今年の梅雨入りは平年並みのようだが、何だかここ数年は平年並みと言われても表面だけという気がしてならない。
そう言いつつも今日などは梅雨らしいどんよりとした天気で出かける気もそうそう起きなかったが、昼近くになって
少し空も明るくなったので川にでも出かけてみようと思い立った。
サナエの羽化には時間的に微妙だった。川におりると出迎えてくれたのはホソミオツネンのカップルであった。
今日はどんよりとした空だが空気は澄んでいて遠くの山もくっきりと見え、魚眼撮りにはもってこいだろうと思って
いたが、どうも撮影ポジションがうまくつかめずせっかくの空模様との競演は今ひとつだった。
アオハダ、ミヤマカワが飛び交う中川を散策すると、時々コオニやオジロが飛び立つ。
これから後は夏のサナエが川をにぎやかすことになるだろう。
そこそこショットもおさめたので、梅雨らしいショットでも。。。と場所を移動する。
暗くて条件が悪かったし、あまり気合いも入れなかった割には、そこそこ気に入ったショットが何枚か撮れた。
フレクトゴン35ミリはこの焦点距離のクラスに違わずピントのつかみやすい
レンズだ。今シーズンこのレンズの面白さにはまっているのは周知の通りだが、実は自分のレンズは絞りが壊れていて開放で
しか使えない。だが逆に絞れたとしても非現実の世界から現実に引き戻されてしまうだろうから今のままで良いと思っている。
故DA35mmも良いレンズだったが、雰囲気を醸し出す力はフレクトゴンの方が数枚上手だと思う。
色が飽和し塗り絵のような面白い感じになった。
佇む感じ。