欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

古い中古住宅の危険なヒューズの話

2020年05月20日 09時06分04秒 | 建物調査

昭和30年代の頃は、電化製品が少なく、部屋にあまりコンセントがありませんでした。

 

そのため、電源ブレーカーも現在とは異なり、メイン電源の横には、陶器製の箱があって、その中には”ヒューズ”というものが入っていました。

 

このヒューズは、ハンダでできていて、規定量以上の電流が流れると電気抵抗でハンダが高温になり、ハンダが溶けることで、通電が遮断される仕組みでした。

 

現在の電源ブレーカーとは異なり、ヒューズが切れることで新しいヒューズに入れ替えないといけませんでした。

そうしないと、再び電気を流すことはできませんでした。

 

現在では、電源ブレーカーが切れても(落ちても)、またスイッチを入れたら元に戻り、電気が流れます。

 

しかし、ヒューズの時代は、ヒューズが切れると、家の中は真っ暗になり、家のお父さんが蝋燭を片手に持ちながら、新しいヒューズに交換していました。

 

その時、ヒューズの買い置きがあったら良いのですが…

もしない場合は、たばこの箱の中にあった銀紙をこよりの様にねじって、ヒューズの代わりにしなければなりませんでした。

 

現在の時代では、考えられないほど不便な昭和の暮らしでした。

でも、今よりも幸せな時代だったとも思います。

 

当時、めずらしかった白黒テレビからは、よいとまけの歌「とうちゃんのためならえんやこら、かあちゃんのためならえんやこら」と流れてきたものです。

 

 

時代は流れ、テレビのような電化製品が次第に多くなってきて、家の中は多くのコンセントが設置されるようになりました。

 

しかし、その頃から漏電火災も増加してきました。

 

 

便利な電気により、電気火災が多くなって、火災で家を失うケースも増えてきました。

 

現在では、多くの家には、漏電遮断器が設置されていますが、それでも、漏電遮断器が作動せず、天井裏の電線がショートして、火災が発生するケースもあります。

 

 

このような火災を起こす家のほとんどが、昭和の後半に建築された古い家です。

電気工事の資格のない大工が違法な工事をした家なのです。

 

単刀直入に申して、中古の家は、危険が潜み、わざわざお金を出して買う価値はありません。

 

どんな電気工事をしているのか?

 

中古住宅の購入の際には、天井裏の様子まで、よくわからないからです。

 

不動産のポータルサイトなど見ていると、築40年とか築50年以上の家屋が、安く売られています。

 

建築の素人の一般の方は、いくら安いからと言っても、絶対に、このような家を買ってはいけません。

 

どうしても中古住宅を購入したい時は、欠陥建築バスターズの調査の上で、購入の判断をして下さい。

 


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金魚のいた池を埋めたら、人生ズンドコに悪くなる!

2020年03月25日 11時09分41秒 | 建物調査

これからお伝えするこては、実際に起こった出来事です。

 

よく『庭の池を埋めたら悪いことが起こる』と言われていますが、それは本当のことなんです。

 

神戸のある高級住宅街に、幸せな家族が住んでいました。

家のご主人は、子供のために、庭に池を作り、金魚を飼っていました。

 

しかし子供が成長し、子供たちは独立して家を出て行きましたので、庭の池は埋めてしまいました。

 

すると、この家族の奥さんが、家の中で一人でいた時に、突然亡くなってしまいました。

 

当初、亡くなった原因が不明で、不審死として警察が調べに来ました。

 

その後、この家のご主人も、家の中で倒れ、ほとんど意識がない状態で発見されましたが、すぐに死亡しました。

 

そして、この家は、相続人である子供によって、近所の住人に売却されました。

 

この家を購入した新しい家族は、家の中をリフォームして、夫婦・子供の家族構成で住み始めました。

 

ところが、ご主人が自動車を運転中に、交通事故を起こしました。

1回だけではなく、2回も交通事故が起きました。

 

2回目の交通事故では、ご主人の命こそ助かりましたが、大怪我をして寝たきりの状態になってしまいました。

 

「それは偶然だよ」

そう思う人がいるかもしれません。

 

でも現実には、こんな話、いっぱいあるのです。

 

欠陥建築バスターズでは、『池や井戸は絶対埋めないで下さい!』とお伝えしてきました。

 

それは、「池や井戸を埋めた人」「その後その土地に移ってきて住んだ人」の全てが、不幸のズンドコに落ちていくのを、数多く見てきたからです。

 

池も井戸も、それ自体は、別に怖いものではありません。

 

 

実は、池も井戸も、汚く放置したり、埋めたりしないで、大切に使えば、その家に幸運をもたらす縁起の良いものなのです。

 

昔の貴族などは、家の南側に人工の池を作りました。

これは、風水的に良いからです。

 

風水では、池も井戸も、龍脈を呼び起こすものとして、非常に縁起ものなのです。

 

もし池が掘れない場合は、大きなカメに水をはって、家の南側に置くと良いです。

中国のお金持ちなどは、こうしています。

 

欠陥建築バスターズでは、みなさまが健康で幸せに生活できますよう、家の風水計画もご指導しています。

 

くれぐれも、池や井戸を埋めることだけはしないで下さい。

 


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クロスが黄色くなる責任は誰にあるのか?

2019年09月27日 13時31分17秒 | 建物調査

欠陥建築バスターズは、新たに、クロスが黄色する事例を見てきました。

 

明らかに、7年ほど前(2012年)に、確認した黄色の事例とは異なる様相を示していました。

 

その理由は、発泡ウレタンメーカーにおいて、触媒等の添加物を変えてきたからだと思われます。

 

しかし、発泡ウレタンは、化学反応を利用した製品であるので、クロスの黄色を完全に防ぐことは不可能であろうと思われます。

 

このようなことを論じると、一般の方たちは、発泡ウレタンが欠陥であると考えがちですが、欠陥建築バスターズは、欠陥であるとは考えていません。

 

これは、発泡ウレタンという化学物質の特性を知らない大工や設計士が、何も考えず、施工したことが原因と考えられます。

 

発泡ウレタンという材料は、工場の断熱や、倉庫の断熱においては、向いていると考えられます。

価格が安い上に、抜群に性能が良いからです。

 

だからといって、住宅においては、このような断熱材を使用することは適当と言えるでしょうか?

 

実際、大手住宅メーカーでは、グラスウール断熱材、セルロースファイバー断熱材を使用する会社が多いです。

欠陥建築バスターズの知る限り、これらで発泡ウレタン断熱材を住宅に使用するケースはありません。

 

この理由については、グラスウール断熱材、及び、セルロースファイバー断熱材が、シロアリに強く、火災の延焼予防効果が高いからと考えられます。

 

ところが、一般の街の工務店、大工においては、今でも、発泡ウレタン断熱材を使用しているところが多いのです。

 

その理由、それは、発泡ウレタン断熱材はコストが安く、施工が簡単なところにあります。

 

結局、「家の建築の値段を安くしたい」ということで、このような断熱材を選んでいるのです。

 

 

この断熱材の選択に関することは、ガンを治療するための抗がん剤の選択に似ています。

 

副作用が強くても安い抗がん剤を使うか、あるいは、副作用が比較的少ないが、高額な抗がん剤を使うか、という選択に似ています。

 

抗がん剤の場合、副作用があるからといって、これを欠陥医薬品とは言わないはずです。

 

欠陥建築バスターズは、大手住宅メーカーが、グラスウール断熱材やセルロースファイバー断熱材を使用している理由を、街の工務店や大工に説明しているのですが、工務店側としては、グラスウール断熱材やセルロースファイバー断熱材を使用したがりません。

 

その理由は、面倒臭いのが嫌で、施工が簡単な方が良いからなのです。

 

欠陥建築バスターズとしては、セルロースファイバー断熱材が、一般住宅の断熱材いて最適と考えています。

 

しかしながら、このセルロースファイバー断熱材を使いこなすためには、相当の勉強をしなければならず、大工は、この勉強を嫌がります。

 

その結果、大工は、発泡ウレタン断熱材を使い続けています。

 

また、欠陥建築バスターズは、発泡ウレタン断熱材を使用する場合、薄手の白いビニールクロスを使用してはいけないと、散々、大工に注意しています。

 

しかし、大工は、このようなビニールクロスが安いために使い続け、いまだに、ビニールクロスが黄色する現象に悩まされてす。

 

欠陥建築バスターズ指導としては、白いビニールクロス使用をやめ、ベージュ、グレーなど、色の付いたビニールクロスの使用を勧めていますが、大工は、言うことを聞きません。

 

このことは、さきほどでも触れましたが、抗がん剤において、用法・用量を無視した使用で、副作用を増大させることに似ています。

 

欠陥建築バスターズが指導するように、色の付いた厚手のビニールクロスを使用することにより、実際には、黄色が起きているとは思いますが、肉眼的には、全く黄色を確認できなくなると思われます。

 

このように、発泡ウレタン断熱材においても、応用方法を誤らなければ、施主が、ビニールクロスの黄色で悩むことはなくなると思われます。

 

 

建築材料というのは、薬の選択と同じで、よく勉強しなければ、トラブルを起こす要素を持っています。

 

大工や設計士のなかにも、自分たちの勉強不足を棚に上げ、発泡ウレタン断熱材の欠陥を主張する者がいます。

 

しかし、これは間違いです。

 

実際の黄色事件での裁判では、工務店(施工業者側)の責任を追及するものがほとんどとなっています。

 


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『5000円で可能な建物簡易調査が大好評です!!』

2018年06月27日 09時40分06秒 | 建物調査









『メールを使った通信制の建物調査を本邦初めて開始致しました。』






若い皆さんは…

『家をローンで買って、毎日お金が無くて、アップアップしている様です。』




そんな…

『お金の無い、若い皆さんでも建物調査が可能な様に、バスターズが新しいサービスを開始致しました。』




たった…

『5000円で貴方の家の診断が出来ます!』




この…

『サービスを皆さんが受けるには、まず、バスターズに料金を先払いして下さい。』




次に…

『メールに問題箇所の写真を自ら撮影して、メールに添付して送ってください。』




後は…

『バスターズより、解析結果をお知らせします。』




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『最近多い欠陥の傾向…家より土地の造成に問題がある!』

2016年10月19日 09時01分47秒 | 建物調査






『建物そのものの欠陥は少なくなって来ている。』




最近…

『多くなって来た欠陥は、造成工事に関するトラブルです。』



造成工事というものは…

『決して手抜きをした訳でなくても、不具合が生じる場合があります。』



それが原因で…

『家が傾いたり、家の壁や基礎にヒビが入るのです。』



素人は…

『そのメカニズムがわからないので、家に欠陥があると思いがちです。』



厄介なのは…

『造成工事に問題がある事が判明しても、造成工事を担当した会社で、造成工事のまずさを認めない事です。』


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