ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

車が凹み、妻が凹んだ日

2021-08-31 23:03:23 | 日記
 

 私が車を手放し自転車に乗り換えてからは我が家の車は奥さんのトヨタタンク1台となっております。
 昨日の夕方、車で息子夫婦のところに手づくりの総菜を持って行った妻。
 なかなか帰ってこないので食事前にモコ助の散歩を済ませてしまおうと近所を二人でトコトコ歩いていると前方から帰って来る妻タンクに遭遇。

 手をあげて通り過ぎるのかと思ったら、ゆっくりと車を停車させてスーッとウィンドウを降ろすと、「ごめんね・・」と言います。
「?」と私。
 車の右後部を指さして「ぶっつけちゃった・・」と。

 見ると右のスライドドアから車体後部にかけて少し凹んでおり、その上に幾筋もの擦り傷が白く刻まれています。
 息子の家と隣の間にある低い塀に気づかないまま、孫たちに手を振りながら右に出ようとしたときにガリガリとやったらしい。

 車に負けないくらい凹んでいる妻を見ると、「大丈夫、大丈夫、事故で誰かに怪我をさせた訳じゃないんだから」と、ここぞとばかりに優しくしてポイントを5点くらい稼ごうとする夫。
 そもそも車の運転や車庫入れについては私より奥さんの方が上手いのでいつもドライブすると「ブレーキが遅い」とか、車庫入れで「ここでハンドル右に切りかえしてぇ・・」とか指導を受けているので、まあ怒れるはずもないのであります。

 今日は早速、ディーラーに持って行き見積をしてもらう。
 ドアを交換してその周囲も修理と塗装をして完璧に直すとなると約30万、凹みは無視して簡単な補修と塗装だけで目立たなくする程度でも約15万だそうです。
 1万くらいを惜しんで車両保険に自損事故を付けていなかったことが悔やまれます(シクシク)。

 でもお金なんて必要な時に必要な事に使うためにある訳だし、まあ、元気で仲良く暮らしていければそれが一番と言うことでガッツリ修理してもらいましょう。

 ちなみに少しでも家計を抑えるために今月限りで解約しようとしていた動画配信サービスのネットフェリックス(月額1,490円)ですが、1回の車の修理代金分だけで20年近くも視聴できるんだと思うと、これくらいの娯楽はあってもよいかと思い解約を解約しました。

 好きな韓流ドラマでも見て奥さんが元気になってもらえばよろしいですと思うオジサンなのでした。



寝室を必死で守ろうとする二人組

2021-08-26 14:59:32 | 日記


 このところ猛暑にやられて、お昼寝をしないと持たないオジサンです。
 昨夜は夜更かしをしたこともあり昼ご飯を食べたあたりから本格的に眠くなってきました。
 今日はしっかり昼寝しようと思いモコ助も抱っこして2階の寝室に上がります。
 モコ助はいつもは入れてもらえない部屋を興味深げにあちこちと嗅ぎまわり、やっと落ち着くと持ってきたモコ助用ベッドに入り静かに横になりました。

 カーテンを閉じて部屋を暗くして枕元でスマホをいじっていたら、ついついお尻の方もリラックスしてしまい結構大きめのゲップ(注:「屁」とも呼ばれている)が出てしまう。
 誰も居ないので遠慮しなかったものだから、音にビックリしたモコ助は頭をもたげてキョロキョロしながら外敵を探しています。
 私は気配を消してじっと動かない。
 外敵を見つけられなかったモコ助は少々納得いかない感じで「フン」と鼻息を吐くとまた目を閉じました。

 ほとぼりが冷めて私もウトウトし始めた頃、突然「ザーッ」という凄い雨音が・・。
 さっきまで晴れていたのに、またゲリラ豪雨か・・と窓の方を見るとどうも雨が降っている感じではなく外は明るい。
 先ほどのモコ助のように上半身を起こして部屋を見回すと、そこには真っ赤なランプを点滅させてフル稼働している空気清浄機がおりました。
 モコ助はまたビックリしてワンワン吠えています。
 
 「突然どうしたの?壊れたのか?」と一瞬、頭の中で「?」マークがクルクルしましたが「ハッ」と気づきました。
 そうです、先ほど誰かが排出したガスがゆっくりと部屋の中を漂い、それをするどく感知した奴は「祭りだ!祭りだ!」とばかりに一気にテンションをあげ、モーターをフル回転させて部屋の空気を浄化し始めたのです。
 まるで宇宙戦艦ヤマトの最終回のように・・

 しばらくの間フル稼働をした奴は「今日はこれくらいにしておいてやる」とばかりに「カチッ」と舌打ちをすると、また緑色のランプに戻り通常運転を始めました。

 いつも「空気清浄機って本当に効果あるのかな?」と少々疑ってかかっていたオジサンでしたが、結構いい仕事をする頼もしい奴であるなと見直したのであります。

 これまで疑ってごめんなさい。フィルター掃除も怠けてごめんなさい。
 ついでにモコ助にもごめんなさい。

データ衛星から監視されつつ日記を続ける日々

2021-08-25 00:13:37 | 日記


 離職してすぐに日記を買いました。
 毎日の終わりに日記でも書けば少しはケジメある日々を送れるかなと思ったのと、数年後の病状がどうなっているかもわからない時期だったので先ずは3年後を見据えて「3年日記」を買ったのです。

 こう書くと「おぉ、なかなか素晴らしい志であるな」と思われるかもしれませんが1年半を過ぎて最近では気が付けば1週間も白いページが残されてしまうことが多くなりました。

 コロナ禍の中での引退生活は毎日が殆ど変化無く、1週間前に何をしたかなんてなかなか覚えていません。
 ここで日記が終わってしまっては残念な事になるので必死にその日の事を思い出すことになります。

 先ずは買い物のレシート。
 日記と同時にパソコンで家計簿も付け始めたので買物のレシートは保存してあります。
 店の名前や買った物で「あぁ、この日は遠出をしてあのお店で食事をしたんだ」という感じでふと思い出したりします。

 じゃあ買い物や食事にも行ってない日はどうするか?
 そういう時はスマホの地図アプリにお世話になってみたりします。
 どのスマホにも入っている「Googleマップ」というアプリはただ地図を表示したりナビ代わりに使うだけでなく、なんと自分が何月何日にどこに行ったかが全部記録されているんですね。

 思い出せない日を確認してみると、その日にどの道を通ってどこに行ったのか地図上に色つきの線で表示されます。
 車だったか自転車、徒歩の区別まで表示され、何時から何時何分までどこのお店に滞在したか、そこで写した写真まで記録されているので思い出すのに重宝します。
 食事をしている時に、「この店、どれくらいぶりかな?」と妻に聞かれ調べてみると「この店に前回来たのは〇年〇月〇日です。」みたいにも確認できたりします。



 でも、これって自分の行動の詳しい情報が敵(誰と闘ってるんだ・・)にも筒抜けってことなんですよね。
 はるか上空に浮かんでいるデータ衛星が絶えずスマホのGPS信号をキャッチして情報を送り続けているのでしょう?
 もちろん最初に「データ提供を許可する」みたいなチェックがあり、それに同意したので使うことができていると思うのですが、何だか気味悪い感じもします。
 まあ、政府の要人とかならともかく、田舎の無職のオジサンがいつどこに行ったかなんて敵(だから誰と闘ってるの?)にバレても別に良いかなと思いながらも、たまに上空を見上げて「そこで見てることは知ってるんだからね・・」と呟いてみるオジサンなのでした。

身動きできない洞窟の先に・・

2021-08-23 00:41:13 | 思い出
 うちのモコ助は退屈すると私が座っている椅子をガジガジして「遊んでアピール」をしてくるのですが、60を過ぎたオジサンではなかなか要求にお応えすることもできずについつい放置しがちです。
 そうすると奴はソファの上でしばらく恨めしそうに私を見ていますが、ついにあきらめるとおもむろにソファの下の狭い隙間に太り気味の体を一生懸命ズリズリしながら潜っていき、そのまま動かなくなります。

 ふて寝なのか、あるいはただ落ち着くだけなのかは分かりませんが、簡単に身動きできないこんな隙間に挟まっている姿を見ているとあの日の思い出が蘇ります。

 あれは小学生の夏休みが終わろうかという頃。
 近所の山には戦争中の防空壕がまだ埋められることなく残っていました。

 当時は面白い遊びもそれほどなく、ガキ大将の呼びかけで肝試しの洞穴探検をすることになりました。
 懐中電灯やらスコップやらを持ち、補欠に自転車のライトで入口を照らさせながら恐る恐る入っていきます。

 穴は中でいくつかに分かれており、恐らく何処かで間違ったのか穴はだんだん狭く小さくなり、ついには子供でも這って進むのがやっとの状態になりました。
 体の向きも変えられないほどなのでもうこうなったら後戻りはできそうもなく、天井にはゲジゲジがガサガサと這いまわっており、今思えばインディジョーンズに出てくる一場面みたいな感じでしたね。
 とにかく後で泣き虫とは言われたくないので、ひたすら前の子の足を見ながら這っていくしかありませんでした。

 鹿児島のシラス台地に掘られた古い洞穴なんていつ崩れてもおかしくないはずで、本当に危険なことをやってたんだなと今思うとゾッとします。
 その先がどうなっているのか分からないのに前に進むしかないわけですから・・

 ここで短い人生が終わるかも・・?と思い始めた頃に突然、視界が開けて3畳間くらいの空間に出ました。
 そこには人が暮らしていたような痕跡もあり、直ぐ先には大きな穴が開いておりその下を清水が流れていたのです。

 帰りは腰まで浸かって川沿いを伝い帰ることができました。
 恐らくは住んでいた人もこの川の方から出入りしていたのだと思います。

 今の子供たちには決してさせられないけれど、昔は結構、親に内緒で命がけの冒険をしながらいろんな経験を積んでいったのだなと思います。
 もし、その経験が良い感じで影響していれば少しは偉くなれたんだろうになあと思うオジサンでした。








もう全ての医療機関で診療を始めるしかないのでは・・

2021-08-19 22:30:16 | 新型コロナウイルス感染症
 コロナに感染した妊婦さんが体調が悪かったにも関わらず、医療機関(産婦人科)に入院することができないまま自宅で出産し、赤ちゃんが亡くなったという悲しいニュースがありました。
 お母さんの気持ちを考えるとなんともやるせないニュースです。
 感染者とは言え、入院は出来なくとも診察して適切な処置をしてあげることさえできなかったのでしょうか?

 そもそも未だに発生を完璧に抑え込もうという「ゼロコロナ対策」を続けていることにより、思いもよらない歪があちこちに出てきている感じがします。

 感染者を一人一人見つけ出して感染を潰していこうという封じ込め対策は、流行の始まったごく初期の基本の対策です。
 港や空港で水際対策をしたり、PCR検査で感染を確認したら法的に感染症指定医療機関に強制的に入院させて、可能な限り感染が拡がっていくのを抑え込もうと言うものです。

 その目的は国民の健康と命を守るためにできるだけ時間を稼いでワクチンが接種され集団免疫が完成するのを待つというもので、2009年の新型インフルエンザパンデミックでも計画通りに実施され上手く行きました。

 ところが今回はどうでしょう。
 流行が始まって2年近く、市中のどこにでも感染者がいるというまん延状況の中で、未だに検査を拡大して一人一人を探し出すという封じ込め対策に全力をあげている。

 コロナが感染症法の「新感染症」(2類相当)に分類されている限り、陽性が確認されれば疫学調査が必要だったり、入院は法的に指定されている専門病院か協力病院と呼ばれる医療機関のみなので、その他の医療機関では感染者を受け入れないし、近くのかかりつけのクリニックも診療を拒否しているのが現状です。
 多くの一般医療機関病床が空いているにも関わらず医療逼迫と騒がれているのは何とも不思議な感じがします。

 どこの医療機関も2009年の新型インフルエンザのパンデミックを経験して、ウイルス感染症の患者が来院した時の心構えも対策もできているはずです。
 ましてや内科だけでなく眼科や歯科等も含めて全ての医療従事者が国民に先駆けてワクチンの2回接種を済ませたのはコロナ診療に従事するためではなかったのでしょうか?

 それならばコロナ禍の中でも国民の生活を守るため不特定多数の人と接触しなければならなかったコンビニとかスーパーの店員さんやその他ライフワークに携わる人たちの方が優先順位は高かったのではないのかなとも思ったりします。

 確かにコロナはタミフルのような特効薬が無く手探り状態なので、当然インフルエンザよりも治療は困難になると思います。
 でも冷静に考えると治療薬がまだ無かった20年前のインフルエンザも今回同様に厳しい感染症で、我が家も家族全員が寝込んでしまい1週間はベッドから起きるのもきつい感じでした。

 今回、「コロナ怖い怖い」ばかりが先行して、必要な人が診療を受けられず、疑いがあるだけで学校や職場に行けず、旅行も家族での会食さえも自粛するという何とも悲しい状況が続いています。

 秋を過ぎた頃には若い人にもワクチンが終了し、その後は必ず流行も収まっていくはず。
 その後は毎年流行するインフルエンザのように毎年接種になるのか、それも必要ないくらいに弱毒のウイルスに落ち着くのかその時にならないとわかりません。

 とにかく、早く5類相当にして一部の医療機関だけでなく、全ての医療機関で診るようにしないと、受診することも入院することもできないまま命を落としてしまう被害者が増えてくるのではないでしょうか?

 ちなみに、今日までの新型コロナの国内感染者数累計は最初の感染者が確認されてからの1年8か月で123万1,285人、死亡者数は15,544人ということですが、インフルエンザは薬があるにも関わらず毎年推計1,000万人(国民の約8%)が感染し、高齢者を中心に約1万人が亡くなっています。
(※インフルエンザは5類感染症であるため数が報告されるのは指定された医療機関のみ。それらを集計しての推計値となる)

 コロナだけを怖がり過ぎていつまでも全てを止めるというのであれば、毎年のインフルエンザ流行の時はどうなんだといつも思うオジサンなのであります。