ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

韓国岳、山頂での国際交流

2024-05-19 23:17:10 | 街歩き、ドライブ、旅行


 先週末は天気が良かったので急に思い付きで霧島連峰にある韓国岳に登ってきました。
 前日の夜は何を着て行こうかと考えて、念のための着替えや水も予備を入れ、薬とかオヤツとか完璧を求めたら一気にリュックはパンパンに膨れるのである。
 
 さて、当日は早めに朝の準備をして相方さんがおにぎり弁当を作ってくれていざ出発。

 1時間でえびの高原駐車場、平日の朝なのにすでに車がいっぱいでした。
 さっそくトレッキングシューズに履き替えようと箱から出して良く見ると、前回の高千穂登山でかなり痛んではいたのだけれどなんと靴底がペロリと剝けていた。


 相方さんが「それじゃ登れないね。今日はやめようか?」と言いますが、折角ここまで来てそれはない。
 へへ、車にはこういう時のために予備の靴を積んでいるのである。
 そう、ワークマンで買った格安のスニーカーであります。
 薄くてペラペラではありますが、そこは仕事人のためのワークマン、1回の登山ぐらいは大丈夫と言い聞かせて登ることにした。





 火山ガスの関係で駐車場を出てからは森の中を大きく右に迂回して歩きます。
 途中、目の前に山が見えたところで何やら外国語を喋っている男性が近寄ってきた。

 Duolingoで鍛えた?英語で何とか会話をすると、韓国から来ているとのことで山をバックに写真を撮って欲しいらしい。
 何枚か撮ってあげると画面を確認して笑顔でサンキューと言ったので「Enjoy Kagoshima!」と返しました。
 しかしその人は身なりもリッチな装いで持ってたスマホが「ギャラクシーS24ウルトラ」と言う高級機。
 アジアで日本が一番という考えは過去の栄光以外の何物でもなくなった。😩 
 
 20分くらい階段を登って、本来の登山口に合流する。
 この段階ですでに二人とも息が切れている・・





 その後もしばらくは岩場の階段が続くのでリズムを合わせて登っていく。
 階段は足の歩幅が合わないと逆に疲れるようで相方さんは何回も立ち止まって息を整えてます。


 いやしかし今回は本当にきつい。
 この時期に夏日の陽気もあったのですが、やはりあれこれと荷物を積み込んだのがいけなかったかな。
 着替えとか水に加えて風が冷たいといけないとフード付きのパーカーを二人分、さらに相方さんの真新しい靴が固くて豆でもできたらいかんと思い頼まれてもいないのにわざわざ替えのスニーカーまで詰め込んできたので重いはずである。

 なんとか山小屋に到着。
 水分補給してお菓子でカロリーを摂ってまた歩き出す。
 オシッコも心配ではあるが、韓国岳にはトイレがないので下山するまで我慢するしかない。




 八合目あたりからは道が開けて錦江湾に浮かんでいる桜島の姿が真下に見えました。
 少し立ち止まって休むだけでまた足が軽くなるけれど、しばらくするとまた息が荒くなり立ったままで休憩をする二人。
 まあ、間質性肺炎もちとしてはここまで登れただけで合格ってもんだ。





 それにしても昔はひょいひょいと前のオジサンたちを追い抜いて山を登ったものだが近頃は立場変わって後ろから来る人の迷惑にならないように端に寄って道を譲る。
 これを何度も繰り返して頂上を目指す。

 昔と違って外国からの人も多くなったなあ。
 金髪や色白の立派な体格ですぐにわかるけれども、もう一つ違いは身軽であること。
 外国の人はこれくらいの山は軽いハイキングくらいに思うのかTシャツ、短パンで手に持っているのは水とスマホくらい。
 片やこちらの方は「闇市に買い出しにでも行ったんですか?」と聞かれそうな大荷物を担いで、何枚も重ね着して、2本の杖を交互にエッホエッホと登っているのである。


 
 やっぱりあちらさんは最低限必要なものだけを持って行動する、何か問題が起こったらその時に考える、小さな事は気にしない、それワカチコ、ワカチコという「フロンティアスピリット」が満タンな人たちなのである。
 そりゃ、戦争に負けるはずだ
 (オイオイ、何十年前の話だ😅

 そんな事やらいろんな事を考えながらも一歩一歩足を動かしていたら、2時間くらい掛かってなんとか頂上に到着しました。






 やっぱり登山はどんなに苦しくても頂上を極めてなんぼである。
 霧島連峰を眼下に眺めながら食べる弁当は美味しかった。😁 

 Ps: 頂上の標識前で交互にスナップ写真を撮っているタトゥー多めの外国人3人組を見つけたので頼まれてもいないのにまたもや話しかけて写真を撮ってあげたオジサンでありました。






 

山の中の水族館に行く

2024-05-16 21:54:41 | 街歩き、ドライブ、旅行


 先日は霧島連山の向こう側までモコ助連れでドライブしてきました。
 殆ど行かない所だけれど、グーグルマップでおもしろそうな観光地を探しながら行こうかなと。

 まずはえびの道の駅に向かおうと山道を進んでいると、いきなり山中のトンネル手前で通行止めになっていて警察官が車を迂回路に誘導している。
 これがまた林道の狭い一本道だったので対向車とすれ違う度にハラハラしながら進みました。
 でも横を流れる渓流の綺麗なこと、ルーチンから外れると新しい発見があるものですね。
  後で知ったことですがそのトンネル内ではその日の早朝にトラックと普通車の大きな事故があり悲しいことに若い女性が亡くなったとのことでした。😔

 「道の駅えびの」に寄って弁当とおやつを買う。
 まず底まで透き通って見えるくらいの綺麗な水を湛えている「陣の池」に向かう。
 近づくにつれて、「え?この道で良いの?」って感じの細い道で、左は田んぼで右は水路、少しでもハンドル操作を間違えればひっくり返って落っこちそう。
 今日は超細い道を走る運命だったらしい。

 やっとこさで少し開けた草地の駐車場に到着。
 まさか他には人はいないだろうと思っていたら、関西ナンバーの若いカップルがいろいろポーズを決めて写真をとってる最中でした。





 ひっそりと静かな場所・・
 まあこちら側が勝手に観光地としているのかも知れないけれど、地元の人たちにしたら生活道路に他所から入って来られて迷惑な話なのかもしれないですね、富士山とかでもそんなニュースがあったし・・・
 見たい、行きたい人は心して住民の方の迷惑にならないようにしないとですね。

 写真を数枚撮っただけで早々に次に見つけた「出の山淡水魚水族館」に向かいました。
 ほお、霧島山麓の山の中にこんな水族館があったんですねぇ。


 通路脇にあった養魚場を覗いた相方さんが「わあ、すごい大きな鯉!」と言うので見ると、いやいや、鯉の比ではないデカい魚がウヨウヨしている。
 これはチョウザメですね。食用みたいだけど、キャビアとかも採れるんだろうか?



 大きな噴水の横でお弁当で腹ごしらえをしてから水族館に入る。


 リードを家に忘れたので車にあった荷造りロープに繋がれるモコ助先生

 そんなに広くは無いけれど世界中の淡水魚をいろいろ見ることができて面白いでした。
 テレビでしか見たことのなかった「ウーパールーパー」とかワニみたいな顔の「アリゲーターガー」とか・・・








 人の皮膚の角質を食べると言う「ドクターフィッシュ」の体験が2分で100円とあったので「やってみれば・・」と相方さんに言うも嫌だというので代わりにオジサンがやってみた。



 おぉ、手を突っ込むやいなやワンサカと群がる小魚たち。
 一斉にオジサンの手の表面をパクパクと突き始めました。
 小さい魚なのに圧が強く本当にマッサージされてる感じ。
 きっと若いお姉さんの肌とかと比べるとオジサンの疲れた皮膚の方が良い感じにカスが出て美味しかったりするのであろうか?
 モコ助が相方さんではなく私の耳の周りだけ夢中になって舐め回すのも同じ理由なのだろうかとハタと気づいてしまった。😰

 さてさて、帰りには途中にあった霧島岑神社に参拝してきました。
 長い階段の参道の上には小さいけれど由緒ありそうな神殿があり、いつものように家内安全と健康祈願をして御朱印を頂いて、森の中をゆっくりと帰途に着いた2人と1匹なのでありました。

 睨みつける相方さんと目をそらす仁王様・・😅









都城で「アヤメ」と「肉」を見てきた

2024-04-26 22:23:52 | 街歩き、ドライブ、旅行


 最近は春を探しにあちこち出かけております。
 春と言えば花・・
 で、ググってみると都城の早水公園のアヤメが満開と言うことだったので出かけてみました。
 昨日は暑いくらいだったのでモコ助はお留守番。
 これからは犬連れが厳しい季節になりますねぇ。

 何回か来たことのある公園でしたがアヤメの咲いている時期は初めてで公園のいたるところに紫色の花が綺麗に咲き乱れておりました。





 でも例年より咲き具合が1週間ほど早いと言うことですでに花が落ちたりしおれたものも散見されます。
 30日にアヤメ祭りがあるそうだけどそれまで花が持つのでしょうか?


 ゾンビパンダ?

 スフィンクス???


 ゆっくりと一回りしてアヤメ見学終了・・
 さあお昼はどうしょうかとなり、久しぶりに都城の道の駅に寄ってみることにした。

 去年建て替えられ「都城二クル」と言う名でオープンしたと言うことで、お洒落な雰囲気に変わっとりました。



 駐車場も凄く広くなったし、24時間のトイレもあり、ここなら車中泊が快適にできそうだなと・・
 ※最近は道の駅に寄るたびに車中泊にどうだろうかなんて考えてしまう。

 入ろうとすると入口手前に飲み物の自販機と並んで初めて見る「肉ガチャ」の販売機があった。


 都城は宮崎牛の産地と言うことで、この店は新鮮な「肉」が売りなんですね。
 あ、だから「ニクル」と言う名前にしたのか?
 他に遊びニクル、食べニクルと言う意味もあるらしい。
 このガチャ、たぶん損はしないのだろうけれども夏日に近い陽気だったので断念する。


 店内もお洒落な雰囲気に統一されてましたが、やはり売りはお肉。
 並べられているいろんな肉をじっと見ていたら、「焼肉食べたいなあ」と思った後に「我々は命をいただいて生きているんだなあ」なんてしんみりと思ってしまった。

 売り場にてお昼のお弁当を買って店内の喫食スペースにて命に感謝しながら頂いた次第であります。


 そしてお土産にはここの名物のチーズ饅頭を何個か買って帰る中年夫婦でありました。  
 モコ助にはあげないけどね・・・😁




おまけ スフィンクスその2

 




神社と滝と藤の花と

2024-04-19 23:54:56 | 街歩き、ドライブ、旅行




 10時頃にソファでまったりしていると相方さんが「久々に良い天気だし気分転換にどこかに行きたいのであるが・・」とのたまわれた。
 野球では申告敬遠なるものがあるらしいが私にはその権利がないので、そそくさとリサーチした後に「藤の花が見ごろだとテレビで言っていた「和気神社」とかに行ってみる?」となりました。

 鹿児島で有名ではありますが何故か今まで行ったことがない。
 同じくすぐ下にある有名な「犬飼の滝」にも行ったことがなかった。
 今日の天気は初夏の陽気みたいなので、さすがにモコ助先生はお留守番です。




 昼前だったのでまず相方さんが検索したランチのお店に入りました。
 平日なので同じ年頃の御夫婦達でいっぱいです。
 こういう自宅開放型ランチのお店を発見したときは何か得をしたような気分になるのであります。




 ワンプレートランチを頂く。
 後ろには4カ月前に来たらしい石田純一さんのサインが飾られており、他にも有名な芸能人のサインが多くありました。


 お店を出て10分で和気神社へ到着。


 紹介されたばかりなので入口近くは渋滞して駐車場も一杯でした。

 さあ先ずは神社の前に拡がる藤の花の庭園へ。
 おぉ、たまに道端で見かける花ですがここまで立派にたくさんの藤の花を見たことは無かったですね。ほんのりと美しかったです。










 もちろん和気神社にもお参りしました。
 ここは山の神ともいわれる白猪が守り神とされており、両脇を守っているのは狛犬ではなく猪の像です。
 裏山には大きな猪がいっぱい住んでいそうですがいつもは静かな山なのにこれだけ大勢の人が毎年やってきて賑やかになると「もののけ姫」の乙事主様のように「山を返せ」なんて出てこないでしょうか?
 出てこないと思います。(自己完結)





 さあ、御朱印も頂いたので神社の下にある犬飼の滝へと向かう。

 入口のこの階段、急すぎるし雨上がりで滑りやすいので入口に無料の杖が置いてあるのも頷けます。




 降り始めたら前の高齢の男性が「やっぱり俺は行かない」と言い残して引き返して行かれましたが賢明の判断だと思いました。



 
 100mくらいも急坂を下ってやっと滝に到着。
 滝つぼの方から風に吹かれて漂ってくる涼しいミストが汗をかいた肌に気持ち良い。
 豪快な滝の水音、周りの風景も相まってなかなかストレス発散に良い感じの空間でしたね。

 水彩画用の写真を撮ったり、相方さんが止めるにも関わらず岩の上まで行こうとしたり・・(気持ちだけは若いが一瞬よろけてひやっとした😱





 汗をかきながらまた急坂を登り切り駐車場へ。
 家を出てから約3時間、急に思い立ったとは言え今日も気持ちの良い時間を過ごせて幸せでした。
 もろもろ全てにありがとうございます。






知らなかった近場の中国風庭園に行く

2024-04-07 23:54:54 | 街歩き、ドライブ、旅行


 少し前、桜がつぼみだった頃のドライブの話。
 どこかのんびりできるところを探すときには以前からグーグルマップを利用して口コミや画像を参考に選んでいます。
 例えば「桜が満開です 12時間前」とかあるのでリアルタイムの正しい情報が得られるんですよね。

 で前にたまたま見つけたけれども今まで行ったことがなかった『冠獄園』という施設。
 投稿された写真を見ると何やら中国ドラマに出てきそうな建物や庭園が出てきて、ムムム、これは真っ当な観光地であるのだろうか?
 訪問したら何か大変なことに巻き込まれるのではないだろうか?
 などと要らぬ心配をしてしまい、行くのを躊躇しておったのであります。

 でもついに「何故に中国?」がどうしても知りたくなって行ってきました。
 初めて通る山道を走ること1時間と少し、急に木造りの門が出てきてそこを渡り細い道を進むと行き止まりの駐車場には先客が一台。
 綺麗に整備された広い芝生にはアニメのキングダムに出てきそうな建物や中華風の橋とかが見えています。



 先ずはいかにも中華風の門をくぐって庭園の中に入ると日本語通じるかなという感じの赤い建物がありました。



 池には何匹もの大きな鯉が泳いでおり、目の前の棚には「50円」と書かれた餌が置かれていました。
 鯉さんたちが腹いっぱいになれるかどうかはやってきた観光客の皆さんにかかっているらしい。
 相方さんが「餌あげたい」と言うので一袋買って撒いてみます。
 おぉ、途端に大口を開けた鯉たちが水しぶきを上げてザバザバと迫ってくる。




 今日は私たちくらいしかいなかったので皆さんかなりの空腹だったようである。

 さあ橋を渡って建物の中に入ると中は中国文化の資料館になっていました。
 解るはずもなく解ったような顔で眺めていると、どこからともなくオジサンが出て来て、急に詳しく説明を始めてくれました。
 ここを管理している会社の職員の方のようです。






 ここはまだ中国との関係が良好だったころに地方創生交付金事業等も活用して中国の技術者たちも招いて共同で作ったものなのだそうです。
 約2200年前、中国の秦の始皇帝から「不老不死の仙薬を求めよ」の命を受けて渡来した「徐福」がここの冠岳で薬草を探しながら地本の人たちにも貢献したのだそうで、それを記念して作られた施設なのだとか。







 一つ一つに綺麗に彫刻された橋

 犬も良いですよ言われたので、モコ助も一緒に広場を一回りして弁当を食べて、渓谷では目の前に現れたイタチ?としばし見つめあったり、展望台では(徐福)の巨大像と対面したりと、なかなか良い時間を過ごせたのでありました。

 トイレも中国風

 中は綺麗です



 こういう施設ってその時はお金をつぎ込んで作ってしまうけれども年を追うごとに荒れはててしまうことが多いのですが、ここは今もしっかりと整備されており老若男女がのんびりと散策できる素敵な場所でした。
 日本と中国の関係者が連絡を取り合い、力を合わせていろいろな事業をおこなえていたあの頃、あの時代はもう来ることはないのだろうかと少し悲しいオジサンなのでありました。

 帰りに吹上浜に降りて海風に耐えながら道の駅の相方さんを待つ犬の図