第八ページの四行目から
解読
又夫ヨリ弐つ三つ打来り候へ共前ヨリ小浪ニ御座候
扨家流留マリ者下地廣小路ヨリ上ミ之弐三軒目ニ而
泊り夫ヨリ流残り之下タ町者納屋石垣抔者川中へ
読み方
又、夫れより二つ三つ打ち来たり候へども、前より小波に御座候
さて、家流れ留まりは、下地廣小路よりカミの弐・三軒目にて
泊まり、夫れより流れ残りのシタ町は、納屋石垣などは、川中へ
解説 「弐つ」・・・「つ」は「川」の変体仮名。 「候へ共」・・・「そうらえども」
「御座候」・・・こんな「候」もあります。前に出ました。「ございました」
「上ミ」・・・「上」を「かみ」と読むときは、「ミ」と送り仮名を付ける。
「泊り」・・・読みにくい。当て字で「止まる」と同じ意味に使っています。
「残りの」・・・形で覚えて下さい。「残り」の次に長い「之」が有ります。