長野市で歌ってきました。
長野新幹線で向かい・・・日帰りです。
途中の軽井沢では雪が積もっていて、スキーをする人の姿も見えました。
高校からの友人の結婚式です。
披露宴で歌うことは滅多にありません。依頼されたことも数回しかありません。友人の結婚式はほとんどが披露宴形式ではなくて、レストランを借りたり、コンサート会場を借りたりするパーティー形式。付け加えるならば、披露宴会場にはピアノがないですし、ピアニストがいればいいですが、いない場合は連れて行かなければなりませんし・・・歌うとなると、せっかくの美味しいお料理が食べられないので、披露宴にお呼ばれしている時は滅多に歌いません。
披露宴にふさわしいような曲もレパートリーにないですし・・・。
友人の結婚式は地震の影響をもろに受けました。列席者も欠席される方が多く、出席されている方でも身近な方が被災されたという人もいらっしゃいました。
報道関係のお仕事につく新郎。それを支えている新婦。
長野北地震があり、東日本地震があり、東電の問題があり、被災者の受け入れを長野県が始め・・・新郎は昨日も明日も休みなくお仕事だそうです。・・・2次会もなく。
新郎の同僚の方も、休みが取れなかった方がたくさんいらっしゃったようでした。せっかくの結婚式なのに仕事に新郎を取られてしまった新婦・・・でも、とても頼りになるしっかりとした奥さんに、きっとなると思います。
このような状況にもかかわらず、たくさんの列席者が集まりました。お二人のお人柄と思います。
大変な時ですが、式を決行したお二人と、
そんな二人を祝福するために集まった列席者の方々と、
来られなかったけどお二人のことを思っている方々と・・・
今、頑張っている人のために。
宴後、何人かの方が声をかけてくださったのですが、「癒されました」という言葉が印象的でした。
魂をこめて歌ってきて良かった。
届けたかった元気は、誰かの心に、確実に届いたようです。