去年9月にプロメテウスを見た感想を書いたが、その時に「ミレニアム」のリメイク版である本作についてちょっと書いた。
Wowowで放送したものを録画して、今日見てみたけど、さすがにえげつないところ、重苦しい場面も含めて元作に忠実に作っているので、違和感なく、導入部の「移民の歌」の迫力にはわくわくさせる感じさえもたらして、好感を持たせてくれた。
ただ、やっぱりミカエルはスウェーデン版の配役のほうが泥臭くて、ダニエル・クレイグのように妙なかっこよさがないだけリアルな感じをさせてくれることに軍配を上げたい感じ。
これから続くであろう2部、3部ではミカエルの活躍が目立ってくるのだが、それでもヒーロー的な活躍ではなく、オジサンががんばっているところにリアリティを感じさせてくれるので、僕的にはスウェーデン版のほうがよい。
また、ルーニー・マーラのリスベットもノオミ・ラパス並みに頑張っていたが、芯の図太さ感ではちょっと足りない。エンディングも原作、スウェーデン版とちょっと変えてしまっていて、評論家には良いと言っている人もいるけど、「女の弱さ」的に感じてしまって、この物語にはいらないような気がする。
とはいえ、前に書いたクロエ・グレース・モレッツがでた同じくスウェーデン映画のリメイク「モールス」がよかったように、違う面から見られるというのもよいのかもしれない。
雨が降り出した。予報ではこの後雪になるかもしれないというが....
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