潮御崎神社古記録第二一ページ「三浦再々申入口上」八行目
解読 間敷故、三通之返書ニ得不申越段、尤ニ候。併
読み (これ有る)まじき故、三通の返書に得申し越さざる段、尤もに候。併し
解説 「間敷」・・・当て字で『まじく』、『まじき』等と読みます。「これ有るまじき故」・・・有ってはならないので。三浦より外の新しい宮主など有ってはならないので。有る筈がないので。 「三通の返書に」・・・今まで受け取った三通の返事に。 「得不申越段」・・・『え申し越さざる段』。「得」は下に否定形が来る場合、「とても・・・出来ない」。「ようしない」。の「よう」になる言葉です。関西弁で「ようせんわ。」の様な言葉。「三通の返事の文書で書いて来る事が出来なかったのは。」 「尤もに候」・・・尤もである。理屈が通っている。 最後は「併」・・・『しかし』と読みます。しかしながら。