さてさて、南国鹿児島でも昨夜の午後あたりから急に雪が降り始めた。
モコ助も「これは何?と~ちゃん、お顔が冷たいんですけど・・」と思ったかどうかは知らないけれども無理やりリードを引いて手早く散歩を済ませたのである。
夜になると雪はさらに強くなり、鹿児島県人あるあるなのか、少しワクワクしながらベッドに入るのであった。(雪国の皆さんゴメンナサイ😅 )
そして、翌朝・・・、辺り一面が白く薄化粧されていた。
それでも家の前の道路は恐る恐るではあるがなんとか車が走っている。
迷っていた相方さんも出勤しようと、いつもより早くに家を出て行くことにする。
寒いとなかなか起きて来ないモコ助を無理やり引っ張り出し、抱っこして玄関に出る。
車に乗る相方さんに「こんな日は雪が凍ってスリップしやすいから注意するんだよ!」と言って送り出したのである。
そしてオジサンはモコ助の散歩、水仕事、洗濯などを済まして、さあ、昼飯はインスタントカレーでも良いかと思った・・が、米が無かったことに気付く。
いや、あるにはあるのだが、いつも農家さんから買っているのは籾米なので精米をしないといけないのである。
雪も解けてきているしと思い、自転車の前かごに入るだけの籾米を積んで、颯爽とコイン精米機「こめ太郎」さんに向かった。
大通りを抜けて細道に入ってすぐに前から車が向かってくる。
道の端っこに避けようとハンドルを切った途端・・・
「あらっ、あら、あら~!」って感じで、スルスルと自転車が横滑りして、道路の真ん中で見事に転倒してしまったO型、おとめ座のオジサン65歳。
日の当たらない建物の影では雪が固まってアイスバーンになっていたらしい。
相方さんには内緒にしないと…
ドライバーも車を停めてびっくりした顔でこっちを見ている。
すぐ立ち上がろうとしたものの、車体が滑るのと片足がフレームの隙間に引っかかってなかなか立ち上がれなかった。
やっと立ち上がり、お辞儀をしながら苦笑いして車を見送る。
でも、もっと交通量の多い大きな道路だったら・・、前からの車がもっとスピードを出していたら・・・と思うとなかなか危ない瞬間ではあったが、幸いにもこの前の階段落ちと同様に傷ひとつなかった。
帰り道の事故現場、転倒に懲りたオジサンは米を後に積んだのである。
精米を終えたばかりの米を持ち帰り、インスタントカレーを作って食べた。
命がけで手に入れた米で作ったカレー・・・
いつもの普通の味だった・・・