22日木曜日 海の日
この前の休日は山に行きたいと言った人が「今日は海に行きたい。長島に海鮮丼を食べに行きたい。」と言います。
何でもちょっと前に出張に行ったとき食べた海鮮丼が素晴らしくおいしかったので食べさせてあげたい?のだとか・・。
そこまで言うならと思いましたが、鹿児島の最北端に浮かぶ長島までは片道2時間以上のドライブになります。
まあでも連休初日なのでそれも良いかなと思い、タフマンをグビグビッと一気に喉に流し込み出発。
途中、観音滝公園に寄る。
ここは自然の川がそのままプールになっている公園で、子供たちが小さい時にはお世話になった場所です。
ただ、そのころからすると利用者も減り少し寂しいですね。
メインの滝の展望台は数年前の台風で壊れてからずっと立入禁止になったままで殆ど朽ち果てています。
予算は必要かもしれないけれど、荒れたまま放置→客が減る→収入が減る→また荒れたまま、って悪循環になってる気がする。
奥には薩摩切子のガラス工房があります。
涼しげで面白い作品も多いのですが、本格的なものとなると流石にお値段の方がねぇ。
これは良いなあと思って良く見たら、思ってたより一桁違ってました。
こういう高級なものを売っている静かなお店は入ってしまうと買わずに出るのに少し勇気がいったりして、折角なので安いもので何か・・とワイングラスをお買い上げしました。
次に「宮之城ちくりん館」に寄る。
野菜や総菜に混じってメダカやカブトムシが結構なお値段で売ってます。
周囲は自然がいっぱいなので、店のお兄さんたちが明け方に山に入り桑の木なんかをボンと蹴ってパラパラと落ちてきた虫をそのまま店頭に出すんでしょうね。
そこから1時間、やっと黒の瀬戸大橋に着きました。
海を渡ってすぐにある「道の駅だんだん市場」。
すぐ近くの海で採れた新鮮なお魚さんや島で作った野菜を安くで売っています。
小さいけれど尾頭付きの鯛と野菜を少し、前に買って個人的に☆三つをつけた「長島しぐれ」というお菓子も購入する。
さあ、そろそろお腹も減った。
目指すはいよいよ最終目的地、島の最北端にある「長島大陸市場」というお店。
途中でゴジラや大フクロウを見ながら20分ほど北上してやっとこさ、店の駐車場に到着しました。
家を出てから3時間半、いよいよ新鮮な取れたての魚介類で作る美味しい海鮮丼を食べるのだ。
他のお客さんも車を出て店の方に向かっています。
早く行かないとテーブルが埋まるかも!と慌てて正面玄関に回って入ろうとすると・・・
ドアに一枚の張り紙が・・。
な、な、なんですと・・
「海の日なので臨時休業」
オイオイ、ちょっとまて!待ってくれぃ!
海の日は知っていますよ、えぇ、知っていますとも。
海の日って、みんなで海に行きましょう、海を楽しみましょうという日で、こういう日は漁港の町って観光客も賑わうんですよね・・
(知らんけど・・)
普段は出てこないような凄い美味しい海産物とか出してくれて、海鮮丼の魚の量も一割増とか、なんかそういう・・
いくら心で叫んでも、目の前には「休業させていただきます」というゴシック体の太文字とガラスに映るうちの奥さんのボー然とする姿しかありませんでした。