欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『某住宅調査会社が、ブログに書いた、間違った情報… !』

2015年07月30日 09時22分07秒 | 建築のうんちく




『私道の意味を、第三者機関を名乗る奴が、全く理解していない!』



皆さんは、『私道』の意味をご存知ですか?

『これ、道の様でありながら、誰かの土地です!』



では、『私道と公道』を見分けるのは、どうすれば良いでしょうか?



実は、役所に行けば簡単にわかります!



先日、ある住宅調査をしている会社が、ブログの中で…

『私道のマンホールには行政の刻印がない!』

…と、書いてありました。

『しかし、全くのデタラメです!』



神戸市の場合、戦後の歴史的な理由から、『私道だらけ』です!

でも、そんな私道のマンホール

にも、神戸市の刻印が…



こう言う、間違いをしている人は、結構多いです!

今回は、『第三者機関』を名乗る『住宅調査会社』でしたが、不動産屋だって、

こんな、間違った知識を持っている人が多いです!



更に、この会社のブログには、もっと、驚くべき間違いが…

『私道は、その道路の所有者が、許可しなければ、通れない!』



これも、完全に間違い!!

『民法によって、通行が保証されています!』



こんな知識もない会社に、

『住宅調査』をして欲しくないです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『沖縄の家には玄関が無い場合が多い!』玄関は必要なのか??

2015年07月26日 09時25分12秒 | 建築のうんちく




『玄関に関する大いなる疑問…本当に必要なのか?』



沖縄の民家の中には、『玄関が無い家』が多数存在します。

どこからでも、あがれる、開放的な家です!

『こう言うのは、良いと思います!』



そもそも、なぜ、玄関があるのでしょうか?



日本家屋の場合、床が、地盤面よりあがっています。

その段差を、一気にまたいで、家に入るのは大変なので、玄関に入る前、玄関に

入った所で、段差を付け、最後は、靴を脱いで、よっこいしょと、床にあがる訳です。



靴のまま生活する民族にとっては、日本家屋の様な玄関は要らない訳で、玄関を

入ったら、すぐにホールで良い訳です。



そもそも、日本家屋の様に、地盤面から大きく床を離す必要が無いのです。



玄関を入ってすぐにホールであったり、すぐに、キッチンだったりすれば、ちょっと

したお客様が来られた時に、その場所で応対できますね!



これって、合理的です!



そもそも、玄関スペースというのは、家の中でも、もったいない使い方をしている

スペースだと思いませんか?



これからの、日本の家は、沖縄の家みたいに、開放的な要素を取り入れても良いの

では無いかと考えます。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『地震保険←ほとんど役にたたない話!!』…保険で再建不可能!!

2015年07月25日 09時26分25秒 | 建築のうんちく




『地震保険には、加入した方がよい。しかし…』



地震で建物が倒壊した場合

『地震保険』で再建築出来ない事をご存知ですか?



例として…

木造二階建ての住宅の価格が、仮に2000万円としましょう。

そして、この家が、地震で倒壊した…

すると、『地震保険』では、最大で、1000万円しかでません!



これで、再建築出来ますか?



怖いのは、これだけではありません!

もし、大震災の規模が広範囲なら…

先ほどの例の住宅の場合…

200万円しか保険が出ない!

様な、試算が実際にあるのです!



関東や関西では、これから大規模な地震に見舞われます!

これによって、日本と言う国が、世界地図から消える可能性さえあります。



こんな、危険な時代に、貴方は借金して家を建てますか?

『プレハブ』とか『借家』で良いのではないでしょうか?



『家より、子供の教育や自分の勉学に、お金を使いましょう!』



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『耐震補強業者は、誰だってなれる現実!!』…これで良いのかな?

2015年07月22日 09時25分27秒 | 耐震補強工事はインチキ




『耐震補強業者にも色々あって、信頼出来る所は、非常に少ない!』



耐震補強工事は誰でもやる事が出来ます!

『免許も何も無い、大工にだって出来る工事なのです!』



だからこそ、用心が必要なのです!

『先日も、ある耐震補強業者について調査したところ…』

『あちこちから、裁判を起こされている事がわかりました!』



耐震補強業者には、こう言うのが、ゴロゴロいます!



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『山の北側に植わっていた木は、北の部屋に使え!』昔の常識!

2015年07月20日 09時25分30秒 | 建築のうんちく




『建物が狂う原因の一つが、木の暴れを無視した使用法にある!』



ある、馬鹿クレーマーが、我々にどうしても来てくれと言うので、行って来ました!

そのクレーマーは、こんな事を言って来ました。



『建物の柱を傾斜計で計測したら傾いている!』

『床の不陸も酷いものだ!』



そこで、実際に家を検査して見ると…

『あれあれ、大した事ないです!』



確かに、柱の下部と上部で、寸法にして『約2ミリほど』の狂いはありました。

『こんなの欠陥でありません!』

床が平坦でないと騒ぐ件に付いても、合板の継ぎ目が、『約0.5ミリほど』段差が

あるだけでした。



こんなので、この建物は、欠陥だから、建て替えろとか、賠償しろと言うのです!

『如何にクレイマーが大馬鹿かが、良く分かる出来事です!』

『誰だって、こんな馬鹿を相手にするのは、ご免被りたいです!』



実は、この程度の『材木の狂い』が出るのは、当たり前の事です。

むしろ、この家の場合は、『非常に優秀な出来』です!



材木というのは、『どんなに乾燥させても暴れます!』



『暴れない材木なんて無いです!』

材木は、生きた材料なので、空気中の湿度を吸ったり吐いたりします。

『その時に、曲がったり、ねじれたりします!』



この、暴れる事で、家がバランスを崩さない様に…

『山の南の木は、南の部屋に使い、山の北の木は、北の部屋に使った!』

訳です。



山の北側に植わって居た木は、曲がって、ひねくれています!

『きっと、クレイマーも日当りの悪い環境で育って、精神が曲がったのでしょう!』



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする