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年を越してしまったが、昨年を振り返ってみたいと思う(笑)。
冒頭は、昨年より導入したPENTAX Qに専用魚眼レンズをつけて撮影したアオサナエだが、このシステムは
速写性に欠けることにはがっかりしたものの、ほぼ期待通りの描写をしてくれた。
このカットは昨年から必需品となったオリジナルカレンダーの1月の画像に採用した。
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つい最近も爆弾低気圧で大雪が降った(自分もその影響を受け、当日帰宅に苦労した)が、昨年4月の爆弾低気圧
との因果関係を否定できないのがこのホソミイトトンボ。個人的には、地元では実に36年ぶりの出会いとなった。
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春は大体ムカシトンボから始まるが、昨年も地元で羽化をどうにか確認。成熟個体が飛翔するポイントも一応掴んで
はいるが、チャンスが少な過ぎて、2011年に続きほぼワンチャンス状態だった。
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2011年は、アポランター90mm(代表作)とDA35mmマクロ(代表作)が機材の目玉となったが、何と両方とも盗難に
遭ってしまった。
2012年は心機一転し、機材の目玉の一つとなったのが、フレクトゴン35mm。当ブログでは度々このレンズでの画像を
取り上げてきたが、実にオールディな写りをするのが面白くてだいぶはまってしまった。残念ながら、絞りの壊れた
ジャンクを掴まされたので、普通に絞った描写を見ることが出来ないが、ただでは転ばない自分なので、色々と細工して
楽しませてもらった。また、PENTAX独自のホワイトバランス CTE との相性も良く、ホワイトバランス設定込みの撮影
の楽しさも今まで以上に味わった。2013年の目玉は現在構想中だが、M42の扱いは煩わしいので多分新機軸で行く予定(笑)。
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冒頭にもあるPENTAX Q+専用魚眼レンズも、2012年の目玉となったシステムだ。
羽化、静止個体の魚眼撮影は、そのうち飽きるだろうと思っていたが、思いのほか面白く、シーズンいっぱいこの撮影システムは
稼働した。2011年は、K-xまたはK-20DにDA14mmをつけた広角撮影がこの手の手法だったが、周辺流れが個人的に気になって
仕方がなく、最初は嫌いだった魚眼の描写もだんだんその面白みがわかってきたので、完全にこちらのシステムに取って代わり、
2012年中はDA14mmの出番は殆どなかった。
(初夏編につづく?)