

と同時に、うつさない努力もします。

うつらない努力と同じ分だけ。。。

 

 

 

 

 

 

ところで。

咳止めの薬は、咳をしないようにするためのものなので、
根本的な解決にはなっていないような気がするんですよね。

たとえば・・・熱がある時、
それは体が病原体と戦っている証拠なので、
ある程度だったら、そのままにしておいたほうがいいという話を聞いたことがあると思います。

もちろん、我慢することはないので、解熱剤を飲むことも必要です。

 

 

咳も、体が咳をしたいと欲している状況にあるから咳が出るのでしょう。
それが、アレルギー物質を体外に出すためなのか、
ウィルスなどを体外に出すためなのか・・・とにかく理由があるはずです。

咳のし過ぎで肋骨を折ったり、呼吸困難に陥ることもあるので、
もちろん、注意が必要なのですが、
薬を飲むだけでは根本的な解決になっていないような気がします。

 

 

どうして咳が出るんだろう・・・?

 

 

 

 

咳を出したがっている状態にあるのに、薬でそれを抑制する・・・。

その咳止めの薬は、喉にどんな影響を及ぼすのでしょうか・・・。

 

 

喉の筋肉を鈍感にしてしまう作用が、あるんじゃないのかなぁ。
その状態では、満足に歌えないんじゃないのかなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

薬を飲みたくないので、風邪をひきたくありません。

歌いたいので、風邪をひきたくありません。

 

 

 

・・・では、ひいてしまったら?

 

 

演奏会の予定もほかの仕事もキャンセルになり、
そのために練習してきた時間もその日のギャラも、
すべてゼロになります。

ほかのソプラノが、私が歌うはずだった役や歌を歌い、
私がもらうはずだったギャラは彼女のものになります。

病気になって、医療費がかかるのに、稼ぎがなくなる・・・。

 

 

ゼロどころかマイナスです。・・・お金の面ではね。

 

 

 

人としては、どうでしょう。

共演者に、お客様に、スタッフに、風邪をうつさずにすんだのではないでしょうか。
嫌な思いをさせずに済んだのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今年初のレッスンだったので、顔だけ出しに来ました。」

 

そんな風に頑張らなくていいんだよ~。

 

 

 

頑張り方が間違っている・・・
素敵な歌を楽しく歌うために何をすべきかを一所懸命考えましょうよ♪

 

 

 

あなたが健康であることが一番です。

 

 

 

 

ところで。

レッスンがキャンセルになって空いた時間には、
行こう行こうと思っていた買い物に行けました。ラッキー♪

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