小川未明文学館出張講座企画展「未明文学の森 おいたちと作品」 公開講座 に参加しました
会場は アストピア5階 ミュゼ雪小町
上越教育大 小埜先生の講座です 盛況でした 大正12年 赤い鳥に初出 飴チョコの天使
森永のキャラメル 以前は飴チョコと呼んでいたそうです 東京の工場で作られた飴チョコが汽車にのって東北の田舎に出荷される
おばあさんに買われて 東京の孫へ送る荷物の中に入れられる 飴チョコの箱に書かれた天使たちは 箱を破られても 焼かれても痛くない
子供たちに食べられ 捨てられた天使たちは 静かな黄昏にゆっくりと青い空へ上っていく。。
中味を食べられ 箱を捨てられる・・・・その運命を見届けたうえで天に帰っていく天使。。 ゴミはゴミ箱へ・・・・の教訓だけではないのね・・・・
未明のお母さんが 孫に飴チョコを送っている風景が浮かぶ 自分は行けないけれど 飴チョコがちゃんと孫に届いて 喜んでもらっている景色が浮かぶなぁ。。
復刻版の赤い鳥 白い門のある家 大正14年 赤い鳥 初出 不思議な物語 もう会えない人 忘れてしまっていた人と会える店 一度きりの再会
タモリの世にも奇妙な物語・・・・にありそうな話 内田百聞の冥途を彷彿とさせる 小埜先生がおっしゃっていた
とてもいい講座でした 小川未明は悲しい 苦しい 寂しい・・・イメージがあるけれど 心にぽっと明かりが灯るような話もあるんだぞ~。。