
ベストの光線で清水谷戸隧道を行く1129号機です。宮原機関区に新製配置されたために首都圏にはなじみの薄いPFの1両でした。東京機関区のPFはブルトレ仕業があるために制輪子交換の邪魔になるスノープロウを外すのは納得出来ますが、走行距離のあまりない宮原機関区のPFも東京機関区に倣ってスノーブロウを外すのはどうしてだか納得出来ませんでした。この1129号機は残念ながら今は現存しないPFの1両です。 86,09,04 東戸塚 8113レ EF651129号機 オリンパスOM1 TRI-X スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
30年前の09月になると東海道・山陽線の団臨は徐々にPF牽引にとって代わっていく時期でもありました。趣味的にはゴハチのHゴムよりはまだPS22のPFのほうがマシと、あまり魅力を感じず疑問を持ちながらも撮影してました。また当時は団臨の本数も増加傾向にあり多い日には撮り切れないくらいの本数が運転される時代でした。そのため天気が良くさらに他の被写体もない他に所要もない日なら近場限定で撮影する事がちょくちょくありました。
EF58はHゴムに凝りすぎただけに号機によっては見向きもしなかったり、逆にお気に入りのEF58なら仕事を休んでも撮影に向かっていただけにEF62もそうでしたがEF65PFもEF65PF以上を求める事はないので(そのなに価値のある機関車では無いという事になりますが・・・)ナンバーを気にしなくて撮影出来るので気が楽でした。じゃあなぜ撮影したかと言えばこの機関車にもきっと終焉が来る。その時の記録のためと言う意味合いが大きかった気がします。

宮原機関区新製配置のPFはEF58淘汰目的だったのに対し東京機関区に新製配置されたPFはEF65P淘汰目的で新製された機関車で我々の印象も少し違ったイメージを持っていました。この機関車は田端運転所で現存するそうで何よりです。 86,09,22 保土ヶ谷―東戸塚 9345レ ナコ座 オリンパスOM1 TRI-X スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED