潮御崎神社古記録第二三頁「神主再々返答」上の二行目
解読 (不申)越与之義、此方合点不参候。御崎明神宮主者
読み 申し越さずとの義、こなた合点参らず候。御崎明神、宮主は、
解説 前行から続きで、「不申越与之義」・・・申し越さずとの義。申して来ないと言う件は。 「此方」・・・『こなた』こちら。当方。私。 「合点不参候」・・・『がってん』又は『がてん』参らず候。納得出来ません。「候」は「参」の下に小さく書いています。 「御崎明神」・・・『みさきみょうじん』・・・「明神」は難解です。潮御崎神社の事。「水崎明神」とも書きます。 最後は「宮主者」・・・宮主は。宮の持ち主は。「者」は変体仮名の「は」。「宮主」も難しいですが、何度も出て来るので、もう読めると思います。古文書の基本は、多くの文書に触れて、回数を重ねる事により、初級から中級へ、更に上級へと進んでいくところに有ると思います。