マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

京成電鉄「旧博物館動物園駅」へ

2018年12月16日 | 東京散歩

 この駅を実際に利用したことは無かった。ただ上野の杜には折に触れてよく出掛けるので、そこが京成電鉄の、上野発の電車が最初に停車する駅であることは知っていた。京成本線は京成上野駅から上野桜木まで地下に潜っていから、この建物が地下にある駅への入口であることも分かっていた。
 その駅が廃止され、建物入口も封鎖された。そのことを知ってから、利用すれば良かったと残念な想いが湧いて来た。そんな気持ちは直ぐに忘れてしまったが、確か東京新聞だったかに、内部の整備終了後公開する
との記事が載って、この機会に是非見ておこうと思った。
 1933(昭和8)年12月に開業されたこの駅は、乗降客の減少などにより1997(平成9)年に営業を停止し、14年前の2004(平成16)年に廃止となっていたのだ。駅名のとおり、東京国立博物館や動物園などへ行くには実に便利な駅だったはず。

 11月23日(金・祝)~2月24日(日)までの金・土・日の期間限定での公開・展示とも書かれていて、早目に予定に入れ、12月14日(金)に出掛けていった。





 入って直ぐに真上を見上げると円錐形の天井が目に入った。出来た当時はモダンだっただろう。階段を踊り場まで下りて、右折するとガラス扉の仕切りがあり、そこから先は行き止まりだった。今現在電車は走っているわけだから、多分ホームへは行かれないだろうと予想していたがその通りで、ガラス扉越しに切符売り場と改札場が見えただけで満足した。電車通過音が微かに聞こえたような気がした。