6月30日(木)の朝6時46分、はやて115号にて、上野駅から今回の東北を巡る旅はスタートしました。新青森到着11時09分。東北新幹線が八戸から新青森まで延びたお陰で、なんと所要時間3時間23分での到着です。”上野発の夜行列車降りたときから~~”の時代は遠くへと去りました。はやぶさ号の場合は東京⇔新青森間を3時間5分での運行予定との事。
今年のジパング倶楽部の特別割引切符は4日連続利用可能。その事も原因の一つか、この列車超満員です。車内放送曰く「この列車は全席指定で、指定は本日全席売り切れです」と。途中、例えば仙台で下車する人がいると、その空席は直ぐに埋まります。
新青森から青森へは特急つがる1号で。この乗り換えで、新幹線から特急への乗り換え移動者が超多数の為、特急への乗車に時間がかかり、駅員は平常心を失ったのか「次の駅では、停車時間に余裕があります。慌てないでご乗車下さい」などとノタマイます。次の駅青森は終点だよと心の中で呟きました。 初日の目玉はアウガ新鮮市場。青森駅付近の複合ビル地下に位置し、青森の近海で取れた新鮮な地魚など豊富に取り揃えた店舗が90軒ほど集います。又、安くて新鮮なものを食べさせる数軒のお店も入店しています。この魚市場、かっては地上にあり、何度か利用した事がありました。青森駅周辺の再開発に伴い、地上からビル地下へと移動したのです。(地下にある新鮮市場)
今回はその店舗の中で人気第一とされる寿司店「三國」へ。私は中トロ丼1600円を注文。沢山盛られた中トロに満足。
地下に新鮮市場を持つこのビルは実はマスコミや地方自治体関係者から多くの注目を集めていました。例えばこのビルの6階~9階には図書館が入り、5階には300人収容の大ホールもあります。この為、このビルには多くの人たちが集まり、その結果として青森駅周辺が大きく活性化した歴史を持ちます。街活性化の秘密を探ろうと、数年前までは地方自治体からの見学者が後を絶たなかったのです。(ビル5階の広場)
街興しや村興しの好きな私は、当然このビルを9階から地下まで見て回りました。地下1階がアウガ新鮮市場、1階から4階までが売店などが入る商業施設、5階から6階が「青森市男女共同参画プラザ・カダール」、6階から9階が青森市民図書館(9階は書庫)となっています。5階は吹き抜けとなり待ち合わせ場所としても利用しやすい作りとなっているなど、老若男女の誰もが利用できる様な配置になっている事が、多くの人が利用する大きな要素と見ました。ただ近年はビル債務問題で苦戦しているとも伝えられています。(図書館入口の看板)
青森から津軽54号で弘前へと向かいました。