かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  154

2021-10-08 19:00:46 | 短歌の鑑賞
 ブログ版清見糺鑑賞 23  東芝Rupo
                        かりん鎌倉なぎさの会 

154 雨上がりの歩道駒下駄鳴らしゆくこのたのしみは年寄りのもの
                           「かりん」2000年11月号

 馬の蹄に似るので駒下駄というらしい。雨があがって散歩にかっこうの道を駒下駄を鳴らしながら歩いている。時間に追われることもない気ままな散歩である。下句には多少肩肘はった感じもするが、作者はやはり気分がよいのであろう。


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