DT200Aの庫 (goo-blg)

10年前の1月 夢の電蒸運転


 完全逆光ながら川面の反射光でシャドー部のステンレス帯が輝く瞬間を狙いました。忘れ得ぬワンショットです。  01,01,06 渋川 9733レ スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED

 10年前の1月に撮影して印象に残っているのが、上越線でのC58363号機とEF5861号機の重連運転です。
 これはD51498号機が検査のためにC58363号機が充当されたのですがC58はD51に比べ非力で上越線の勾配を12系6両を牽引する事が危ぶまれ、さらに降雪の抵抗を考慮すると補機が必要でした。
 そこで上野から同列車を牽引してきたEF5861号機を補機としてそのまC58363号機の次位に連結し運転される事になりました。
 撮影者側としてはこの手のイベント列車では補機が連結される事は嫌がれプーイングが出るのが通例ですが、我らが崇拝する教祖様が連結されるとなれば事情が異なってきます…と言うか、EF5861号機が連結していなかったら撮影に出掛けなかったかもしれません。
 当日は湘南チサ區様と撮影に出掛けたのですが、この日はカップルの日帰旅行用に発売されていた”ふたりのスーパーホリデーパス”を利用しました。この企画きっぷは東京起点150キロ見当のエリアを同一行動する条件で自由席なら新幹線も含めて全てフリー乗車と言う使い勝手の良いきっぷで、カップル対象ま商品でしたが通達には男女の限定の文字はなく同性でも利用可と言うものでした(ただし、同性で使用した例は極めて少数と思われます)。
 この”ふたりのスーパーホリデーパス”のおかげで、いつもは早朝の高崎線の普通電車に乗るのですが、この日はゆっくり家を出て東京から上越新幹線で高崎まで乗り、高崎から渋川までも特急”たにがわ”に乗車と通常では考えられない行程で渋川に向かいました。
 その頃、大正橋のシルエット側の写真は発表されてはいましたが、足場が何処だかわからずタクシーではなく徒歩で17号バイパスを歩いて行き、やっとの思いで撮影地を見つけました。
 冬の渋川・大正橋は北風で順光側で撮影していると煙が北風で手前に流れる事が多々あります。逆光側だとその心配はありません。この日も煙は北風に流されいるのがわかり、逆光側で撮影して大正解だった様でした。
 思い通りに撮影が出来、湘南チサ區様と固い握手をしたのは言うまでもありません。
 撮影後は渋川まで徒歩で戻り”ふたりのスーパーホリデーパス”を活用してまたもや”たにがわ”の自由席で水上に向かいました。渋川は晴天てしたが敷島くらいから雲が出てきて、水上は吹雪でした。
 定尺レールのジョイントを聞きながら抵抗制御の185系の゛たにがわ゛から眺める雪景色は格別でした。新幹線もたしかに便利だけど、こんな余裕の旅情がないなぁ!と強く思った事を思い出します。
 折り返し列車は水上15:20発ですが、この時間帯の上り列車は撮影地がほとんどないと言って過言ではないので、真っ白に変身したロクイチ様の姿を拝むと、寒さに負けてそそくさと上り普通列車に乗って(東海道線を除けばこの日、唯一の普通列車でした…笑)高崎に戻ってしまいました。
 高崎に戻ってこのまま帰るのももったいないので、長野新幹線で軽井沢へ。軽井沢ではEF631号機の姿を眺めてから、駅前で綺麗な夕焼け仰ぎ、おぎの屋の峠の釜飯を駅構内で購入しました。スキー客で超満員の゛あさま゛の車内のグリーン車のデッキ床でビール片手に釜飯を頂き、あっと言う間に東京に到着。あまりにも速いのでびっくりりながら東海道線に乗車して帰宅しました。
 ちなみに翌日は湘南チサ區様にとって初めての中国・蒸機撮影出発日でした。

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