馬場あき子旅の歌42(11年8月)【キャラバンサライにて】『飛種』(1996年刊)P139~
参加者:N・I、崎尾廣子、T・S、曽我亮子、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:渡部慧子 司会とまとめ:鹿取 未放
312 うら若き駱駝は夢をみるといふキャラバンサライの胡桃の木下
(まとめ)
311番歌「キャラバンサライの廃墟に胡桃の木ぞ立てる机を置きて眠る人あり」を見ると、人間だけが涼しい木陰の机の上で眠っている図と読めるが、つづくこの歌では駱駝もその木陰の恩恵を受けているのだろうか。上の句は短歌的独断かもしれないが、「うら若き駱駝」という設定が何とも魅力的である。涼しい胡桃の木下で若い駱駝の見る夢は、きっとやすらかで楽しいものであろう。(鹿取)
参加者:N・I、崎尾廣子、T・S、曽我亮子、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:渡部慧子 司会とまとめ:鹿取 未放
312 うら若き駱駝は夢をみるといふキャラバンサライの胡桃の木下
(まとめ)
311番歌「キャラバンサライの廃墟に胡桃の木ぞ立てる机を置きて眠る人あり」を見ると、人間だけが涼しい木陰の机の上で眠っている図と読めるが、つづくこの歌では駱駝もその木陰の恩恵を受けているのだろうか。上の句は短歌的独断かもしれないが、「うら若き駱駝」という設定が何とも魅力的である。涼しい胡桃の木下で若い駱駝の見る夢は、きっとやすらかで楽しいものであろう。(鹿取)