古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十八章 潮御崎神社・古記録その八十六

2013年09月08日 05時52分11秒 | 古文書の初歩

 

 

潮御崎神社古記録第二十一頁「三浦再々申入口上」三行目

 

解読 可参与口上計ニ而、返書ニ者三浦持合之宮与其方

 

読み 参るべしと口上ばかりにて、返書には三浦持ち合いの宮と其の方(家)

 

解説 (今朝)「可参与」・・・今朝参りましょうと。 「口上計ニ而」・・・口先で言うばかりで。「計」は『はかる』ここでは「口上『ばかり』にて」と読みます。 「返書ニ者」・・・返事の手紙には。「返」も「書」も難しい。「返」は形が解りますが、「書」は元の形が推定出来ません。 「持合之宮与」・・・持ち合いのお宮だと。「宮」はもうお解りでしょう。 「其方家」・・・神主を指して「其の方」と上から目線で呼びつけています。