『家の管理が悪いと家はどんどん腐って行く!』
壁体内結露とは…
『壁の中や構造体の材木が湿る現象です。』
これは…
『どこの家でも普通に起こり居ます。』
しかも…
『その事に誰も気が付かないのが普通です。』
含水計を使うと…
『壁の内部の湿り気も計測出来ます。』
『ほとんどの家は、壁に中の材木が、腐り始める湿度だと思ってください。』
これは…
『欠陥でも何でもありません。』
『湿度は、クロスだって通り抜けますし、合板だって通り抜けます。』
気密…
『などと言う事は、木造住宅ではあり得ません。』
『完全に壁内部を気密にしたければ、ガラスで魔法瓶の様な家を作らない限り無理です。』
かつて…
『家の窓を開けて換気しなかった為に、家を一軒腐らせてしまったのを見た事があります。』
『家の使い方が悪いと、欠陥が無くても、家をダメにするのです。』
『コンクリート製のマンションは、永久にもつ建物ではない。』
今回…
『屋上の張り出し部分が崩落した、札幌のマンションは築45年です。』
そろそろ…
『建て直しを考えるべき建物でした。』
鉄筋コンクリートは…
『メンテナンスが欠かせないのです。』
『きちんとしたメンテナンスをしていれば、札幌のマンションでは今回のトラブルを回避できたでしょう。』
『インチキインスペクターの噂をまた聞きました!』
ちょっと前まで…
『欠陥の無い家でも、欠陥だ!欠陥だ!と騒ぐ欠陥おじさんが居ました。』
しかし…
『バスターズが登場してから、こう言う欠陥おじさんはなりを潜めました。』
ところが…
『先日のラジオのニュースを聞いたら、今度は、この欠陥おじさんの仲間が、マンション管理コンサルタントをしているらしいです。』
欠陥おじさん一味は…
『こんないい加減なマンションは見た事がない。』
『私が良い改修業者や耐震改修業者を紹介しましょう。』
『そう言っては、業者から多額のリベートを取って居たそうです。』
正当な利益を…
『得る事は当たり前なのですが、欠陥が無い家を欠陥だと言って、高額な調査代金を請求したり、欠陥の無いマンションを欠陥だと言って改修させるのは犯罪です。』
ヤッパリ…
『マンション改修や耐震工事も、良心的なバスターズに相談ですね!』
『建築士は、古代の建築から現代建築までを勉強して居る。』
先月、毎年恒例の…
『MBSラジオウォークに行って来ました。』
『今年は奈良の春日大社をスタートして奈良少年刑務所までを歩きました。』
これ…
『大変、建築の勉強になるんです。』
春日大社は…
『山がご神体である為に、山の造成をせず、山の起伏に合わせて建物を建てて居ます。』
『通常は、柱と柱に囲まれた壁は、長方形なのですが、春日大社では山の起伏に建物を合わせる為に、壁が平行四辺形なのです。』
春日大社を過ぎ…
『東大寺の裏側を歩きます。』
『東大寺の大仏殿を裏側から見るのは、ほとんどありませんから、非常に新鮮な感じです。』
東大寺を過ぎ…
『奈良少年刑務所に向かいます。』
『この少年刑務所は、現在は使用されて居ないそうです。』
『建物を保存し、ホテルにする計画もあると聞きます。』
『刑務所と言っても、建物は煉瓦造りで、お洒落な外観なのです。』
少年刑務所を見て…
『ほとんどの参加者は、出発地点に戻るのですが、そのまま、三条通商店街に出てインド人の経営する”マナ”と言うインド料理店でカレーを食べて、神戸に帰りました。』
マナとは…
『インドでは食の神様だそうです。』
『キリスト教では、マナは神様が与えて下さった食事です。』
『宗教が異なっても、マナと言う言葉が、食に通じて居るのは、大変興味深い事です。』
ラジオウォークは…
『毎年、MBSラジオ主催で開催されて居て、参加は無料です。』
『建築士の我々が参加しても面白い位、古代から現代に至る迄の建築を勉強出来ます。』
『生きた建築の勉強ができますから、来年は、皆様も是非…』
『そもそも、何故、建築家が自分の家を建てる必要があるのか?』
最近は…
『建築家の仕事は、減ったと言うより、ゼロに近いです!』
その様な中で…
『建築家が自ら自分の家を設計し、TVに出るのが流行って居ます。』
そのほとんどが…
『狭小住宅です!』
きっと…
『お金が無いのでしょう。』
『そして、仕事が無くても見栄を張りたいのでしょう!』
仕事場なんて…
『それ自体は、お金を産み出しませんから、ショボクて良いのです。』
『でも、馬鹿な建築家は、狭小住宅に仕事場迄組み込んで、見栄を張っています。』
昔…
『石原プロモーション(故石原裕次郎さんの事務所)を見学した時は、非常に感激しました。』
『何と、工事現場で使うプレハブが。社屋だったのです!』
本当の仕事人は…
『こう言う質素な所が無いといけませんね。』
『仕事が無くて、自分の家兼仕事場なんかを設計している建築家は、怪しいですね。』