《奥のコンテナから取り出してコンベアに乗せると、葉の切断、洗浄、サイズ選別まで自動。ダボール詰めは女性陣が行い別のコンベアに乗せると手前のベルトベルト梱包機に至る》
夏大根と漬物用秋大根があるのは知っていたが北海道にも春大根というものがあることは知らなかった。
4月初めからトンネル栽培をして3ヵ月で出荷される。その年の気象にも留意して品種を選ぶのは経営主の腕の見せ所らしい。
JAから連絡があって今週は3日間、8:30から午前中だけの洗浄作業に行ってきた。5月の田植え以来だ。
選別作業をするパートの女性陣が減って、半日操業になっている。
作業ハウスに行くと早朝に機械で掘った丸々の大根が10個のコンテナに入って積まれている。半日の処理量だ。
3人で洗浄機のコンベアに乗せる。葉っぱは畑で大体カットされているがダンボール詰めのために更に切り揃えられ洗浄ドラムへと運ばれる。
スーパーで売られている大根の葉っぱが殆ど無いのはこのためだ。ミニトマトやメロンのようにヘタやツルを付けなければならない果菜類もある。
「消費者が・・・」とよく聞くが消費者はどこに居るのだろうか。ただでさえ減少している労働力がそのための作業に割かれる。日本の農産物の規格には「消費者が・・・」という意味の無い拘りがある。
などと考えながら単調な作業は続く。
今回のO農場は昨年の秋大根の作業で行っていた。息子さん二人のうち、長男は園芸の〝武者修行〟に出ているとか。
次男も農業を継ぐ決意をし、両親の指導を受けて我々と一緒に働いている。将来、仲良く兄弟で農場を営めればいいなと思う。
帰りに大根を貰って味噌漬けを作って貰った。
来週も続く。