第二ページ一つ書き(上の写真)
解読
一 御納米初納より御米拂切迄御蔵番
人付置火事盗人之用心ハ不及言ニ御
米大切ニ仕差図次第江戸廻シ可仕候
読み方
一つ ご納米、初納よりお米拂切(はらいきり)まで、お蔵番
人つけ置き、火事・盗人の用心は言うに及ばず、お
米大切に仕り、指図次第、江戸廻し仕るべく候
解説一、納付するお米は、初納より払い切りまで、蔵に番人を附けて置き
火事や盗人の用心は言うに及ばず、お米を大切に扱い、指図
有り次第、江戸廻し(江戸へ送る)にする事。
「御米拂切迄」・・・「迄」はちょっと読めませんが、占にしんにゅうの字です。
「御蔵番人」も読みにくい文字です。 「不及言」・・・「言」は「云」の崩しではなく「言」の崩しです。 「差図」の「図」も昔の画数の多い図です。