馬場あき子の旅の歌27(2010年4月実施)
【飛天の道】『飛天の道』(2000年刊)168頁~
参加者:K・I、N・I、Y・I、K・T、T・S、
藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:藤本満須子 司会とまとめ:鹿取 未放
208 大鳴沙ゴビの砂打つ音たてて悲しむ飛天雨降らしけり
(レポート)
鳴沙山から吹き下ろす風が音をたててゴビの砂を打っている。三句めの「音たてて」は上の句下の句に掛かり、上の句は砂の音でありまた下の句の風の音でもあろう。この「音たてて」により歌の姿が立ち上がってくるように感じる。乾燥した砂の大地、それを悲しんだ飛天が雨を降らしたのだ。飛天の表情から「悲しむ飛天」とよみ、その時、ゴビ砂漠に雨が降ったのだ。しかし雨ではなく吹き荒れる風の音だったかもしれない。(藤本)
(まとめ)
★「ゴビの砂打つ音たてて」は力強いリズムに迫力がある。たとえ全体が幻想だとしても、ここは 音立てて砂漠に雨の降る情景を思い浮かべたい。相当激しい雨だ。乾燥したゴビを悲しんで飛天 が雨を降らせてくれたのだ。(鹿取)
【飛天の道】『飛天の道』(2000年刊)168頁~
参加者:K・I、N・I、Y・I、K・T、T・S、
藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:藤本満須子 司会とまとめ:鹿取 未放
208 大鳴沙ゴビの砂打つ音たてて悲しむ飛天雨降らしけり
(レポート)
鳴沙山から吹き下ろす風が音をたててゴビの砂を打っている。三句めの「音たてて」は上の句下の句に掛かり、上の句は砂の音でありまた下の句の風の音でもあろう。この「音たてて」により歌の姿が立ち上がってくるように感じる。乾燥した砂の大地、それを悲しんだ飛天が雨を降らしたのだ。飛天の表情から「悲しむ飛天」とよみ、その時、ゴビ砂漠に雨が降ったのだ。しかし雨ではなく吹き荒れる風の音だったかもしれない。(藤本)
(まとめ)
★「ゴビの砂打つ音たてて」は力強いリズムに迫力がある。たとえ全体が幻想だとしても、ここは 音立てて砂漠に雨の降る情景を思い浮かべたい。相当激しい雨だ。乾燥したゴビを悲しんで飛天 が雨を降らせてくれたのだ。(鹿取)