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親子で手の込んだボードを作ってくれて、上り初列車に手を振ってくれました。近くではJR東日本の施設系社員も手を振っていました。お祭りムードですが、これからが大変です。 22,10,01 07:55頃 会津越川―本名 426D (PS コントラスト修正) Canon EOS1DX MarkⅢ
11年前の07月豪雨でいくつもの橋梁が流されて一時は廃線も覚悟した只見線ですが、関係者のみなさまの並々ならぬご尽力の結果、晴れて2022年10月01日に会津川口ー只見間が上下分離方式(施設関係を福島県が所有し、JRが運行する)で運転が再開する事になりました。
不通以前から四季折々に好んで訪れていた只見線だけに全線運転再開はとても嬉しいニュースとなり、再開初日は多少の混乱を覚悟が必要でも現地で体感したく出撃する事にしまたのは言うまでもありません。
今回は初めて干支でひと回り半歳下のM君と示し合わせて京急東神奈川駅に09月30日の23:40に合流して首都高ー東北道で北上。いつもは会津若松側を目的地にするのですが、今回は只見駅から撮影を開始するので普段とルートが異なり矢板インターから会津田島経由で只見駅前に01日の朝、06:10頃に到着(途中、会津田島のセブンイレブンの駐車場の片隅で2時間ほど仮眠)。
現地は快晴のはずが霧の中。特に霧の多い会津ですから、こればかりは致し方ありません。まずは運転再開初列車となると426Dを会津蒲生駅で撮影し、そのまま追い掛けるわけでもなく第三代目D型FORESTERを走らすと列車には会津横田駅付近で追い抜いていたようです。そのまま進むと会津越川ー本名間でお母さんと子供、そしておじいちゃんがお手製のお祝いのボードを掲げて列車を待っているのを見つけて、そこにいれてもらい撮影する事が出来ました。
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大変な思いをして、やっと代行バスに乗り込んだ423Dの旅客に対して激励の手を振るYプロです。優しいですよねぇ! 22,10,01 10:31頃 本名駅付近 (PS コントラスト修正) Canon EOS1DX MarkⅢ
その後は本名の夏井川橋梁で423Dを撮影しようと現地に到着したらYプロに遭遇。Yプロの情報だと下りの初列車となる423Dは塔寺ー会津坂本間でブレーキ不緩解で停車しているとの事。それも現場だの処置が出来ず、前途運休させるために旅客を現場で降車させ代行バスに乗せるとの事。とんでもない事になって来た様です。
この状況では当分列車は来ないと判断してお目当ての場所に三脚だけ立てて、第三代目D型FORESTER車内で居眠りしたり、本を読んだりしながらまったりして情報を収集していると、423Dは会津坂下駅まで回送で戻ったとの事(推測ですが不緩解故障が解消しないため、当該の台車のBCコックを反位として、ブレーキ率低下のため旅客を降車させたうえで速度制限を受けて回送したのではないでしょうか?)。
そして全線運転再開記念列車の9421レは遅れながらも運転と言うと情報が入ってきました。しばらくすると地域の防災無線でお目当ての臨時列車の運転情報が流されて現場の本名付近は14時頃に通過と知らされ、本名付近に08時頃に到着から通過をひたすら待つ事にします。
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2時間以上遅れてやって来た全線運転再開記念列車に地域の人が総出で手を振ってくれていました。”2時間も待ちくたびれたでしょう?”と聞くと”11年待ったんだから、2時間くらい大したことじゃないヨ!”の言葉に思わず男泣き(涙)。 22,10,01 14:18頃 会津蒲生―只見 9421レ +約130分 Canon EOS1DX MarkⅢ
防災無線の情報を頼りに言われた時刻になり三脚の場所に戻ると程なくして120分以上遅れて14:00頃に只見線運転再開記念列車の9421レが通過し、それを撮影。その後は周囲の車の流れに合流して国道を走っていると会津大塩付近で9421レを追い抜いたので、そのまま走り会津蒲生ー只見間の叶津付近で撮影するため、車を停められる場所を探していると〝ウチの駐車場使ってください!〝と本当にありがたいお言葉を掛けていていだだき、ありがたく駐車させてもらい無事、撮影が出来ました。
下りのDE10牽引の旧客列車が遅れたので、必然的に上り列車も遅れる事が予想されます。JR東日本の運行状況にも告知され、また警察のパトカーからのスピーカーで上り列車は15:20目途に只見駅を発車という事で、定時運転では光線の周りの悪い叶津のコンクリート橋を半逆光で撮影する事にします。
この日、雲を見ることはなく晴天の元、傾いた太陽光線を浴びてギラギラ光るDE10を撮影出来て、思わず一緒に行動しているM君と固い握手。その後は遅れている430Dを撮影(この列車は所定なら423Dの折返しとなりますが423Dが車両故障でウヤとなり充当車両が無いために会津若松発会津川口行の425Dを小出まで回送したようで、そんなことをするなら回送ではなく救済臨として運転すれば良かったのに、なぜ回送にしたかに疑問を感じます。←一部の情報だとね回送列車とのの話でしたが旅客を乗せて運転したとの情報もあります。)
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定時だったら、こんなに光線状態良くないはずでした。”遅れてくれた”と言っては不謹慎ですが、良い光線でお目当ての列車が撮影出来て満足でした。 22,10,01 15:20頃 只見―会津蒲生 9422レ +約110分 Canon EOS1DX MarkⅢ
大幅な列車の遅れに振り回された一日でしたが、結果よければ全てヨシ!で充実感で終わった一日でした。
今宵宿は会津若松で只見から会津若松まで移動し18:30に投宿。M君と祝杯をして(たまたまこの日がM君の誕生日という事で、居酒屋の小姐に言うと店長に話してくれてワンドリンクサービスしてくれました)21時過ぎに就寝。夜中に少し起きたもののそのまま朝まで爆睡でした。