かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 305(トルコ)

2019-07-19 19:58:26 | 短歌の鑑賞
 馬場あき子旅の歌41(11年7月)【風の松の香】『飛種』(1996年刊)P136~
 参加者:K・I、N・I、井上久美子、崎尾廣子、曽我亮子、藤本満須子、
     T・H、渡部慧子、鹿取未放
 レポーター:T・H 司会とまとめ:鹿取 未放


305 潑溂とたのしむ心湧きてゐるわれとかがやくマロニエの実と

     (まとめ)
 マロニエはギリシャやブルガリア原産で、もちろんトルコにはある。マロニエの実が陽光に輝いているのを見ているとうきうきしてきた。マロニエの実によって異郷にある心弾みの実感が伝わってくる。
 日本ではセイヨウトチノキなどと呼ばれ、花はピンクと白があり、公園や並木に植えられている。栗ほどではないが実にはいがいががあり、剥くと栗に似た実が入っている。しかし栗と違って日本のトチの実同様そのままでは食べられず、あく抜きに大変な手間と日数がかかるそうだ。(鹿取)


コメント
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