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丸瀬布・雨宮21号 雪中特別運行を撮る 12月16日編


 遠軽でカマチェックをして生野の踏切で撮ると言う、これ以上のお手軽はないだろうと言う撮り方をしてしまいました。ちなみに今年は常紋の峠の奥で冬季になっても伐採作業が続いていて、その搬出の道路確保のために峠への生田原側の道は除雪が頻繁に行われているそうです。15日の朝は生田原からお立ち台近くの踏切まで自動車で行けたそうですが、その日の午後に除雪されたらしく16日の朝時点ではお立ち台の146KPの撮影地横まで何とか車で行けたそうです。今年は峠の撮影に眼が離せられません。    12,12,16 生野 8071レ 08:07頃  Canon EOS7D

【12月16日】
 15日は朝が早く、ろくろく昼寝も出来なかったので爆睡で、トイレに一度も立つ事なく16日の朝を迎えました。05:45少し前に起床し風呂に向かいます。身体が暖まりいざ出発です。今日の天候は雪の様です。週間予報では土曜日より日曜日の方が天気が良いと言うことだっただけに雪空にはガッカリです。まずは石北臨貨8071レのチェックと、朝飯前調達のために遠軽に向かいました。天気は深々と雪が降り撮影には最悪です(これは私の好みから生じる主観であり、雪景色の撮影を好む方も多くいらっしゃる事は重々承知しております)。
 遠軽では朝食をかじりながら石北臨貨8071レを確認(カマとコンテナの積状況)し、撮影に向かいます。予定では更新機でも常紋の峠に入るつもりでしたが(前夜、夕飯で利用した食堂のマスターが峠の奥で伐採をしているのでうまくすると146KPまで除雪しているかもしれないと言う情報をもらったからでした。しかし吹雪が凄く見通しが悪かったらので8071レはお手軽に生野駅の踏切でお茶を濁して丸瀬布に向かう事にしました。
 丸瀬布の街ではまだ燃料は沢山残っていましたが地域にお金を落とすと言う意味で給油をしてから雨宮21号が走るといこいの森は向かいました。
 現地には9時過ぎに到着。雨宮21の運転は10時からとの事でしたので車の中でまどろんでいると、気がつかないうちに試運転が走っていて慌ててカメラを1台だけ手にして走って行く羽目になってしまいました。


 晴至上主義者の私でも、たとえ太陽が見えなくてもこの光景には身震いするほど感動を憶えました。   12.12,16 丸瀬布いこいの森雪中特別運行 11:11頃 (6993) Canon EOS7D


 今回の雪中特別運行に携わったスタッフの方々の記念写真を後ろから撮影させてもらいました。寒さに慣れている北海道の方々とは言え、厳寒の中での献身的な活動には本当に頭がさがります。本当にありがとうございました。  12.12,16 丸瀬布いこいの森雪中特別運行 12:29頃  Canon EOS7D

 DD51と違い、カマが雪が降る中走るのはそれなりに趣があり、晴至上主義者であっても撮影にも力が入ります。ただ何度か走るので昨日の様に三脚は使用せず、手持ちでモノクロ装填のCanon EOS-1vとデジタルのCanon EOS7Dで列車毎に交互交互に撮影しました。
 本日雨宮21号の運転は12時までで、その後は一般公開のブローオフで終了とあいなりましたがこのブローオフはおもしろいものの、さっきまで動いていたカマが冷たくなってしまう様は、何十年後かの自分を見ているようで悲しくなりました。


 最後にブローオフをして一連のイベントを終了となります。だんだん圧が下がっていく雨宮21号をみていると自分の将来の姿と重ねてみてしまいます。  12,12,16  丸瀬布雪中特別運行  13:04頃  スマホ T02D

 帰りの飛行機便はSKY868便 ( 旭川空港17:20発 → 成田空港19:00着)です。雪が降り続くので余裕を持って撮影終了後、すぐに帰路に着きました。最初は途中で旭川ラーメンを食べてから空港に向かうつもりでしたが降雪と除雪車の閉塞で(想定内)時間がかかり、気がつけば旭川空港に1時間前の到着で、途中で食べられなかった旭川ラーメンを空港で食べから飛行機に乗り込みました。
 今回の旅行で初めて格安航空会社を利用しましたが、いろいろ面白い体験また場面に出くわしました。スカイマークでは搭乗手続のチェックインは機械でセルフで行います。預け荷物のタグもチェックインの際に個数を入力するとタグが出てきて客自身が荷物に着けてカウンターに預けます。カウンターも整備の男性が空いた時間に手伝っている感じですが、接客対応はしっかりしているので違和感はあっても不快感は全くありません。やはり格安航空会社を感じるのは機内のアテンダントさんです。憧れの制服ではなく私服らしきワンピースの上に会社のロゴ入りジャンパーを着て、黙々と仕事をこなしている感じです。一見、病院で良く見掛ける介護ヘルパーのお姉さんが飛行機の機内で飛び回っている感じです。良く見ると茶髪のアテンダントさんや髪を簡単にポニーテールに纏めただけのアテンダントさんもいます。その姿に接客上の笑顔はありませんが、だから何か不安を抱く様な事は全くなく、安いんだからと解釈の上で、慣れてしまえはどうってことない様です。
 SKY868便 はオンタイムで旭川空港を離陸、上空では多少揺れは感じましたが快適で安いから危ない!と言う不安は全くありませんてした。成田空港にもほぼオンタイムで着陸。ただ安いから仕方ないのですがボーディングブリッジではなく駐機場からバスなのに苦笑いです。まあ、待つていたバスは室内灯はあるし座席もあるので中国の飛行場の様な事にはなりませんでした。
 預け荷物を受け取ると19:20を過ぎていました。早速、帰りの列車を検索すると、JRはしばらく列車はありません。スカイライナーだと日暮里駅と東京駅乗換となるのでこれは何とか避けたいところです。高額になりますが苦渋の選択て横浜まで高速バスに乗ることにしました。バス停に行くと横浜行のバスが入ってきてすぐに乗れました。このバスの運転手さんがなかなかの腕で安定走行で、その上に飛ばし屋さんでした。おかげで着陸前に成田空港を出た総武・横須賀線快速に横浜駅で乗車出来て、成田空港着陸から150分で自宅に到着出来ました。


 帰路は余裕かと思いましたが、ことのほか時間が掛かりギリギリに空港に入りました。空腹だったので致し方なく空港で旭川ラーメンを食べましたが、ライス付で1,200円は少し高すぎですが空港と言う立地を考えると致し方ないところでしょうか?  12,12,16  16:38頃  スマホ T02D

 正直言えば致命傷に近い不満もいくつか挙げられますが、それを差っぴいても今回の丸瀬布開拓100周年記念雨宮21号雪中特別運行は我々を魅了する素晴らしい企画であり、このイベントに携わった全ての皆様に厚く御礼申し上げます。
 これだけの集客力イベントはそんじょそこらに転がっているものではないので、次回の雨宮21号の雪中走行を期待したいものです。

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コメント一覧

福臨鉄
酷寒の地にはるばるお疲れさまでした。
ヤブ医者の毒薬漬けのおかげで10年前の六分の一の収入になり、
とても北の大地は踏めなくなり、旭川までどうやって安く行こうかと
妄想旅にふけるだけに終わっていたので現地の模様がよくわかる
画をお載せいただきありがたかったです ^^♪

まだ、オホーツクに食堂車がついていた頃とちょうど10年前の
秋に訪問していますが、ゆっくり時間が流れる楽園のような
一帯でした。
石北本線も月末にはDFが試しに足を踏み入れるやの怪情報も
伝わって来て変化が起きるのでしょうか?
テレビニュースで生田原で-20℃の報道。40年前もフィルムがバリバリ切れちゃう寒い所でした。
DT200A@T02D
水郡線故郷様
なにを好き好んでこのブログに関わる事になってしまったか?呆れ顔の私なのですが・・・まずはご投稿ありがとうございますσ(^◇^;)

>83年夏に雨宮21号を撮りに行きました。丸瀬布駅から遠いんですよね。行きも帰りもヒッチハイクしたのを思いだしました。

 たしかに車利用でないとアクセスはバス以外ありませんのでヒッチハイクも頷けます。丸瀬布の角のコンビニ(セイコーマート)はそのお店で作っているお弁当やおにぎりを販売していますが、これがなかなかで、コンビニとは思えない美味しさです(^_^)/
水郡線故郷
83年夏に雨宮21号を撮りに行きました。丸瀬布駅から遠いんですよね。行きも帰りもヒッチハイクしたのを思いだしました。雪とSLなら三笠の「てつげんコークス」のカマもお勧めです!!
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