欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

欠陥建築を取り上げたTVの責任!!

2013年11月22日 09時00分20秒 | 建築家(建築士)に用心



『欠陥!欠陥!と、言い始めたのは、TVで取り上げてから…』



昔から、「欠陥建築」は、存在しました。

しかし、その頃は、まだ、「施主」と「大工」の信頼関係が、ありましたから、

施主が、「悪い所をなおせ!」…と言えば、大工も修理したのです。



しかし、その様な、「施主」と「職人」の信頼関係が、徹底的に「破壊」される

事態が、起きて来たのです。



それは、TV番組の中で、「正義の味方を気取る人達」が、様々な家の「欠陥?」

らしき状態を見つけては、

…「あっ!これは、ひどい欠陥だ!」

 「これも、建築基準法違反だ。あっちも、建築基準法違反だ!」

と、騒ぎまくる特集をやった事にあります。



…一般的に「建築の素人」は、コンクリートにちょっとヒビが入っただけでも、

「不安」になります。



それを、必要以上に、「煽り立て」「消費者を不安に貶め」、法外な調査料金

を取った挙げ句に、「施主」がやりたくもない「裁判」をさせる事が、果たして

良い事なのでしょうか?



「TV局の皆さん」は、これらの「欠陥???」箇所を、裁判した結果を、

ご存知でしょうか?



一応、「原告勝訴」です。

しかし、2000万円の損害賠償請求に対して、取れるお金は、数十万円の

場合も、少なくありません。



「裁判では、例え1円でも、賠償請求が認められたら、勝訴です!」



この事を、「正義の味方を気取る人達」は、「裁判で勝った!」と、自ら宣伝

する訳です。




「TV局の皆さん」は、「施主」の苦しみが、分かりますか?

貴方達の番組を見て、更に、苦しむ「施主」さんが増えるんです!

その事を、よく、理解してください。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする