「冬、家が寒い」ということが、当たり前だと考えていませんか?
あの寒いロシアだって、家の中の住人は、Tシャツ1枚で生活しているというのに。
なぜ、日本の家はこんなにも寒いのでしょうか?
それは「はっきり言って、家が寒いのは、家の設計に問題があるからです!」
欠陥建築バスターズの調査で、家が寒い原因は、主に2つあることがわかっています。
まず1つ目、『必要以上に、天井が高いこと』です。
建築基準法により、部屋の床から天井までの高さは2,1m以上必要です。
しかし一般的な日本の住宅の天井高は、2,4m以上あります。
これでは、暖房からの暖かい空気が、全部、天井付近に上昇してしまい、居室の中にいる人は寒いわけです。
よく、『吹き抜けのある家は寒い』と言いますが、これと同じ現象です。
吹き抜けのある家は、冬はあまりに寒いので、ホームセンターで合板を購入してきて、その合板を使って天井を低くしている、という苦肉の策を取っている家をよく見かけます。
吹き抜けというのは、空間を広くし、採光もできるのですが、冬は寒いという、日本には合わない構造なのです。
次に2つ目の家が寒い原因は、『暖房器のカロリーが、部屋の空気の体積に比べて低すぎること』です。
暖房は、エアコンを使っている家が多いと思います。
一般的なヒートポンプタイプのエアコンでは、放出カロリーが低いのです。
寒い空気の方が多い状況では、部屋は暖まらないということです。
では、どうすれば、寒い家から暖かい家にすることができるのでしょうか?
答えは、一つです。
『部屋の天井高を下げれば良いのです!』
天井高を2,15mまで下げることによって、部屋の中の暖かい空気層を、人がいる低い位置にまで下げることができます。
それと同時に、天井高が下がることで、部屋の中の空気の体積を小さくできます。
体積が小さくなれば、今使っている暖房器のカロリーでも、十分暖かい部屋を実現できるのです。
よく施主が工務店に「家が寒い」と文句を言いますが、その時、大工や建築士は、必ずこう言い返してきます。
「家が寒いのは、24時間換気のためです。」
しかし、これは間違いです。
24時間換気をしていても、天井高を下げるだけで、『暖かい家』は実現できるのです。
また、家が寒いのは、断熱材の問題でもありません(断熱材は関係ありません)。
では、なぜ、日本の家は、天井高を下げて設計できないのでしょうか?
『それは、天井高を変えると、計算が面倒になり、大工の頭では対応できないからなのです』
『大工は、昔から使っている、型にはまったようなプランしか、頭に描けないのです…』
ところで、”寒い建物”の代名詞とも言える建物があります。
西洋式のキリスト教会の建物です。
教会は天井が高いので、とても寒いのです。
世界的な美声の持ち主”フリオ・イグレシアス”という歌手がいます。
この名前を日本語に訳すと「寒い教会」になります。
また、アメリカ人4人グループ”ママス・アンド・パパス”の歌った『夢のカリフォルニア』という歌があります。
その歌詞の中には、「…きっと牧師は寒い教会が好きなんだろう…」という一節があります。
なにも、日本の大工が、わざわざ”寒い教会”をまねて、家を造る必要はないではありませんか!
欠陥建築バスターズでは、寒い家を暖かい家に変えるアドバイス・指導もしております。
メールでのご相談は、5,000円にて、改修プランをお伝えしています。
是非、ご利用下さい!