ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

コロナの時代 ~正しく怖がる~

2020-08-31 21:20:17 | 新型コロナウイルス感染症
 コロナウイルス感染症もさらに感染者数が減ってきているようで何よりです。「GOTOトラベルで感染者が爆発する!!」と言っていた専門家やコメンテーターの人たちは、それには触れずにまた新たなインパクトのあるネタを探しているのでしょうか?

 さて、コロナの市中感染が始まってからかなりの日数が経過しているにも関わらず、ワイドショーでは未だに芸能人の感染者が出るたびに大きなニュースとして流しています。
 先日は「緊急速報!」と画面に出て、何事が起ったのだろうとびっくりしてテレビの前に座ると「爆笑問題の田中裕二さんも感染確認!!」とテロップが出て、思わず椅子から滑り落ちそうになりました。
 田中さんが何か悪いことでもしたというのでしょうか?
 これを速報で流して国民にどうしろと言うのでしょうか?何かメリットがあるのでしょうか?
 しかもその後の話題が「全国でコロナいじめが問題になっています・・」というもので、もう苦笑いをするしかない朝でした。

 どんな感染症であろうと、犯人というものは存在しません。
 世界最初の感染者であっても、どこかの何かから感染した被害者に違いないのですから・・
 いくら感染対策をしっかりやっていたとしても誰にでも感染する可能性はあります。
 そういう中で報道すべきは今の正確な状況、それに合わせた正しい予防対策、経済対策等であり、ひとりひとりの感染者やクラスターをこれでもかと大きく報道して、その人たちに謝らせることが目的ではないはずです。

 前にも書きましたが、もうそろそろインフルエンザ並みの対応に切り替えましょう。コロナにはワクチンや薬が無いにも関わらず、毎年流行するインフルエンザよりも国内の感染者数、死亡者数ともずっと少ない状況で推移しています。
 恐らく冬のインフルエンザは全く怖がらないような人たちでさえも今回はちゃんとマスクを着けて、手指消毒をして、行動自粛をしていることが良い結果を生んでいるのだと思います。また、日本人特有の清潔観念も他国と比べて感染を抑えられている一因になっているのでしょう。
 そういう意味では適度に怖がることも感染予防の上で必要にはなりますが、必要以上に怖がりすぎることは逆に社会生活の混乱や差別・偏見を生み出してしまいます。

 古くはハンセン病の患者さんたちが、日常生活では殆ど感染しない疾患であったにも関わらず、「簡単に感染する怖い感染症で、かつ遺伝もする」という国ぐるみの全く誤った認識により、国内最大級とも言える人権差別問題の被害者となったことを忘れてはいけません。

 新たな感染症が発生したら、まず敵を良く知り、その上で落ち着いて正しく怖がることを心がけたいものです。

  まあ、そんな日々です・・・

★幕末のペリー来航の後あたりに江戸でコレラが流行し、人々はコロリという妖怪が疫病をもたらしているとうわさした。(コ・ロ・リ=虎・狼・狸 )



今後の新型コロナ対策を思う ~2009新型インフルエンザの教訓~

2020-08-25 08:30:43 | 新型コロナウイルス感染症
 1週間ごとの新型コロナウイルス感染者数などを見ていると第2波もそろそろ下り坂のようですね。ウイルスの病原性もそれほどではないことも判ってきたようです。コロナに罹った若者がテレビのインタビューで「やっぱりインフルとは違う。何日も熱が下がらず、関節や体中が痛かったです!」と答えていましたが、若い人たちにとっては薬が出来てからのインフルエンザしか経験ないので、インフルも風邪くらいの軽い感染症と思っているのかも知れません。
薬が無かった頃を経験している中高年以上の人は、体中が痛くて、寒気がして、高熱が何日も続いた、あのインフルエンザを覚えていることでしょう。

 そういう訳で、国もそろそろコロナ対策を季節性インフルエンザ並みに切り替えていかないと、医療機関、保健所等職員の疲弊、社会生活や経済に関するダメージ等が取り返しがつかないところまできているような気がします。
 また、連日のワイドショーによる過剰な報道を受けて、一部の人々による感染者や家族等、または一定の地域に住む人への差別、偏見事例が少なからず発生しており、日本人としてなんともやるせない気持ちになります。
 決まりを守って懸命に営業しているお店やお盆に帰ってきた人へのこころない暴言や張り紙など、当事者の心には大きな傷が刻まれてしまったことでしょう。店主が「コロナよりも人の心が怖い・・」とポツリと呟いたのも頷けます。

 わずか10年前のことです。
 世界中で新型インフルエンザのパンデミックが起こり、大混乱になった時のことを人々は忘れたのでしょうか?
 当時、新型インフルエンザの発生は以前から想定されていたので、国は早くから対策や感染防御資材の備蓄をしていました。ところが、いざ発生してみると想定していた致死率の高いウイルスではなく、季節性とほとんど同じくらいのものであることがわかりました。
 そうとわかってからも策定されていた行動計画に基づき、熱が出たら保健所の発熱相談センターに電話をし、必要であれば決められていた発熱外来のある大きな医療機関に行ってPCR検査をするという、今と同じような診療体制がとられました。
 またテレビでも今回のコロナと同じように過剰な報道が繰り返され、NHKのニュースでさえ「今日、何十人目の死者が出ました・・」と毎日発表されましたが、今思えばそれにどういう意味があったのかと思います。
 今の状況は全く10年前のデジャブを見ている気がします。
 ただこの時の新型ウイルスには行動計画があったので、疫学調査やPCR検査は最初の封じ込め期だけで、ある程度感染が拡大したらそれは中止して季節性と同じ対応とし、それ以降は行政や医療機関の全エネルギーを重症者の命を救う方向にシフトしました。
 結果、この新型インフルでの最終的な死者数は季節性インフルエンザよりもずっと少ないものとなり、あの騒ぎは何だったんだろうと言うことになったわけです。

 今回のコロナ対策も2009年の反省を踏まえてできた「新型インフルエンザ等対策特別措置法」及びその行動計画に基づき行われているはずなのに、いまだにひとりひとりを探し出すことに全力を注いでおり、陽性となった軽症、無症状の若者たちが感染症病床の多くを占める状況が続いています。

 国の強力な対策が最も効果をあげるのは初期の封じ込め期の前後であり、その時期を過ぎて感染拡大期に入ると経路不明の多くの感染者が続発してどこにウイルスが潜んでいるかわからない状況となります。そうなると国民のひとりひとりが(ワイドショー等の様々な発言に踊らされることなく)自らが判断し正しいと思う行動を行うことが自分を守り、地域を守り、結果的には国全体の早期の流行収束につながっていくのだと思います。
(長文失礼)

 まあ、そんな日々です・・

★どうしても感染したくなかったら終息まで無人島で暮らすくらいしかないが、はたしてそこまでしないといけない感染症なのかは疑問・・



真夏日に桜島を攻める!

2020-08-14 11:21:26 | 街歩き、ドライブ、旅行
 全国的にお盆ですが、まだまだ買い物やイベント会場など、外出自粛が続いております。それでも妻は外に出たい、風を感じたいというので、密にならないであろう桜島方面へドライブに行くことにしました。
 とにかく天気が良い、良すぎる、暑すぎる・・があちこちに潜んでいるコロナウイルスもジリジリと焦がしてくれることを期待してます・・

 桜島はつい先日、42日ぶりに爆発をして久々に噴煙が高度が5千メートルを超えて上がったとか・・・。
 他県の人なら「大変だ、鹿児島怖い」と思うかもしれませんが、鹿児島ではいつも噴煙を上げていることが通常運転なので、しばらく爆発がないと逆に心配で、今回の久々の大きな爆発を確認して「良かった、良かった」となるのであります。
 ちなみに2枚目の写真の手前のゴミ置き場にある黄色い袋は、ゴミ袋ではなく、桜島が噴火したときに降った火山灰を集めて捨てるための降灰袋(克灰袋 )で市が各家に配布してくれるものです。

 錦江湾(鹿児島湾)の最も奥の海沿いを垂水方面に車を走らせ、約1時間。
 やっぱり桜島はどっしりとでかい。
 赤水展望広場の長渕剛さまも相変わらず桜島に向かって吠えていました。
 桜島港のすぐ上には恐竜公園があります。恐竜の滑り台や展望台、お弁当を食べられる木陰もいっぱいあって、恐竜大好きの子供たちには結構楽しめると思います。バックに桜島が見えるので、噴火している時なんかは原始時代に迷い込んだみたいな感じを味わえるかもしれません。

 今回は初めて埋没鳥居まで行きました。
 錦江湾に浮かんでいた桜島は大正14年の大噴火で流れた溶岩により陸地とつながったわけですが、この時に吹き上げた火山灰は尋常な量ではなく、ここにあった腹五社神社も2mほどの灰で埋まってしまい、鳥居だけが今も残されているわけです。

 このような大噴火がまた起こる可能性は今後も十分あるわけで、災害や事故や感染症も絶対起こるものとして日ごろから心の準備をし、いざという時にとにかく慌てないようにしたいものです。

 まあ、そんな日々です・・・。














主夫道の道険し・・料理はアプリ師匠に従うべし!

2020-08-05 22:15:57 | 日記
 4月から妻は仕事へ出て、自分は家事全般をするというスタイルに変わりました。
ちょこちょこと手伝ったりはしていたので、男子厨房に入らず世代の人よりかは、まあまあできているかなと思っております。
 やってみて、やはり料理が一番大変なお仕事ですかね。
まず今日は何を作るかを考えて、アプリで材料を検索し、家にないものをメモして、いざ鎌倉とばかりに、右手にマスク、左手に消毒剤をむんずとつかむと愛車タンクに乗り込んで近くのスーパーに出陣するのであります。
 帰ってからも、アプリ動画の言う通りにあれやこれやとやって何とか6時までに曲がりなりにも作り上げ、奥様の帰りをモコ助とお迎えした後に、テーブルに料理を並べるという段取り。
 1時間近くかかって一生懸命に作っても、食べるのは精々15分くらいですね。
 主婦って大変なんですよ、旦那さん。せめて奥様に「ありがとう」とか「今日は特に美味しいね」とか、たまには声をかけてくださいまし。合言葉は「神様、仏様、奥様」です。

 で、いつも使ってるデリッシュキッチンという優れものの料理アプリなんですが、今ならプレミアム会員の無料お試しが3カ月間ですよというお知らせが来ました。
 プレミアム会員になると、ダイエットや離乳食のレシピ動画など、いろいろ特典があるらしいのですが、これは良いと思ったのが「1週間献立」というやつ。
 菅理栄養士の指導によるバランスの取れた1週間単位の献立が毎週紹介されており、そのために必要な買い物リストがイラストでまとめて表示されます。あとは、動画のとおりに作っていくだけ。買い物あるあるで、重複して冷蔵庫にある食材を買ってしまったり、目に付くものをあれこれと買い足して結局、使いきれずに捨てることになったり・・。アプリのとおりに買い物をすれば無駄も無くなるというもの。
 さっそく登録して、明日からの食材を買いに今しがた閉店前のスーパーで買い物してきましたよ。やはり買い物は閉店前に行くのがベストだと思います。人は少ないし、安くなってる食材も多いし・・。
 さあ、明日からまた料理人の道を精進していこうと思います。

まあ、そんな日々です・・。


ワイドショーとコロナ鬱・・みたいな

2020-08-01 14:39:12 | 新型コロナウイルス感染症
 このところ体調があまりよろしくない。
喉から食道、腹部に至るまで、何かもったりと言うか、モヤモヤした詰まり感があり、体がだるい・・
それでも朝食を作り、妻を見送り、モコ助と散歩をして、洗濯物を干す・・みたいなルーティンの主夫業を一通り済ませて、さあ、次に何かをしようかと思ってもやる気が起きない・・
療養中の身としては、ひょっとして持病が悪化したのかと心配になり、パルスオキシメーターで酸素濃度なんぞを測ってしまいますが、SPO2は97%とまあ変わらず・・
息苦しい感じはすれど、夕方に妻と歩く1時間ウォーキングは普通に歩けて、むしろ運動後の方が調子は良い。
となると、やはりメンタルの問題でしょうか?

 この半年の間、ワイドショーなどが「コロナ、コロナ・・」と叫び続けています。
やはり視聴率のこともあるので、「コロナの感染者が〇日連続で300人を超えて・・」「今日の死者の数はついに1000人・・」「猫が感染した、新型の鳥インフルエンザも発生した・・」などと、より刺激的な話題を大々的に流すことになります。
視聴者はだんだん、「コロナは怖いぞ、猫も怖いぞ、外に出たら感染するぞ・・感染したら死ぬ、絶対死ぬ・・・」などと不安がますます増幅することで、各地で感染者が不当なバッシングを受けたり、自分や家族を犠牲にして頑張ってくれている医療従事者の皆さんが差別されたり、経済もますます疲弊していくという大変な状況に。

 新しいウイルスが発生したときは、初期のうちにSARSやMERSの時のように抑え込めれば良いのですが、パンデミックになった場合はウイルスが最終的には地球を一回りして、殆どの人が免疫を持って、土着(季節性になる)状態になると、それ以降はウイルスと人が共に生きる世界ということになります。
 2009年に発生した新型インフルエンザAH1pdm09も当時は大騒ぎとなり、診療拒否は起こるは、電車の中でくしゃみをした若者が暴力を受けるは、今回と同じような状況でしたが、今では普通の季節性インフルエンザに落ち着き、毎年流行していますね。
(ちなみに季節性インフルエンザでも毎年約1,000万人が感染し、そのうち数千人(超過死亡を含めると1万人)が亡くなっていますが、毎年のことなので殆ど報道はされません。)
インフルと比べて、ここまでコロナが恐れられたのは報道の在り方に多少なりとも問題があったのではと思う次第で・・
 リタイアした4月からは家でテレビを見ることが多くなっていましたが、このところのワイドショーを見ていると心が重くなるので、最近はもっぱら好きなYoutubeチャンネルを楽しんでいます。
 まあ、そんな日々です・・