ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

生かされているという思い

2021-06-29 22:29:14 | 思い出

 自分が療養中のこともあり、他の方のブログを拝見しながらもついつい闘病記に目が留まります。
 皆さん、私なんかよりずっと深刻な状況でありながら冷静に自分を見つめて、しっかり病と対峙しようという姿勢にはいつも頭が下がります。

 いくら10年先、20年先の自分を心配しながら暮らしても、最終的には誰だって死亡率100%ですもの。
 もういつまで生きるかより、どう生きたかに緩やかにギアを切り替えていくべき年齢なのでしょう。

 60年も生きているとこれまで、特に何も考えず元気に野山を駆け回っていた子供時代は、今思えば「死んでいたかも」と思うようなことがいろいろありました。

 ひとつは完全に溺れたこと、しかも2回も。
 1回目は5,6歳?の頃に家族で海水浴に行った時の事。
 昔の田舎の海水浴場で泳いでいる人はまばらで、当然、監視員なんかいない時代でした。
 水着に着替えて兄たちの後を一目散に海まで追いかけたのは良いのですが、突然ズボッと深みにはまり全身が水中に沈みました。 
 手足をバタつかせると一瞬だけ顔が水面に出たので声を出そうと口を開けるとその瞬間にまたブクブクと沈んでいくことの繰り返し。
 恐らく先に海に入った兄たちは気づかずに遊んでいたと思います。

 そうこうしているうち徐々に気が遠くなるような感じになり、海中の音の無い世界から見える青い空と黄色い太陽の光が波間にゆらゆらと揺れている光景が何だか綺麗に見えて、子供心に「あぁ、これで死んじゃうのかなあ・・」と思いながら沈んでいったのを覚えています。

 その時に脇の下を急に強い力で掴まれて、そのままザバーンと勢いよく水面まで抱え上げられました。
 全く知らない真っ黒に日焼けしたお兄さんが遠くから泳いできて引き上げてくれたようです。

 波打ち際の流木の上に座り込んでがぶ飲みした海水を吐いていると両親が血相を変えて走って来るのが見えて、安心すると同時に急に怖くなり泣き出してしまいました。

 2回目は小学生になったばかりの時に近くの川で・・。
 鉄橋の柱の上で友達とふざけている時に後から突き飛ばされて2m下の濁った川の中にダイブ。
 柱周りは水の流れでえぐられてかなり深くなっており、この時もたまたま近くで釣りをしていたお兄さんがいたので命拾いしました。

 今までも両親、良き妻や子供たち、一緒に仕事をしてきた仲間たちに恵まれて有難い人生でしたが、これからも生かされていることに感謝しながらなるべく朗らかに、そして少しでも恩返ししながら生きていければいいなあと思うオジサンです。

森林浴で自然について考えた話

2021-06-25 23:37:24 | 日記


 真夏日が続くこんな日は少し外に出るだけでTシャツが汗びっしょりになるし熱い日差しが地肌(特に頭頂部)に突き刺さるので、結局はモコ助と二人で涼しい室内に籠ってしまいます。
 ただ、車がある土日には気分転換に自然を求めて出かけるようにしています。

 先日は近くにある「住吉池」に行ってきました。
 おそらく春には桜、秋には紅葉が綺麗で素敵な光景を見ることができるのでしょうが、夏草が生い茂るこの時期はキャンプや釣りを目的の人が殆どのようです。

 駐車場の反対側には人影が見えなかったので、木陰の下に車を停めました。
 風が涼しいベンチに腰掛けて持ってきたおやつのクッキーをかじりながら冷えた炭酸水で喉を潤し、目の前の湖面をぼんやりと眺めて過ごすひととき。

 妻が「ホラホラあそこに何か泳いでるみたいよ。水鳥かな?」
と指さすので慌ててカメラを望遠にして波紋の先を撮影しようとするとしっかりピントも合わないうちに水中に消えていきました。
「あぁ、ほらあ、早く撮らないから潜っちゃったよ。でも鳥って潜れるかなあ?」
と残念そうにつぶやく妻の横で、今撮影した画像を確認してみると・・

 まあ、知らない方が良いこともあるので、妻には見せませんでしたけど。

 夏の自然は元気が良いけれども、森や草地にはいろんなヌルヌルさんたちも出てきますね。
 庭の水撒きの時に何気にめくった葦簀の裏に鮮やかなカエルが涼んでいてびっくりしたり、夜の散歩中にモコ助の前に横断中のムカデを見つけて慌てたこともあります。
 あまり嫌がることなくそれぞれに命があり豊かな自然を作っている一員なので、綺麗な花や木と同じように仲良く共存していかなければいけないのでしょうね。
 
 さあ、森の中で「フィトンチッド」と「マイナスイオン」を しっかり浴びたので、湖を後にしてスマホで探したランチのお店に向かいました。
 こんなところに本当にあるのというくらい小さな通りで何度か道を間違えてやっと到着。
 夫婦二人で1日10食限定ランチを提供している住宅解放型のお店で、いつもは数週間前に予約しないと空きがないそうです。
 それだけのことはあって、食前酢のドリンクから始まり前菜、メイン料理、しっかりしたデザートまでついて1,200円という素敵なお店でした。

 体もお腹も満たされた一日に、そしてヌルヌルさんたちにも感謝。







英語が話せたらいいなあ・・という話(その2)

2021-06-22 22:36:08 | 日記


 小さい頃の私は、世の中に「ガイコクジン」と呼ばれる違う言葉を話す人たちがいるらしいとは知っていたけれども、鹿児島の片田舎で実際に遭遇したことは当然ありませんでした。
 テレビではトンプソンマシンガンを撃ちまくるサンダース軍曹や何かとダーリンを連呼する魔女の奥様が出てくるドラマを良く見ていましたが、みんな上手に日本語を話していたので不思議に思っていたんですよね。

 そしてそのまま、あまり真剣に英語を勉強することもなく、また困ることもなく大人になったのですが、ある日仕事の関係で近くに住む複数の外国人に話を聞かなければならない事になり、質問事項をカタカナ英語で書いたマニュアルを持たされていざ電話をかけたのでございます。

 相手は始めこそ「フフン、アハーン・・」といかにもネイティブらしい生返事をしていましたが、急に「アナタノエイゴ、ワカラナイネ。」と遮られ、挙句の果てに「ニホンゴデオネガイデキマスカ!」と言い返されたものでした。

 そういうこともあり、これまでほぼ数年おきに「英語勉強したい病」を発症し、CD付の本を買ってみたり、春になってNHKの英会話テキストを予約してみたり、はたまたカシオの「Joy study」という電子学習グッズを購入してみたりの繰り返しでした。
 結果はお察しの通り、毎回基本の部分で挫折してしまうのでいつまで経っても初心者のままで現在に至っておるのであります。

 そして昨年、仕事をやめて時間だけはタップリあるという生活になり、また英会話のお勉強でもやってみる?とあちこちがムズムズし始めたのであります。
 お金をかけて挫折するのは勿体ないので、スマホの無料アプリで何か良いのは無いかなと探してみた結果、高評価のいくつかをダウンロードしてみました。

 ひとつは有名な「Duolingo」というアプリで、簡単な超初心者コースから始まりだんだんと難しくなっていくようです。
 ふたつ目は「Cake」というアプリで自分にあった短いビデオを見てその中で使われたフレーズを勉強するというもの。
 どちらも1レッスンが5分程度と短いし、聞く、読む、話す、書くという総合的な学習法にまとめられているという優れものです。最終的には私のやる気がいつまで続くかだけの問題なのでありますが・・・

 このアプリでどれくらい上達するのか、あるいはしないのか、ボケ防止の目的も含めて頑張ってみて、その結果を1年後のブログでお知らせしたいと思います。

 もし1年後に私がスルーしている時は「やっぱりな・・」と笑ってやってください。(*´Д`)

※訳
・あら、どこに行ったんですかね?
・ちょっとね、孫の家に遊びにいったんだよ
・ほんと、良いですねえ、子供さんたちがすぐ近くにいらっしゃるから・・




英語が話せたらいいなあ・・という話(その1)

2021-06-18 23:07:04 | 日記

 先日のG7会合の写真撮影の合間に英語が喋れない菅さんが皆からポツンと離れて歩いてるのを見ると少し残念な気がしたのは私だけでしょうか?
 もちろん英語が話せる、話せないだけでその人の実力が決まる訳では無いし、実際の通訳付きの会議では言うべきこともしっかり言ってくれたようなので良かったのですが、できれば安倍さんのように各国首脳と冗談を交わしながら会話しているのを見ているだけで日本人としてはニンマリしてしまうんですね。

 で、「そういうお前は英語が喋れるの?」と言うことになりますが、自慢では無いですが・・喋れません。
 まあ恐らく中学1~2年生のレベルでしょうかね?

 でもずっと英語に興味はありました。
 街角で外国人とペラペラしゃべれたらカッコ良いだろうし、映画も字幕なしで楽しめますしね。
 インターネットで調べ物をしても、今、閲覧しているのは日本語のサイトに限られている訳ですが、英語で検索すればその何十、何百倍もの膨大な世界がそこに拡がっているわけですものね。

 若い頃、「週刊イングリッシュフォーユー」と言う音声テープがついた1冊1,000円の英会話教本が発売されました。 
 デアゴスティーニの走りだったと思いますが毎週1冊で全50巻だったかな?
 最後まで勉強したらもうあなたもペラペラですよみたいな紹介があり、それに激しく同意した私は妻も説得してさっそく本屋に行って定期購読を申し込んだのでございます。

 さあ、始めの頃は希望に満ち満ちて、空き時間にカセットデッキを引っ張り出してはテープの音声を聞きながら簡単な文章を読んだり、発音したりで楽しかったのですが、これが10週、15週と進むにつれ徐々に文章も難しくなり、テープの早送り、巻き戻しの操作も凄く面倒で、ついには毎週本屋に買いには行くものの真新しい教本を封も切らずに本棚に順番に並べるだけという状況になりました。

 この商法のいやらしいところは、今やめてしまったらこれまでの元が取れないし、ここで諦めてしまったらおれは本当にダメな男になってしまう・・と消費者心理を巧みに利用しているところなんですね。
 そういう私も解っていながら御多分に漏れずなんとか全50巻を揃えたのでありました。

 最終号をパラパラとめくりながら「またいつかやれば良いさ」と自分に言い聞かせたのも束の間、最後のページに「いよいよ来週から新シリーズ開始、同じ価格で毎号カセットの他に便利な音声CDが付いてきます。ご予約はお早めに!!」ですと。(シリーズはその後も手を替え品を替えて長く続いていたような気がします。)

 ショックのあまり、ダンボール3箱に収まった教材たちは、またいつか必要な時が訪れる日までと押入れの奥に封印されたのですが、数年後に大掃除で引きずり出されたその箱の蓋を開いた瞬間、教本に挟まれている殆どの音声テープが開けてもいない透明なプラスチックケースの中で青色や白いカビに覆われて朽ち果てているのを発見したのであります。。

 1シリーズで2度も挫折感を味わえるなんて・・恐るべし、ディアゴスティーニ・・・
(※個人の感想です。良い子の皆さんはしっかり計画的にやりましょう。)

※CD付の第2シーズン(ネットからお借りした画像です)

綺麗な蝶だったら良かったのに・・と思った話

2021-06-15 22:41:37 | 日記

 最近、家の周りを綺麗な蝶がチラホラ飛び始めました。
 それが日を追うごとに増えていき、今では朝玄関を開けるとここは南国か?と思うくらいに多数の蝶が庭木の周りを飛び交うようになっています。

 でもこれは本当は「蝶」ではなくて「蛾」なんです。
 「キオビエダシャク」と言う害虫で、イヌマキなどの植物に大量に卵を産み、孵った幼虫がすさまじい勢いで葉っぱを食べつくして枯らしてしまうと言う外来種なんだそうです。

 うちの木は食べられる種類ではないのですが、どうも寝場所になっているらしく夕方になるとどこからともなく集まって来るし、あちこちでペアになり繋がっています。
 こいつらがまた大量の卵を産み付けると思うと少しでも退治してやらねばという使命感に駆られ、殺虫剤を振りかけてみたり、ハエタタキで近くに飛んできた奴を叩き落そうとしますが、奴らときたら動きがコウモリみたいに素早いし、ハエタタキがヒットして地面に落ちて動かなくなっても、しばらくすると何事も無かったようにまたヒラヒラと飛び立っていく。
 まるでゴジラにやられたモスラがザ・ピーナッツの歌で力を回復して飛び立つ時のようです。
(知らない若い人は「モスラ」「ザ・ピーナッツ」でググってください)

 県や市のホームページにも対策が掲載されているので、おそらくここ数年でどんどん被害が拡がっているのだと思う。
 退治するには幼虫の時に木を揺するとびっくりして糸を引いてぶら下がるので一斉に捕殺するとあるので、自分一人が鬼の形相で蛾を追い回しても骨折り損のようです。

 最近、鹿児島県内ではいろいろな外来種が問題になってきています。
 例えばヤンバルトサカヤスデ、ハイイロゴケグモなどに加えて、アライグマやマングース、ウシガエル等々。
 
 気候の変化で生息地が北上してきたものもあるし、食用として持ち込んだのに自然界で増えてしまったウシガエルや奄美のハブを駆除しようと持ち込んで、今やハブ以上に農作物や天然記念物のアマミノクロウサギに被害を出してしまっているマングースなど。

 まあ、グローバル社会の中でこれからも純日本を保つのは難しいところですが、被害が拡大したり日本固有種に影響が出るようなものに関しては何とか食い止めたいものです。
上下、県のHPから