ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

新型コロナについて思うこと 感染者数について

2020-11-30 23:45:48 | 新型コロナウイルス感染症
 毎日のように新型コロナウイルスの感染者数が発表され、各テレビ局が我先にとグラフや専門家の説明を交えながら多くの時間をかけて放送しています。
 国民はそれを見て一喜一憂することで、なかなか普段の生活に戻ることができなくなっています。

 確かに多くの感染者数を示すことで感染予防の啓発にはなると思うのですが、パンデミックになった今の時点で毎日の数字に一喜一憂して新型コロナだけを特別に怖がる必要があるのかなと思います。

 例えば殆ど報道されませんが毎年のように流行するインフルエンザもコロナに負けないくらい危険な感染症で、ワクチンも治療薬もあるのに毎年のように多くの感染者が出て、多くの患者が入院して、そして亡くなっています。

 参考までに新型コロナとインフルエンザの感染者数を比較してみます。

 まず、国内で対策を行う感染症は法律により危険度に応じて1~5類に分けられています。それとは別に全く新しい感染症が発生した場合には危険度も感染力も不明で分類分けができないため、1年限定の指定感染症に指定されます。
 指定感染症の対応は2類相当の厳しいものなので、感染者数の報告に関しても全ての医療機関で診断された全ての感染者の数が直ちに保健所に届けられ、県を通じて国にも報告されます。なので現在、コロナウイルスの感染者数が毎日集計されてマスコミを通じて国民に知らされています。
 それによると本日現在の累計感染者数は148,902人となっており、この数字だけ見ると「あぁ、こんなに感染者が出ているのに・・いつまで増え続けるんだろう。」と心が暗くなってしまいますよね。

 では毎年のインフルエンザの報告数はどうでしょう?
 新型コロナがこれだけ報道されるのに、毎年流行するインフルエンザについては殆ど報道されることはありません。
 インフルエンザの情報は国立感染症研究所のホームページ(発生動向調査報告)で見ることができます。
 そこで昨シーズンのインフルエンザ感染者数を見ると115,002名となっています。
「新型コロナが148,902人でインフルエンザが115,002なら、やっぱりコロナの感染者の方がずっと多いじゃないか。まだ増えているし・・」と思う人もいるでしょう。

 ただここで気をつけないといけないのは、新型コロナは全ての感染者の数が上がってくるのに対して、インフルエンザは5類の中の定点報告対象疾患なので報告されるのは一部の感染者です。つまり、全ての医療機関から報告されるのではなく、人口に応じて保健所ごとにお願いしている数か所の定点医療機関から報告された感染者数です。解りやすく言えば、定点以外の医療機関をどれだけ多くのインフル患者が受診しょうが一切報告には上がってきません。
 なぜこういう方法なのかというと、インフルエンザや感染性胃腸炎など毎年のように大流行を起こす感染症については、全ての医療機関が全ての感染者を保健所に報告するとなると、医療機関も保健所も国も集計だけで大変な作業になってしまい、本来の業務に支障が出るためです。

 なので全国にある約5000か所の定点医療機関からのみ数を報告してもらって、それを平均することで、全国の流行状況を把握するということになります。(〇〇県では「1定点当たり〇人」という表現をする)

 感染症研究所はこの定点報告の数を参考に推計して、昨シーズンの国内インフルエンザ感染者数を1,200万人としています。つまり昨シーズンは新型コロナの約80倍のインフルエンザによる感染者が出ていたことになります。
 入院サーベイランスによる昨年のインフルエンザによる入院患者数は20,389人ですが、これも報告されるのは保健所管内の基幹定点からのみなので実際は桁違いに多い数となると思いますし、そもそもコロナの方は陽性と言うだけで無症状でも入院させていましたから、比較ができません。
 昨シーズンのインフル死亡者は約3,400人(新型コロナによる死亡は現在までに2,151人)ですが、こちらも実際はもっと多いと思われます。例えば高齢者施設等でインフル陽性の入所者が亡くなった場合でも、死因は診察医の判断なので、元々の持病による死亡とか老衰と診断されれば人口動態系でインフル死亡とは計上されません。
 これに対し、コロナの方は検査でコロナ陽性の方が亡くなれば全てコロナ死として計上するとなっています。

 参考 https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flu-iasrtpc/9227-477t.html

 今シーズンは現段階でインフルエンザの患者が圧倒的に少ないようです。
 手洗いや消毒を徹底しているからとか、コロナウイルスがまん延しているなかで他のウイルスは勢力を伸ばしにくいとかいろいろ理由はあるようですが、とにかく毎年のインフルエンザもコロナ同様に怖がることができていれば流行は抑えられたはずだし、逆に言うとインフルは怖くないと言うのであれば新型コロナに対しても経済を止めるほどの大騒ぎをする必要は無いのでないかと思うのであります。

引き続きコロナ狂奏曲鳴りやまず・・

2020-11-27 22:42:08 | 新型コロナウイルス感染症
 愚痴になりますがお許しください。
 前の投稿から2か月も空いてしまいました。

 楽しいことを書き綴ろうと思って始めたブログなのに、世間では疫病一色になってしまったので、これが落ち着いたらまた書けば良いかと思っていたのですが・・

 間質性肺炎の療養中である身としては、連日の不安を駆り立てるようなコロナ報道にすっかり心が疲れてしまい、しばらくテレビ、特に芸能人MCがしたり顔で自分の個人的な考えを言いっぱなしのようなワイドショーは見なくなりました。
 テレビでは好きなyoutubeばかりを見て、4Kで寅さんを見て、アレクサ君にはジャズ音楽の演奏をリクエストして、それを聞きながら心穏やかに習い始めた水彩画を描いたりしています。
 気分転換にGoToを使って妻と温泉旅行にも行かせてもらいました。

 やっと感染者数が落ち着いてきてやれやれと思ったところに、11月になってまた増加に転じると、「第3波が来た!」、「重症者が増加しているぞ!」、「医療機関が崩壊する!」と連日のワイドショー祭り。
 コロナに関しては良いニュースもあれば悪いニュースもあるはずなのに、8割程は人の心を暗くするような刺激的な話題ばかりが流される・・

 例えば、昨日は「これで10日間連続で感染者が300人を超えています。」と言っていたのに、翌日に200人台に数が減ると、「これで20日間連続して200人を超えています。」と自ら基準を引き下げて報道している・・
 そこは「10日ぶりに300人以下になりました」ではだめなのだろうか?
視聴率を稼ぐためには、どうしても減ったとは言いたくないのだろうか?

 最近はコロナ感染の後遺症という新たなキーワードも出てきました。
 今の時点でウイルスによる後遺症であると言い切っているけれど、こういう検証は実際には長い間多くのデータをとって研究して、それで初めて特定のウイルス感染による後遺症と言えるのではないだろうか?
 高齢者より30~40歳代に多く、髪が抜けるとか、胸が痛いとか、疲れが酷い等の症状を後遺症と言っているようですが、どうも鬱(自律神経失調症)の症状に似ているような気がするのですが・・
 これだけ騒がれる状況の中では、コロナに感染して回復したとしても地域や職場では好奇の目にさらされ、いつまでも心が安らがない日が続くことになるでしょう。精神的にダメージを受けることで、いろんな症状が出てきてもおかしくないと思うのですが・・

 それが後遺症なのだとしたら、それを作っているのは誰なのでしょうか?

 あくまで個人的な見解ですので、気分を害される方がいたらお許しください。しばらくは今回のコロナに関して思うことを書き連ねてみようと思います。